まだまだ冬の味覚を楽しむみなさん、こんにちは。東南アジアの謎の味付けを日本と同じ価格帯で嫌々食べる宮下です。
すまん!また更新が!というのはこの際もうナシにしましょう。
色々すったもんだがありましたが、ついにカンボジア入りを果たし、日本人が海外旅行で一番の満足度を感じるアンコールワットまでたどり着きました。いやー、まぁ、色々あったのはいずれ書くとして・・・
この日記は一応私のことを身内に伝えるものでもあるので簡単に今の状況と今後の予定を書きます。
1.バイクで走行中に転倒→本人無事だがバイクのエンジンオイル漏れ発生
2.修理に出すもエンジンオイル漏れ完全には防げず
3.これから行く予定だったラオスをキャンセルしてタイに戻ったら東南アジア周遊終了予定(NEW!)
ラオス行かねーのかよ!って感じですか、私もです。
でもね、最悪エンジン焼き付いて動かなくなったり、発火する恐れもあるから今回は見送りだね。バイクも乗った後売ろうと思ってたけど、事故車なのでスクラップですなー、いくらかかるのやら・・・
まぁ、ラオスには機会を作ってぜひ行きたいです、なんせ最高に楽しいからね。
で、日記の続きです↓
—1月28,29日—
この両日は写真まったくないんです。何やってたかっていうとダイビングのライセンス取ってました。
実は宿泊したプーケットの安宿がダイビングショップ併設でそこに泊まっていた日本人の人から話を聞き、
「いい機会だからとったろ!」ということでその研修を受けてました。
ライセンスの種類はオープンウォーターというもので、これがあるとインストラクターではないバディ(相方)と潜ることができるんです。
どうせ潜るんなら友達とのほうがいいだろってことですね。
結果、普通に取得できました(健康に問題なければ普通に取れる)
プーケットは世界的にダイバーに人気のスポットも近く、そんな海での研修はそりゃもう楽しかったです。
陸地とは全く違う風景と水中で呼吸できる素晴らしさにに感動しました。
今は一眼レフ用の防水ハウジングがあったりするのでいつかそういう完全装備で潜ってみたいな。
—1月30日—
この日はプーケット滞在最後の日。午前中は単独行動、午後からは宿で一緒になったのもの何かの縁ということで新しくできた友達とプーケットを散策します。
朝、オープンウォーター取得のために通ったビーチに写真を撮りに来ました。この色鮮やかなボートが白い砂浜とセルリアンブルーの空に調和する鮮やかさなんです。ここに黒塗りのシックな船だったらちょっと合わない、南国みたいに自然の色彩が鮮やかだとそういう感性が伸びるんだろうな。
小舟に掲げられた旗。この旗の青は王族を、白は建国の象徴となった白象(宗教)を、そして赤は国民の団結を表しているという。国旗の意味はもちろん国によって違う。フィリピンの国旗なんかは青と赤が多くの部分を占めてるんだけど、戦争状態になると国民を奮い立たせるために、逆の配置で使われたりするんだとか。今気づいたけどエンジンの回転体の部分だけ違う色が使われている。
プーケットにあったお寺「ワット・シャロン」。この角度でみると結構荘厳な感じなんですが・・・
そのすぐ手前には目の焦点があってない人形が置いてあります。こういうところがタイっぽいなぁ、と謎のタイらしさを感じるようになりました。
宗教施設の多くで感じるのは「中が案外広い」ということですが、それは一重に高さがあるからです。屋根近くの彫刻は(私の目が悪いのもありますが)細かいところまで肉眼であんまりわかりません。でも、ズームレンズで覗くとかなり細かい造形までしっかり作ってあるのがわかります。街の電線はスーパー適当なのに・・・やっぱり宗教ってのはすごいね。
あ、これがワットシャロンの本殿ですね。なんでこんな画になっちゃったかっていうと、この手前にバスが間違って入ってきちゃったみたいで立往生してたんです。え、これ以上下がれないので仕方なく魚眼レンズで撮りました。こんだけ広いと空に明暗のグラデーションが出てしまう。
レンズも替えず、そのまま入場。前の人に倣えば宗教的な所作もある程度真似できるんですが、その中に心が入ってるかっていうと一切入ってないですからね・・・金色の像を見て「あなたは誰なんですか・・・」と思いながら祈るフリも嫌なので、ここは純粋に地元人にとって邪魔でしかない観光客に徹します。日本のお寺との一番の違いは、カラフルさとお城っぽさですかね。石を使ってるから宮殿みたいに見えるのか、同じ仏教でも完全に異世界の空間です。
上のカラフルな模様は宇宙を表してるのかな。ここは床がひんやりして居心地が最高にいいですが、あんまりゆっくりしてるとほかの場所に行けなくなるのでそろそろ移動。
道行く地元の人に聞いたら展望台からならいい写真が撮れるだろう、ということを聞きそこに向かうことに。道は市街地から直接行けるところと迂回路の2つ。Google mapで薄くつながっているので行けるものかと突っ込んだらちょっと無理だ。徒歩で通る道みたいで凹凸の横には崖や1mくらいある穴が空いてたり・・・落ちる前に引き返すか。
そのころにはすでに昼の時間だったので、宿に戻って友達と合流、プーケットの街並みを観光することに。プーケットの旧市街に残されている建築群は中国とポルトガルの影響を受けた中国・ポルトガル様式(シノ・ポルトギース・スタイル)と呼ばれているそうです。たしかにヨーロッパっぽい感じもするけど、一階を見るとそうでもないような・・・カラフルな色合いは青空に映える鮮やかさでした。
街がオシャレだとテンション上がるよね。西洋と東洋の様式が入り混じっているとはいえ、全体的のヨーロピアンっぽいところだな。先に何があるか全然知らないけどフィーリングで進む。やっぱり外国人観光客が多いのかアルファベット表記がたくさんあった、中には「ハンドメイド」とカタカナの文字も。この日はシーズンオフと平日が重なって我々しかいなかったけど、繁忙期には混み混みかもしれない。
この先に何があるのか勇んで進むと地元の小さなショッピングセンターでした。タイが比較的治安いいとはいえ進むごとに煩雑かつ薄暗くなっていくとちょっとビクビクするなぁ、その辺、単独行動よりはよっぽど心強い。
その後も「気が向いた方に進む」というルールだけを守り続けて30分ほど。一人でも楽しいことは楽しいんだけど外国のツッコミどころみたいなのを共有できるのは団体行動ならではだよなー、楽しかった。
オシャレで色鮮やかなオールドタウンはすぐに終わって、すすけた色したアパートみたいなのが乱立するタイらしい町並みになりました。この電線は結構な数ですがタイの中ではすごく綺麗になってる方です、工事した人エライ!
バイクを取りに戻る間にみた矢印看板群。ここまで来たら商店街マップみたいなのを作った方がいいんじゃないかと思うんだけど、こういうところがこの街らしくていいのかもしれない。
この後、どこに行くのか迷ったんだけど「そういえば展望台に行ってないなー」ということでそこに向かうことに。午前中のヤバすぎる道は避けて迂回路を行く、展望台が近づくにつれて木陰が多くなってありがたい。あくまで走ってきた体感だが、なかなか見通しが効きそうな高さだ。ちょっと期待が高まる。
駐車場にバイクを停めていざ展望台へ。白亜で塗られた外壁にカラフルな窓、この街らしくオシャレです。
展望台からの眺めは・・・うん、普通だね!あ、普通にいいねってことね。でも、特別いいわけでもないね!って意味でもある。街は上から見下ろすと実はあんまり日本と変わらないんじゃないかって印象を受けるくらいでした。
まぁ、これは持論なんだけど人が絶景と感じるにはいくつかの要素があると思う。その中の一つに「視界に占める特徴的な景色の面積」ってのがあると思うんだよね。平坦な場所で横から眺めるよりも、高さのある場所から見下ろすことでそれを稼ぎやすくなる。この要素だけに絞れるわけではないけど、一つの要因として高さを稼ぐ山からの景色ってのは絶景になりやすいよなーとか考えてました。
そんな長めのいい場所でSNSに使うプロフィール写真用の撮影会が始まりました。この休日にハジけたところを日本に持ち帰ろうって魂胆です。昼間っからビールを飲んで絶好調!
前から撮りたかった跳躍の画も撮らせてもらえました。手足長い人だと画になる、いい一枚が撮れてよかったー。
最後はちょっとはしゃぎ過ぎました。立てたビールと水平に逆立ちしようとしたら寄りかかる予定の手すりが思ったより遠く・・・本人は痛がってましたが私は腹が捩れるくらい笑いました。しっかしろ!傷は浅いぞー!
ちなみにこれが一番いい写真だと思うんだけどどうでしょうか。
その後もこの展望台で色々話して楽しみました。もし国内で出会っていたらこんな風には打ち解けていなかっただろうなぁ。出会い自体ももちろん大事だけど「どこで出会うか」ってのもその後を大きく左右する要因だよね。
日も少しずつ傾いてきたので夕飯を食べにKFCへ。そのあと二人は買い物、私は夕日を撮りに海岸へ向かいました。途中外人に道を聞かれて「俺もここの人間じゃないっつーの」という押し問答をした後、どうやら目指すところは同じだったので一緒に移動しました。人気の夕日撮影スポットです。
すでに駐車場には多くの車が止まり、わんさか人が集まっていました。その中を進んでたぶんここだという場所で待機。サンセットクルーズなのかサンビームの中へ入っていく船、この色合いだと例え浮輪で浮かぶ太ったオッサンだろうとドラマティックに映るでしょう。
ここでも中国人が最高にうるさい。楽しく談笑しているだけなのだが、ケンカしてるんじゃないかってくらい声をあげて話に割り込んでいく。こんなこと書いてもしょうがないんだが中国人はとにかくどこでも嫌われている、マナーが悪いからだ。次に聞くのが韓国人。
この両者、地元の人に仕事を回さないことでも有名らしい。例えばプーケットで何か商売を始める場合、何らかの形でプーケットの人に仕事を回すシステムを作るべきで、商品の仕入れだったり、ガイドやドライバーの斡旋を行うのが一般的だ。観光地のプーケットはタイ国民の財産であり、その財産を利用して商売をするならその所有側にも恩恵を分けることで商売させてもらう、という感覚が大事だと思う。けれど中国人と韓国人はそれをあまりしない。現地のチャイナタウンやコリアンタウンのコネを使い、これまた中国系・韓国系のツアー会社と組んでバス移動などで済ます。観光先でもチャイナレストランを使い、同一民族の中だけで仕事を完結させてしまう。
これはさすがに地元の人も怒るというものだ。タイの人はうるさくしゃべるのが嫌いらしく、それがさらに拍車をかけている気がする・・・
最近起きた出来事だと韓国系のみで統一して商売を行っていたダイビング会社の船が地元の人にこっそり沈められたらしい。恐ろしや。
ちなみに日本人は好かれていることが多いが、嫌われている面もある。仕事をリタイアしたオッサンたちの中で金にものを言わせて現地妻を作ったり、女性を買って粗暴な扱いをしたりする人たちいるためだという話を聞いた。もちろんごく少数だし、外れてるやつはどこにでもいるが人の恨みは恐ろしいので軽率な行動はしないようにしようと夕日に浮かぶクルーズ船を見て強く思いました。
そしてサンセット。空のグラデーションが美しく、ヤシの木のシルエットが紫の空に映える。伸びた岬の先から歓声が上がっていた。
夕日も落ちかけてぼちぼち帰る人が出始めた。でも、太陽が沈みきるまで粘る。太陽が少しでも残っているうちは空の色が刻々と変わり、想像もしていなかった景色に出会えることがあるからだ。
たまに雲に沈んでは下からひょっこり顔を出す。真っ赤に照らされた雲は熱せられた金属板のように太陽の周りだけ色を変えていた。
夕日が沈む直前、アンテロープキャニオンとまではいかないが木星の表面みたいな感じには大分近づいたと思う。重なる雲についたグラデーションが消える火の煙を連想させた。今日もいい一日だった、ありがとう。
この後、安全運転で無事に宿まで到着。二人とも帰ってきていて部屋でくつろいでいました。
ちなみにこの日は一切水が出なくなってしまってトイレは近くのガソリンスタンドで済ませたりしました、その時は焦るけど終わってみればいい思い出。
明日はプーケットを出発し、クラビあたりまで行ってみようと思います。
読んでくれてありがとう^^
それでは!
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