月別: 2016年1月

1月18日 ファーンからチェンダオに帰還!

みなさん、こんにちは。プーケットの安宿にチェックインできて大満足の宮下です。

タイの滞在も二週間以上経ち、大分物質に対する価値観がタイで暮らす邦人に近づきつつあります。
最初の頃は買い物のたびに日本円に換算して、いちいち安い安いと感動していたんですがそれももう昔の話。
今では○○バーツあれば市場で△△と□□が買えるな、なんて考えたりします。

これって自分の中ではけっこう大きな変化です。
金の価値っていうのはそれが何にとって代わるのか、つまりその金でできることから逆算してそのものの価値が高いかどうか考えたりするわけです。
その計算のもとになるところに日本の物価じゃなくてタイの物価が来るようになったってのは大分こちら側の生活に浸かっているなぁ、なんて思ったりします。そういうところは短期旅行では味わえない面白さかもしれないなぁ。

–1月18日–

前日にタイ北部をツーリングして綺麗な景観、やさしい人、おいしい食べ物にあって大満足だった。

今日はチェンダオに戻り、明日の登山のため、休養を取らないといけない。

 

と、思いつつもやっぱりちょっと遠出したい気持ちが勝って昨日とは別の峠道を少しだけ走って帰ることにした。通る峠道ではたまに満開の山桜をみることができる。日本より早い春を南国のタイで感じるとは思わなかった。
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峠道はやはり眺めがいい。割と変わった形の山が多くみられるので林から見える展望を見るのが楽しくてしょうがない。ひと際変わった山が見えるところではビール瓶が置き去りにされていた。タイの人も絶景を見ながら飲むという習慣があるのかもしれない。

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その山を拡大すると大穴が覗いていた。高橋さんの話だとそういう穴には大量の蝙蝠が住んでいるらしい。あそこから大量の蝙蝠が出てくる絵を撮れたら楽しいだろうなー。

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峠道を進むと開けた場所があり、休憩地となっているようだった。少ないながらも露店が並び、花壇が整備されている。日本のように整備されてはいるが、やはりどこか見たことのない花もあった。

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ここでたまたまお会いしたライダーが日本人の方で、タイに住む邦人の黒い噂とかをガッツリ聞いた。村社会とかそういうのから抜け出して、こちらに第二の人生を求めてきた人たちのあくなき派閥争いとかがあるらしい、やっぱり場所を移っても人は人なんだろうなぁ。

 

別れを告げてツーリング再開。山桜咲く道を地元の人がバイクで通り抜ける。カメラに気を遣ってくれたのか、それとも花を愛でているのか、はたまた前のライダーへの合図か・・・わからないが片手を挙げてくれた。

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山桜はそこかしこに咲いている。人だけでなく花も光も一期一会だ、いちいち停めて写真を撮る。願わくば風景だけでなく、風や気温、匂いや感覚も覚えておけたらと思うことの連続が旅にはある。

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逆光の山桜。桜色は、ひょっとしたら太陽を背にした花弁の色が由来かもしれないと思う美しさだった。

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ファインダーを一生懸命覗いていて気付くのが遅れたが鳥の声が聞こえてくる。目を凝らすとピョンピョン動き回る小さな鳥がいた。望遠ズームを振り回してようやく一枚だけ写真が撮れた、これ以上粘ると筋肉痛になってしまう・・・この辺にしておこう。

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峠道も大分下り景色は変わっていく。夢のような時間だったなー。

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人が住んでいる地域にはやはり人が住んでいる良さが垣間見える。花で着飾る家は日本にもたくさんあるだろうけどこのセンスはすばらしいと思う。常夏だから画になるのかもしれないけど。

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と思ったら何だこれは・・・

拡大すると枯れたヒマワリの集合体だった。

さっきの綺麗な家を見ている分、何とも言えない気分になる・・・まぁ、アイディアといえばアイディアだけど、もうちょっと他のアイディアとかなかったのか・・・ヒマワリのゾンビである。

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そこからまたしばらく走ってチェンダオの街付近まで来た。最後にこのお寺に寄って帰宅しよう。

相変わらずタイのお寺は豪華絢爛で、独特な雰囲気がある。この蛇はいつもワニみたいなやつに体を食われているが何か宗教的な意味があるんだろうな。

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これは本殿に続く扉。タイでは美術館というのをあまり聞かないと芸術は街のあちこちに溢れていると感じる。芸術ってすさまじい情熱と執念が根底にあって成立するものなんだろうけど、特に宗教はその資質を引っ張り出す魅力があるんだろう。

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ちなみに中はこんな感じ。たまたま通りがかったおばちゃんが何やらタイ語で話しかけてきたあと、寺を管理していると思しき人と交渉して中まで案内してくれた。こういうところって入ると気が引き締まる感じがする。

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丁寧にお礼をしてお寺を出る。寺の神木になっている菩提樹の下にはいくつものお釈迦様が座禅している。下にネームプレートがあるのでひょっとしたら歴代の最高責任者をここに祀っているのかもしれない、たぶん歴代の校長先生の写真が校長室にある、みたいな感じなんだろうなぁ。

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寺の見学を終え、また走り始める。

 

その後、安全運転で高橋さん宅に無事到着。この無事到着のイメージを今後の旅でも継続して持っていこう。

帰ってきてバイクを軽く点検したあと、部屋に籠ってカメラの清掃を行う。明日からの登山がどんなものかはわからないけど、とにかくよろしく頼むぞ!

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チェンダオ→チェンライ(114.53km)

チェンライ→ファーン(164.42km)

ファーン→チェンダオ(125.92km)

 

明日からチェンダオ山に登ります。

それでは!

 

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2016年1月17日 タイ北部ツーリング

みなさん、こんにちは。本体はタイのプーケット近くまで来ました、コンビニでジャンク漬けの宮下です。

更新が遅れてしまってすいません。日本一周のときはただ単に気が進まなくて書かなかったことも多かったんですが(←何)
タイに来てからは通信環境が良くなくて更新できないことがあります。

ご存じかとは思いますが海外で携帯を契約しなくとも、WiFiという機能を使えばネットが可能です。
日本だとあまり普及していませんが、海外では多く利用されていて、どこの安宿でもWiFiが必ずあります。
ただ、そのWiFiがピンキリで部屋までちゃんと届いているものから、エントランス付近にしか電波帯がないもの、オーナーが寝るときに本体の電源を落としてしまうことなどもあります。で、いざ作業!となったときに電波が来ていないことを確認し、パソコンをそっと閉じて就寝する日も少なくないのです(値段交渉時に確認するんだけど数時間も使うとやっぱり波がある)。

よく言葉なんか通じなくてもなんとかなる!とかって旅の先輩が言ってますが、私の体感としては「それなりになる」というほうが正しい気がしますね。文句言っても向かうだって全然わからないから笑顔で相槌打つだけですからね、相手が何か言ってるときはそれは私のリアクションなんですが・・・・

あ、いきなり言い訳で始めてしまいました。
まぁ、個人的にはこの日記をリアルの旅程に追い付かせたいのが本音です。

楽しいって言ってもつらいことも多いし、やさしい人も多いけどみんながそうじゃないからその人たちがやさしく感じるわけで・・・
思うこととか感じることとか、そりゃもう濃い日々なのでなるだけ克明に記録したいんですけどね。

今、大体十日遅れの日記を書いてるんですけど、それくらい経つとすでに思い出が美化されてる実感があります。
日記を読み返すと結構平穏無事にツーリングしてる感じになってるなーと思います。

出来事として頭に来たこととか、困ったことはたしかに覚えているんですけど、その時の怒りとか不安とかだんだん思い出せなくなります。
そういう怒りとか不安が文章に乗っかって自分の視点みたいなのが生まれるんですが、最近それが起こりにくいんだよなぁ。

だから、ちょっと安くてWiFiも繋がるいい感じの宿を見つけたらそこに滞在してババっと書き上げようかと思ってます。

 

—1月17日 日記ここから↓—-

はい、この日は1月17日、前日にタイの古都チェンライを訪れた私は街道より峠道を走りたくなってどんどん山に分け入っていくという話ですね。起きたらさっそく行動開始。泊まった宿はルームシェア形式でしたが、その日にいたのは私とオランダ人とトカゲ二匹だけでしたね。まぁ、安宿とはそういうところです。ちなみにこのオランダ人と世間話をしたときに「オランダ」が聞こえなくて「オークランド?あんたオークランドから来たの?」と3回くらい聞きました。最終的に彼は「アムステルダム」って答えてましたからね。ネイティブと英語で会話するにはまだまだ大変さが残ります。

 

そんな宿をあとにして向かうのはひたすら山の中。特にこれといった目的地を決めずに、頃合いを見て引き返すというノープランをやってみることにしました。ノープランとか危ないんじゃないの?って思う人もいると思いますが、ノープランは鍛えられます。運は鍛えることができませんが、ノープランはノープランなりに上手になります。あんまりしっくり来ない人はノープランでフラッとでかける練習をおすすめします。

 

街中でガソリンをマックスにしていざ行かん、タイの峠道。下はタイ北部でよく見かける道の風景。こういう気持ちのいい木陰の中にくぼみやズレがあったりする。

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林から覗く水田。もう少しで苗が入る時期だろう。ちなみにコンバイン?とかは珍しく、一列になった人間が苗を植えていくらしい。

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そのまま進んでいくとだんだん道に高さが出てくる。車幅のわりに全然車が通らない快走路を自分の好きなスピードで軽快に走る。横を見れば日本では到底見ることができない風景を満喫することができる。好きなタイミングで好きな時間だけ、移動や休憩を気軽に選ぶことができる。自走車両の、特にバイクの大きな強みだと思う。そして私は旅も始まって間もないこの地で確信しましたね、タイ北部のツーリングがたぶん一番気持ちいいと。

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しばらく走るとお寺を建設中の様子。休憩がてら見物する、青空に金色の塔が映える。金と白って相性いい組み合わせだったんだなー。

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そこからさらに北に走って国境付近の山の街にたどり着いた。この辺りは蒋介石が中国から台湾へ逃亡した際に、その一派が南下してタイに移り住んだ人たちが多く住む地域らしい。実際、ここで遭った子供たちには「ニーハオ!」と挨拶された。

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さらに奥を目指す。人家まばらな土埃の舞う道をタイカブでグイグイ進んでいく。

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行ける所まで行ってやろうと思ってきたが、人の気配がどんどんなくなっていくのはまずい。もう少しだけ走ったらやめようというところで女の子たちが空き地で遊んでいる、中学生くらいだろうか。暫定的に決めたGooglemapの目的地を見せて、「こっちであってる?」みたいにジェスチャーする。言葉は本当に一言も通じない。彼女たちは何やら相談しはじめた、全員芳しくない表情だ。

 

A「こいつあの遺跡に行く気だわ」

B「村長に報告しよ!」

C「賢者の石を持ってるとは思えないわね」

B「やっぱり村長に報告しよ!」

 

こういう会話してんのかなーって思っていたら一人が✖サイン。道はあっているはずだがここは素直に引き返そう。

 

手ぶれ補正を完全に無効化しそうな坂道をひたすら下りて、ようやく人の生活が感じられるところまで戻ってきた。考えれば考えるほど無謀だった、戻ってきて正解のパターン。下りは登りと別の景色が楽しめるといつも思う。登りではただひたすら道の先を見ていたが、復路ではその眺めを存分の楽しむことができた。

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その眺めの中、遠方に何やら建造物が見える。・・・あれ?狛犬でかくない?

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建造物は気になるがものを腹に入れないと力尽きてしまう。さきに食べ物を探そう。適当に腹にたまりそうなものを探りつつ走る、この地域に限ったことではないがタイには道沿いに多くの露店があるので非常に助かるし、食べ歩きとしても楽しい(歩いていないが)。そして数ある屋台の中でひときわ輝きを放つものを見つけた。

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ごくり・・・値段を聞くと150バーツだという。買おうとすると「To go?(持ち帰り)」と英語で聞かれたので「For here(ここで食うよ)」と返す。店のにーちゃんは「マジかよ・・・」って顔してました。

 

で、出てきたのがコチラ。たしかにデカイ・・・なんたって鶏一羽分だからな・・・

中にはちゃんと香草も入っていて味はすごくいい。最初の2,3口はステーキみたいでした。あとの残りは気合で食いました。隣にいたグループがやさしく話しかけてくれて完食するのを応援してくれました。

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ちなみにこっちに来て驚いたんだけどタイの人は残すのとかあんまり気にしないみたいです。焼いたサツマイモも皮を食べずに捨ててしまうという文化。まぁ亜熱帯・熱帯地域では果糖豊富な果実がやたら獲れますからね、あんまり飢餓とかは歴史にないんでしょう。

 

食べ終わって兄ちゃんにさっきの写真を見せる、デカイ狛犬が写ったあの写真だ。

兄ちゃんは接客英語くらいは話せるものの道案内とかまではできないようだ。なかなか伝わらない説明にしびれを切らして、俺についてこいとジェスチャーしてバイクをキックする。男気炸裂、黙って俺についてこいとは・・・感謝しながらついていく。するとそこから二軒だけ離れたお店についた。

 

「ここのねーちゃんに聞け、英語が話せる」

 

あ、そうだよね。まだチキンいっぱい売らなきゃいけないもんね、ありがとう。タイの人は散歩もバイクでするんじゃないかと思うくらい、バイクとともに生きているなぁ。ねーちゃんに話を聞いてお寺への道はわかった。走ってきた道とは違う道を進み、入り口に到着。

 

鳥居だ・・・寺じゃなくて神社なんだろうか。バイクを置いていこうか迷ったが、さきほどのにーちゃんが持っているバイク愛を見習って境内にバイクで侵入することにした。

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300mほどだろうか。境内にしては赤土の道が長すぎると思った矢先に見えてきました、デカイ狛犬。

第一印象は「奥のやつの目、怖ッ!」でした。目の奥から狂気が伝わってくるデザイン。

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近くで見るとやっぱりちゃんとデカイ。スフィンクスには遠く及ばないだろうが、それでも世界に存在する動物?の像としたらけっこういい線いくかもしれない。

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こっちは子供もついている。この写真は上の写真と同じく大きさを比較するものを入れて撮ろうとしたんだけど、ついていたのが広角レンズだったのでやたらと大きく見える写真になってしまった。

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中に見える本殿らしき建物、実はこれお茶屋さん。入り口にいた女性が中に誘ってくれ、お茶を淹れてくれた。

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沸騰したお湯を使っているから腹痛にはなるまい。ちなみに淹れてくれたお茶は緑茶だった。

まさかタイに来て、こんなにうまい緑茶を飲めるとは・・・

 

その後も、問答無用でお茶を淹れてくれる。

「お金全然ないよ」

困った顔で断ってもそんなのお構いなしにガンガンお代わりを淹れてくる。

一杯いくらなんだ・・・まさかそういう商売なのかなぁ。

 

お茶を飲んでいるカウンターには結構いい値段のお茶の葉が並べられていた。

やばいなぁ・・・

これでお金要求されても払えないかも、なんて考えて切り上げるべく財布を出す。

「もういいよ、おいしかった。いくらですか?」

 

すると笑顔で首を横に振った。

 

言葉は伝わらないがどうやら無料でいいらしい。

旅をして親切にされるといつも思う、どうしてこんなにやさしくしてくれるんだろう、と。

 

それは宗教的な理由なのか、その人の資質なのか、それとも反社会的な企みなのか、結局どれだとわかることもない。でも、やさしくしてもらう度、人に返せる人間になりたいと思う。

 

単語をかいつまんで聞くとどうやらアカ族の女性らしい。アカ族と言えば高橋さんに連れて行ってもらった少数民族の村で写真を撮らせてもらった人たちの部族だ。やさしい人って自分の名前じゃなくて所属で名乗ることが多い気がするな。

 

深々と頭を下げてお礼を言う。このお茶のもとになった茶畑を見るためにその場を後にした。

 

天気はいいし、お茶はうまいし、人はやさしいし最高である。タイの北部に大分ハマりつつある自分を感じながら、ローギアで急な坂道を下りていく。ホントにマニュアル車様様だ。

 

先ほど飲んだお茶が胃の中でちゃぽんちゃぽんなるのを感じながら、石だらけの道をガタガタ下りていく。その先には南国の茶畑が山の斜面を埋め尽くすように広がっていた。

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ぉお・・・・美しい。

タイにこんなところがあるなんて想像してなかった。畑の中に散在するヤシの木がたぶんこの景観を初見にしている気がするなぁ。

 

味よし、人よし、景観よし、北タイは最高です。

 

しばらく景観の余韻に浸ったあと、陽が傾いているの気づいて慌てて来た道を引き返した。

 

帰りは下りだから楽チンだと思っていたが、その下りがきついのと長いのでペーパーロック現象起きるかとヒヤヒヤでした。マニュアル車じゃなかったら休憩挟まないとやばかったかもしれない・・・

 

そんなこんなでファーンというチェンダオに近い街に下りてきました。

充実した一日だったー。

 

明日はチェンダオに戻ります。

それでは!

 

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2016年1月16日 チェンダオから北の街チェンライへ

1月16日

朝起きたら濃い霧が発生していた。

いつも見える田園とその先のチェンダオ山が全く見えない。
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いつもならこんな感じで見えるんだが・・・

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昨日高橋さんに付き合っていただいてチェンダオ山の入山登録を完了した。実際登る日までは少し時間があるのでその間タイの北部を泊りがけでツーリングしようと思う。

 

今日の目的地はチェンライ。タイの北部にある古都で日本でいうところの京都にあたるらしい。距離は180km程度なのだが、何分はじめての長距離ソロツーリングだけに緩めに設定した。スクーターも長時間乗ってどんな感想を持つかはわからない。ここは慎重に行こう。

チェンダオ→チェンライ

霧を言い訳にダラダラしていたら、霧は田園があるここの辺り一帯だけで街に出れば心配は一切ないといわれた。・・・よし、行くか。

ご夫妻に見送られてチェンダオを発つ。

 

だんだん慣れてきたチェンダオの街を抜ける。不安半分、期待半分で自分の知らない世界へ入る。

どこかで見たようなはじめて見る景色の街を走り抜ける、風が気持ちいい。

そんな街の風景はすぐに緑一面に変わる、日本っぽくないのは木が道路までせり出しているからだろうか。

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今はここしか走っていないから比較しようがないが、かなりの快走路だ。

ところどころ穴が空いている場所もあるが、概ね綺麗に舗装されていて走りやすい。高橋さんの話だと最近綺麗になってきたとのことだ。タイも国力をつけてるんだな。

 

林道の途中には近くの村人が出店しているのか露店がところどころにある。道の駅みたいなものはない代わりにこういうところが充実している。日本の峠道でよく見かける廃れた店もかつては同じ役割を果たしていたのかもしれないな。

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すごく気持ちがよかった。峠道に差し掛かるまでは。

 

今乗っているバイクの排気量は110ccだ。購入時に125ccのほうが坂道を登るのが楽だと高橋さんに言われていたが、眼前の値段に負けて110ccを買ってしまった。15ccの差なんて大したことはないだろう、そう思っていた時期が私にもありました。

 

坂道を全然登らない。ローギアにしてようやく進むレベル。セカンドギアだと加速せず、サードギアでは失速する始末。これがたぶんバイクの話ではなくて車にも同じようなことが起こっている。排気量はもちろんそれなりにあるはずだが、荷台の部分に人がすし詰めになったりしているのだから、それはパワー不足というものである。キツイ坂道になるとやっぱりつらいらしく、かなり低速で登ることになる。それを打破すべく勢いをつけて登ってしまえというのがタイ流らしい。クラクションを鳴らしながらガンガン追い抜いていく。怖い・・・

 

ギアもパワー重視のため、エンジンの回転数がヤバい。休憩をいれていかないと熱ダレを起こしてしまいそうだ。

 

峠道を登り終えてひと段落。正面に見える岩山が絶景でほんの少しだけ登ってきた苦労を労ってくれる。

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峠を登り終わったら下りがある。このくだりも結構キツイ勾配で油断しているとすぐに加速してしまう。

マニュアル車にしておいて本当によかった、エンジンブレーキ様様である。

 

大方下り終え、また平坦な道につながるころ寺院が見えてきた。

タイ語で名前が書いてあって一文字も読めないがせっかくだから寄ってみよう。

 

もちろんガイドブックに載っているようなところではない。それでもすさまじい煌びやかさである。

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日本に伝来した仏教とタイに伝来した仏教。教義が同じはずなのになぜこんなに差がついたんだろう。日本でいえばキンピカなのは金閣寺だけである。とはいえ日本に金がなかったわけではない、そもそもタイの寺院の金色は多くがペンキらしい。それに必ずといっていいほど寺院の入り口にいる三叉の蛇は日本にない。タイのコンビニで立ち読みした仏陀の漫画だと複数の頭を持つ蛇のとぐろに座禅して悟りを開いたみたいだ。うーん、こうも変わりますか・・・

 

入り口にいる狛犬。日本のより大分強そう。

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世界を旅行するうえで宗教の勉強はやっぱり欠かせないな。無宗教だけどちゃんと勉強しよう。

 

寺院を出て給油する。スタンドへ行くと大抵笑われるが冷ややかな笑いではない。ちなみに満タンのことは「テム」というらしく、この言葉だけを頼りにガソリンを入れている。ちなみにありがとうは「コープクンマークカッ」という。ちゃんと文字として書くとコープクンマークカップなんだけどタイではッのあとの子音を発音しない。ちなみにガイドブックに載っている「コップンカー」もありがとうの意味合いだが、通常は女性が使うタイプの言葉らしい。周りからするとレディーボーイっぽいとのこと。

 

小さな看板はもちろんすべてタイ語だが大きいものは英語表記もある。3kmのタイ語を素直に読むと3nmに見える、kmのあとにsをつけるのもなんだか異文化である。

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北部はいい道が多い。タイのロードマップには道路の整備状況、そしてそこからの景観が数値化して載っている。私は大学のころ、感覚を数値化する研究をしていたが、そこで難しかったのはどうやってその数字を定義するかだった。でも、この国ではそんなこと気にしない。書いたやつが「すばらしい」と思えば5がつく。

 

そしてすばらしいのは景観で5がついている道路はちゃんとすばらしい眺めを約束してくれることだ。

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めっちゃ気持ちいい。高地だからか気温も穏やかでちょうどいい。走ると爽快で気持ちいいが、停まりたくなる絶景が続くので迷うところである。

 

峠を走る主要道路から脇に逸れる細道がいくつもある。どこかの村につながっているのか、それとも田畑につながっているのか。ここは枯草や色の変わりつつある葉が多い、紅葉の季節というわけではないだろうが、そうなるくらい気温が下がる場所なんだろうな。

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峠道を三度越え、平坦な道を進むころには光に黄色が混じってきた。

そろそろつきたいなと思っていたころにワットロンクンに到着。

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おおおおおお!かっこいい!

 

ここワットロンクンはタイを代表するアーティスト チャロムチャイ氏が私財を投入して造った場所らしい。入場料も驚きの無料。だから観光客がわんさかいます。

 

よしよし、近寄って・・・

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センスより業を感じる創作物だな・・・地獄絵図を再現しようとしているのか。

しかしながら、ここは無料の施設。そういったパンフレットはあらず・・・たぶんお土産コーナーみたいなところにあったんだろうけど、夕暮れも近いからとんずらしちゃいました。

 

広角レンズで撮る。このレンズは広い範囲を画角に収めることができるのに加え遠くのものが小さく映る特徴がある。これ全部手作りなんだもんな、もちろん一人でやってるわけじゃないんだろうが素直にすごいわ・・・

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入り口のお二人。日本でいうところの阿吽だろうか。ちなみにこの二人の覇気だけでは観光客を御することは難しく、メガホンを持ったやる気のない朝黒のおっさんが通路の中央で人を誘導している。

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右のほうの人。こういっちゃなんだけど阿吽と比べて弱そう・・・アバラが見えるほど痩せているからか。

そういえばタイって上半身鍛えぬいたラガーマンとか見たことないな、土建屋さんとかもみんなスマートなんだよなぁ。

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守護神らしき二体をやり過ごし、寺院の内部へ。撮影は禁止でしたが、やっぱりタイらしく豪華絢爛という感じでした。

 

出口側から寺院を撮影。すっげー細部までこだわって作ってある。屋根の上にいる龍は一つとして同じものがない。象や魚、鳥みたいなのもいた。この白亜の城はどういうイメージで建てられたんだろう。

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出口からすぐに剣山の天井がある通路。あ、やっぱり地獄っぽいな、ここは。

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この通路を超えると菩提樹で瞑想する仏陀がいる。いや、もう悟ってお釈迦さまになってんのかな。ここに来たタイ人はみんなすべからく礼拝していく。とりあえず見様見真似で参拝しておいた。

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途中の通路にある絵馬のようなもの。それぞれの願いが書いてあるように思う。日本の絵馬は京都の貴船神社に端を発しているという。古来、馬を供物として捧げてきたが、何分馬は高級品なので馬を書いた板を奉納したことが絵馬の走りだそうだ。タイにもそういった物語があるんだろうか。

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帰り際にひと際豪勢な建物を見つけた。とにかく豪華絢爛である。

白亜の城は色がないからこそ細かいディテールに目が向いていたが、ここまでキンピカだと存在そのものに圧倒される。

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何かと思って近づいたらデカいトイレでしたね。さすがアーティスト。

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あとお土産屋さんもここに併設されてたんですが、日も大分傾いてきていて宿も着いたら探そうくらいに思っていたのでもう出発。短時間だけど立ち寄れてよかった、ワットロンクンはすごい!

 

そこからまたバイクを走らせて目的のチェンライに到着。この街には時計塔がライトアップされる有名な観光スポットがあるのでその近くのホテルを確保。当初目的にしてたホテルはすべて満室で2,3軒探し回ったけど結果200バーツの格安宿を見つけました。案内された部屋の前にある廊下にゴキブリの死体が落ちてましたが、まぁ安かろう悪かろうってことでノープロブレム!さっそく時計塔を撮影しにゴー!

 

時計塔に続く道は怪しげなバーストリート。カメラを向けていたら店の先にいた女の子数人が店内に入っていったのでひょっとしたらそういうお店もあるのかもしれない。

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やってきました、時計塔。

問題はここをどう撮るかなんだが・・・・正直ライトアップされる建造物なんて世界に無数にあるからな。タイらしさというかそういう画を入れたいところだ。とりあえず時計塔を入れてパシャリ。

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流れる車列、動かない時計塔。完全によく見る写真になってしまった。たしかに時計塔は奇抜なデザインだけど何か足りないなー・・・ボーっと交差点を見つめる。交差点はランナバウト式(信号がなくすべての車が円状の交差点に時計回りで入っていき、左折で出ていく方式)でひっきりなしに車が走っている。うーん・・・そうだな、バイクを入れよう。

タイに来て感じたのがバイクの多さ。言葉では知っていても、やはり体感するとすごい。タイっぽいっていったらバイクに尽きるよな、バイクを入れて撮るか。

 

そこから1時間は経っただろうか。

全然撮れない。ランナバウト式の交差点は伊達ではない、ずっと走ってる。しかもバイクはチョロチョロと車列を抜けるので本当に写真に写らない。しかもタイらしく三人乗りをしているやつらやノーヘルのやつらほど運転が速いので思うように写真に納まらない。

 

諦めかけたそのとき、後ろで騒ぐ外人に驚いたおばちゃんが目の前で停まってくれた。

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すかさずシャッターを切る。

 

ありがとう・・・何に感謝していいかわからないけどいただきますのときもそんな感じだし今回もそれでいいや。

 

このあとコンビニでキットカットのアイスを買ったんですが、よく見るコーンタイプのアイスにキットカットが垂直に埋め込んであって、あまりの硬度に前歯が折れるかと思いました。

 

そうして宿について廊下を歩くと、ゴキブリの死体が2体に増えてました。ってか、最初の一体を片付けろよ・・・

 

明日も距離は短め、写真撮影の時間に重きを置いて行動しようかと思います。

 

それでは!

 

 

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2016年1月15日 チェンダオ山管理局とチェンダオ土管温泉

1月15日

朝七時半ころ目を覚ます。来たばかりのころはそれなりに早く起きていたが、七時をすぎないと明るくならないのでここ最近はゆっくり起きるようになった。

 

朝の挨拶を済ませて、注意しながら裏庭を抜ける。わざと足をドンドン踏みつけながら庭を、そしてあぜ道を歩く。

 

昨日聞いた話だとこのあたりはコブラが出るらしい。

なんでも近くの家でタンスを空けたら中に待機していたそうな。田んぼが近いのでそこにいるカエルを食べに行くらしい。

 

高橋さんの家はしっかり網戸が備えてあるので家の中に入ってくることはないが、庭とあぜ道は別である。以前、家の壁の端からしっぽが出ていたため、飼っている猫を持ってきて捕まえさせようとそうだ。ねずみだろうと思ったらしい。そしたらその尻尾はコブラのもので高橋さん夫妻、そして猫ともども逃げたという。

 

出るのはコブラだけではない、サソリも出るそうだ。だから靴を履くときはいちいち裏返してブンブン降ってから履くようになった。

 

そういえば以前長期休暇を使ってタイに遊びに来たとき、バンコクのカオサン通りというバックパッカー(リュックを背負って旅をする人)御用達の場所で尻尾をちぎられたサソリの唐揚げが売っていた。獲れるものしか売り物にならないんだから、つまりサソリは結構その辺にいるということなのかもしれない。ちなみに怖いもの知りたさで食べるとエビと同じ味がした、こういってはなんだがたしかにエビっぽい外見ではある。

 

加えて巨大なムカデもいるみたいだ。大きいものは30cmにもなるという。ムカデは見た目もあれだが、あごの力が強い上に毒も持っている。高橋さんは就寝中に脇を噛まれ、数日腫れっぱなしだったという。

 

そんな場所にあるので警戒するに越したことはない。山の眺めがあまりにも見事なのでそちらに目を奪われがちだが、マジでやばいやつは足元に潜んでいる。

 

庭を抜けてあぜ道を歩く。

今日もチェンダオ山が雄々しい。

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絶妙なアングルである。馬蹄形のこの山が単独峰に見えるのはここからしかないということは日記に書いたが、この田んぼもすばらしい位置にある。

 

チェンダオの地域でこれほど田んぼが集中しているのはここしかない。日本人なら水田は見慣れているが、ヨーロッパ人は田んぼが身近にないので、庭から見えるヤシの木もあいまって、すばらしい異国情緒を感じることができるだろう。もう少しして水入れの時期になると逆さのチェンダオ山が見える。年に数回しかない真っ赤な夕焼けが重なると、言葉では言い表せないほどの絶景らしい。住んでる人だから見える光景だなー。

 

今日はそのチェンダオ山に登る入山手続きを行う。

聞いた話で記憶もあいまいだがタイには国立公園のほかに自然動植物管理地域みたいな扱いの場所がある。日本なら国立公園が保護としては一番しっかりしているが、タイでは自然動植物管理地域のほうが扱いが上。入山制限もついていて一日150人までしか許可されていない。そして登山者はそこにいくために地元のガイドかポーター(荷物を持って運んでくれる人)を雇わなくてはいけない。

 

車を走らせて管理局を目指す。チェンダオがタイ国内で有名なのはチェンダオケーブという洞窟らしいが、正直洞窟にはあんまり興味がない。観光客が多くいるチェンダオケーブを通り越して管理局に到着した。

 

高橋さんは10回ほど登っている常連だが、ここ5年ほど登っていないらしい。そこまで行くともう外国人というよりはタイ人なので「一人で登ってもいいよ」と言われたことがあるんだとか。ちなみにタイで登山はスーパーマイナースポーツ。今の流行はサイクリングらしく、街中や郊外で結構いい自転車に乗っている人を見かける。

 

4WDじゃないと登れないのでは?と思うような坂道を超えて管理局に到着した。事務局にはデスクがいくつかあったがそこで作業をしているのは二人だけだった。

 

その一人の太った浅黒い女性が高橋さんと話を始める。

どうやら以前からお世話になった人らしい、顔見知りがいるのなら早く終わりそうだ。

 

入山料自体は200バーツくらいでそれほど高いものではない。ただ、ガイドもしくはポーターの報酬が一日500バーツ、一日で帰るのはあまりにももったいないから宿泊をおすすめするが、宿泊すると2日分のお金が必要になるといわれた。こういうときは一緒に登る人がいると割り勘で安くあがるが、高橋さんはあまり運動していないことを奥さんに心配されて登ることができない。登りたいなら全額を一人で負担する必要がある。

 

さらにそこに移動費が加算される。チェンダオ山の登山口は二つ存在する。なだらかでアプローチが長いものと急坂でアプローチが短いもの。前者の場所へは片道1200バーツ、後者の場所へは600バーツかかるらしい。

 

登山もだが、そもそも写真が撮りたいので行きと帰りの景色が違うと楽しい。登山をするにも関わらず、矛盾しているが登りはつらくないのが望ましい。つまり往路はなだからなアプローチの登山口、帰りは急坂で短いアプローチの登山口に決めた。

 

自分で登りたいと言っておいてなんだが、今日・明日すぐにでも登りたいというわけではない。準備もしたいので19,20日の二日に決めた。事務所には英語ができる人もいたが、やはり高橋さんがタイ語で交渉した方が早い。お世話になりっぱなしですいません。

 

昼手前くらいにそのミッションが終わり、今日の午後は温泉に行くことになっていた。チェンダオ土管温泉といえば知る人ぞ知る温泉らしく、高橋さん曰く泉質がタイにある硫黄泉としてはかなり良質だという。

 

はじめて聞いた時に「土管?」と思ったが、来てみて納得。

たしかにまごうことなき土管である。

IMGP3991

この温泉の駆け出しはなんと高橋さんらしい。ここはもともとカレン族という少数民族がよく水浴びをする場所。話を聞いてみると温泉が湧いているということだったので、土管を持ってきて温泉を引いたらしい。

 

そこから地元のお金持ちが、金を出すからもっと増やしてくれ、ということで設置していき、現在の数になったそうだ。そういったいきさつでこの温泉は無料であり、地元の人の憩いの場に成長した。作ってもう10年になるらしいが、高橋さんは久しぶりに来たという。

 

ここで日本の諸兄にタイの温泉マナーを知らせておきたい。タイの温泉に入るとき、水着着用が必須ある。まぁ、混浴だから当たり前なんだが・・・そして日本人としてやりがちな着替えの時にすっぽんぽんになる行為。これもご法度で、見つかれば警察沙汰になるそうだ。タイのセブンイレブンでブッダの漫画を立ち読みしたが、幼い仏陀の一物も完全に隠されていた。そういうところの意識がここタイでは高いのかもしれない。かといって、モラルが高いわけでもない。そもそも、お風呂じゃなくてシャワー主流のこの国では温泉の入り方が一般常識として浸透していない。水着ではなく服ごと入ってそのまま服を洗ったり、サンダルを履いたまま湯船につかったり、浴槽の中でシャンプーをするつわものもいるらしい。

 

まぁ、そんなところだけど温泉の泉質はたしかにいい。肌がツルツルになるというか、日本でいう美人の湯というやつかもしれない。温泉の温度も土管ごとに違っていて、熱いものからぬるいものまでゴミが浮いていたりすることに目を瞑れば選び放題である。加えてこの温泉は川の脇にある河原温泉で、熱くなったら清流の水浴びができるというロケーション、現地に住んでいたら毎日来てしまうだろう。

 

湯に浸かってダラダラする、最高の気分だ。あまりにも気持ちいため高橋さんは午前中来ないことにしているそうだ、何もやる気がわかなくなるんだとか。

 

タイのこと、ツーリングのこと、登山のこと。話題は尽きず、充実した時間が過ぎていく。そんなところへ錫杖のような音が聞こえる。その方向を見ていると、林の中から浸かっている土管温泉くらいありそうな水牛がノシノシと歩いてきた。車の中にカメラを置いてきたのが悔やまれるなー。

 

そんな海外温泉特有のイベントを楽しんだあとお宅へ戻る。

出口にはドラム缶でできたゴミ箱があった。さすがサンリオのエース、仕事を選ばない。

IMGP3989

 

チェンダオ山に登るまではまだ三日ほど時間がある。購入したバイクはタイ国内を自由に走ることができるので、明日から練習の意味を兼ねて泊りでツーリングにいこうと思う。

 

それでは!

 

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2016年1月14日 チェンマイ往復140kmツーリング

1月14日

目を覚ますと朝の六時で外は真っ暗だった。ここタイでも冬至を過ぎたばかりでまだまだ日は短い。
もうしばらくしないと薄暗さは取れないが、それでも朝のチェンダオ山が撮りたくて裏庭を抜ける。

 

モルゲンロートにしては赤みが少し足りない気もするが絶景である。

この山はここから見ると単独峰に見えるが上から見ると馬蹄形でどうやら9座の山頂を持つ連山のようだ。高橋さんはこの角度から見えるチェンダオ山に惚れ込み、ここに家を建てることを決めたという。

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チェンダオ山の周りにも低い山がいくつかあるが、朝霧がその存在をやわらかく隠すのでまるで富士山のように一つの山に見える。だから最初見たとき、異様な立ち姿に見えたのだ。

 

少し経てばその霧も薄くなる。先ほどより明るくなってきたのでさわやかな印象にしたくて構図を少し変えた。でも、奥行きを出そうと入れた花のボケがなんか変。

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ちなみに富士山は文句なく単独峰。冬に登ったら風で吹っ飛ばされちゃう。

ま・・・見るだけで登ったことはないんだが・・・

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朝も早いうちからバイクのエンジンをかける。

今日は昨日買った中古のバイクの名義を現地に住む高橋さんに変更するため、チェンダオの家から70kmほどの場所にあるチェンマイという大きな町の陸運局を訪ねる。そのついでにチェンダオでは品数の少ないヘルメットや地図なども入手するつもりだ。タイに来てから初めての長距離ツーリングである。昨日は片道1kmくらいの道しか乗っていないのでほとんどぶっつけ本番デビューである。

 

赤さを残す雲を尻目に借りたヘルメットの顎ひもを締める。いってきます!

IMGP0207

チェンマイまでの道のりは非常にシンプルだ。大きな幹線道路をまっすぐ70km南下する。

 

その間、実際に走ってみて感じることは多々ある。

たしかに日本に比べたらタイの道は危険が多い。車、バイクだけでなく、道路についても注意すべき点は多い。

 

車:サイズが全部デカい。車幅も重量もあるやつほどガンガン飛ばしてるイメージ、転んで後続がこのタイプだったらたぶん死ぬ。ウインカーも出さないんだか、壊れてて出ないんだかわからないけど、グイグイ寄せてくるやつも多い。たまにジェントルマンがいて、やさしい運転でゆずってくれる。

 

バイク:ノーヘル天国。どんなに少なく見積もっても4割はかぶってない。小回りがきく分、車をはるかにしのぐやんちゃぶりである。道路左の白線外側にバイク専用道路が設けられているが、カーブで幅が絞られたり、砂利が飛び出していてそこは避けないといけなかったりするので、急に車道に入ってきたりする。

 

道:正直、道はびっくりするくらい綺麗。もちろん場所によるんだろうが、やはり幹線道路は綺麗に舗装されていて特に問題はない。そう思っていると縦に入った継ぎ目が数センチずれていたりするのでやはり油断はできない。あと砂がそこかしこにあって滑る。カーブで踏まないように気を付けよう。

 

ここではすごい広く作られたルールの中をみんながマイルールで走っている。

そのマイルールが正規のルールを駆逐したパターンもある。

 

たとえば赤信号でも左折はオーケーなことになってる。本当はダメなんだけど、誰も来ないのに赤信号で待つのって無駄じゃない?っていう感覚らしい。国土全体に交通法を是としない暗黙の了解が広がっている。そういうところはテキトーであり、合理的でもある。その感覚は随所に行き届いてて、ガソリンスタンドなどのお店でも客がいない間は従業員同士が並んで座り込み、世間話をしたりケータイをいじったりしている。来たら頑張れば良くね?って感覚なのかもしれない。

 

そんな中でもやはり流れに乗れば大丈夫だ。個人の合理化が激しいだけで、要点を抑えて運転すればよっぽどのことがない限り致命傷にはならないだろう。日本で注意したことをより入念に、そしてアレンジすればタイでの運転は安全に楽しめるはずだ。IMGP0214

陸運局に到着。ここでも高橋さんがタイ語で色々やり取りをしてくれる。

収入印紙を買ったくらいしかやらなかったが、名義変更の手続きがガンガン進んでいく。

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車体番号やその他の場所をチェックするスタッフ。ここの時間は一つの車両につき2分くらい。

銀行のように番号が呼ばれるのを待ち、必要な書類を提出して終了。

 

できあがるのに数日かかるそうだが、これでとりあえずのミッションは完了だ(この名義変更の手続きは国境を超えるのに必要だというだけで、タイ国内は買った瞬間から乗ってOK)。

 

帰りに本屋で地図、そしてバイク屋でヘルメットを買う。感覚的にタイバーツの表示を10倍した数字を日本円として換算することでお買い得かどうかわかるらしい。地図は200バーツだったので2000円くらいのイメージ、2000円の地図って相場よりちょっと高い気がするけど文明の利器はやっぱり高いものらしい。ヘルメットはINDEX社の白いフルフェイスを買った(マットブラックとかだと顔痩せするくらい暑くなりそう)。高橋さんが値切ってくれて1980バーツが1950バーツに、ちょうどこちらのビール代くらいが浮いた。

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地図やヘルメットだけでなく、飯も選んでいたらかなり時間がかかってしまった。

家に戻ってくる頃にはかなり陽が傾いていたが、ベランダで買ったばかりの地図を広げて作戦タイム。

ここ本当に気持ちいいな。

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陽も沈みかけのころ、高橋さんが声をかけてくれた。どうやら近くで縁日があるらしい。

食べ物だけじゃなく洋服や小物も売っているのでどうかと誘ってくれたのだ。

ここから見る景色はとても美しく、後ろ髪引かれるがこれから数日はお世話になる予定なので街へ遊びに行くことにした。

IMGP0246

会場は家からバイクで2分ほど。あっという間の距離ではあるが、その間に道路の穴や隆起している場所もあるのでプロテクターもちゃんとつける。安全は手間と交換するものだと旅の先人から伺っております。

 

会場に着くとかなりの活気で正直驚いた。ここまで人が集まる街だとはあんまり思ってなかった。

IMGP0255

出店を覗きながら歩いてすぐ、高橋さんが歩みを止める。古着屋で古着を見るらしい。

 

「タイの人はダウンの価値がわからないんだよ。寒さがしのげればいいくらいにしか考えてない。だから、掘り出し物というかビックリするくらいお得な品が見つかるのはダウンなんだよ」

 

喋りながら表示を見たり、ものに触ったりして選別していく。

 

「これいいやつだね、これは買いだね」

 

真っ赤なダウンを見て興奮気味に話す。確かに物がいい、これなら氷点下でも耐えられそうだ。

・・・これがあればチェンダオ山登れるか?

 

「高橋さんが買わないなら買います」

 

たくさん持ってるからいいよ、と高橋さんは譲ってくれた。何から何まですいません。

その後、すしやピザのもどきを見たり、タイ料理の店や食材の露天などかなり目を楽しませる景色だった。そんな縁日の賑やかな通りを歩きながら話す。

 

「高橋さん、やっぱりチェンダオ山登りたいです。バイクの名義変更まで日があるので、登山手続きに付き合っていただけませんか」

 

わがままは承知だがどうしてもあの山に登ってみたい。

高橋さんは10回ほど登ったらしい、そんないい山ならなおさらである。

 

明日は登山手続きとチェンダオの有名な温泉を訪ねます。

それでは!

 

 

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2016年1月13日 東南アジア周遊のバイク購入!

1月13日

早朝、日本と比べれば暖かいもののそれでも気温は十数度。日中に三十度近くまで上がり、夜になるとまた急激に冷える、寒暖の差が激しい。
今いるチェンダオはタイの首都バンコクから約800kmの距離にあるタイ北部の街である。

昨夜宿泊した高橋さんのお宅を陽が登ってから改めて見るととてもめっちゃ広い・・・吹き抜けということもあってすさまじい解放感が屋内にある。なんなら屋内でバドミントンができる。
二階のベランダからは田園風景の先にチェンダオ山がそびえる絶景のロケーションだ。この山が日本の山であまり見ない形で、とてもとても気になったので登ることにしたのは後日の話。
IMGP0011

リビングに下りて奥さんのドゥアンさんに挨拶した。ドゥアンさんはタイ人で日本に十年住んでいたことから日本語も流暢だ。ちなみにドゥアンはタイ語でお月さまという意味らしい、素敵な名前である。世間話を少しして高橋さんが庭にいることを知る。

 

靴を履いて緑豊かな庭を進む。ちゃんと手入れもされていて緑が生い茂るというより適度な距離感で配置された印象を受けた。どの植物も日本ではあまり見ないものばかりですでにかなり楽しい。

 

高橋さんは庭で調理に使う炭を作っていた。肌寒い朝に、この炭火はありがたい。手をかざしながら庭のことや今日の手続きの話をする。

 

私が高橋さんのことを知ったのはWTNJ(ワールド・ツーリング・ネットワーク・ジャパン)という組織の活動に参加したことがきっかけである。その名前で検索すればすぐにwebページが見つかると思うが、書いて字のごとく、世界をバイクで旅する人たちの組織だ。この組織を私が知った経緯は省くが、私が世界を旅するうえで東南アジアは欠かせないと考えていたおり、そこの関係者から助言をもらった。

 

「東南アジアは自分のバイクで陸路を越えられないが、この原則に反することなく自分の運転するバイクで陸路を越える方法がある」

 

その方法はめちゃくちゃザックリいうと現地の人の名義を借りてバイクに乗る、というものだ。これは私が読者の皆さんがわかるように簡単に書いているが、実際にその手続きは非常に面倒だと思われる。実際に私がお願いした感じだと、かなりの手間と根気と時間を要するし、おそらく長年その地で暮らした経験値によるテクニックもふんだんにある。

 

まだ一週間ほどしか経っていないタイでの海外ツーリングは言ってしまえば

 

メチャクチャ楽しい。完全に面白い。

日本でのツーリングがすでに楽しい人には東南アジアの海外ツーリングを満喫する適性があると思う、きっとハマってしまう。

 

これが私個人の今の感想なのです。だからこそ、ここで安易に「手続きしてもらえれば越境できる!」とかいかにも簡単に見える風に書いて、そのまま言葉の表面だけ掬って捉える人がいると、お世話になった高橋さんに迷惑がかかるから念を押して言います。

 

手続等はかなりのご負担をおかけすることになります。

 

想像してみてください。自分が普段の生活の中、海外在住の日本人から「日本に帰るからそのとき乗るバイクの手続きやっといてよ!」と言われたときの大変さ。その書類が全部英語だったら鼻血が出そうですよね。お前も無理を承知でお世話になってるんだろう!と思う人もいるかもしれない。たしかにその通りです。だからこのことを私自身が忘れないようにしようと思います。

 

で、その手続きについて炭火を囲いながら作戦を立てました。今日のミッションはチェンダオの街にあるバイク屋さんに行って、旅に使うバイクを実際に選ぶことです。

 

・・・ハイ、着きました。町のバイク屋。三分クッキングみたいですが、やっぱり短距離とはいえ海外の道を走るのは感慨深いものがあります。値段交渉はやはり現地の人のほうが強いということで、高橋さんだけではなく奥さんのドゥアンさんも一緒に来てくれました。

 

どれでも乗って試していいよ!高橋さんが躊躇する私に激励を送ります。自身もバイクに乗りながら、キックでエンジンがかかりにくいものやサスペンションの状態を確認してくれています。

 

タイのバイク屋さんってかなり大きいです。チェンダオは都会ではないですが、それでも日本にあるバイク屋よりも品数は多いです(質はお察しください)。

タイって言ったらそりゃもうバイク国家で老いも若きも好き放題バイクに乗ってますからね。ヘルメットの着用義務があるにもかかわらずノーヘルの人ばっかりで、警察に捕まってもめげずにそのまま乗ってるみたいです。そのノーヘルに対する情熱はなんなのかと思いますが、逆に集中力が高まるのかもしれません。暑いだけだとも思いますが。

IMGP0024

タイのバイクは日本のバイクに比べて排気量が小さいものが主流です。50ccもあるんでしょうが、中古のものだと110ccが多数に125ccが僅か。スクータータイプが多く、SS(スーパースポーツ)もどきやネイキッドもどきは数えるほどしかない印象でした。

 

とにもかくにも道の悪い東南アジア周遊には耐久力が第一なので、そこは信頼のホンダ製です。エンジン以外は極端な話、壊れたら換えれば済む話なので言ってしまえばホンダのエンジンを買うためにそれを載せたバイクを選ぶ作業です。

 

値段はおおよそ110ccで32000バーツ。125ccは37000バーツだったかな、こっちはあんまり自信ないです(走行距離は8000km~11000km)。高橋さんによれば15ccの差は実感するほど大きく、とくに巡航速度や急坂を登るときに、その恩恵はとても大きいそうな。うーん、とはいえ、ブレーキングシステムがちっちゃいままだったら90km出してる状態から急停車するのは難しいだろうからな・・・そこまでの速度は必要ない気もする。それに急坂を登るなんてそんなにないだろうしなぁ(←あとで後悔する)。まぁ、球数も多い110ccのWAVE(タイカブ)でいいだろ!ってすぐに決めました。

 

問題はどのWAVEにするか。ちょうどよく赤、黒、青の三つがあった。

赤:見た目はフツー。走行距離8000km。タイヤ溝はもうないがそれは取り替えてもらえるらしい。ブレーキが全然効かないので却下。

黒:見た目はフツー。走行距離10000km。タイヤ溝は同じくないが交換してもらえるのでOK。こっちはブレーキちゃんと効く。お寺のシールが貼ってある、交通安全祈願だろう。

青:見た目はフツー。走行距離8000km。タイヤ溝はないが(略。ブレーキもOK。こっちはお坊さんのシール。

 

黒か青か・・・デザインの問題なのかなー・・・乗った感じはそんなに変わりません。どっちにしようと悩んでいるとドゥアンさんがなにやら店員さんと話をしています。そしてどうやら黒のバイクは未成年の男の子が、青のバイクはおばちゃんが乗っていたらしいことがわかりました。

 

現地パワーすげー!

 

未成年はきっとチョロQみたいな乗り方してたに違いない。だったらマイルドな運転だったであろうおばちゃんのほうを選ぶ方が先が長い。

 

ということで青い方のWAVEを購入。タイ語で値切ってくれて31000バーツで買うことができました、本当にありがたい。

買ったら即、タイヤを交換してもらう。それもサービスとしてやってもらえることになった。一体いくら浮いたんだ・・・

IMGP0025

出てきたバイクは前タイヤのみ交換済みで後ろはそのまま。1mmもない溝で自転車のタイヤのようだが、この国ではどうやら普通らしい。当然ながら日本以上の安全運転が必要なようだ。

 

バイクを購入してすぐその日にツーリング。高橋さんおすすめルート、少数民族の村が連立する場所へレッツゴー!道路から見える山がとても荒々しい。日本でいうと寒霞渓に近い気もするが、あそこまで茶色も入ってなかったかな。まぁ、私が言いたいのは最高に気持ちがいいルートだってことですよ。

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土埃がもうもうと上がる道をバイクでで進み少数民族の村に到着。短い距離で多数の少数民族(顔は一緒だけど衣装や住居、話す言葉が全然違う)を見ることができるので、観光客が多く来る場所のようだ。道の脇で停まるとブレスレットを大量に持った女性に囲まれた。

 

うーん・・・まったくいらない。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ欲しい、とかそういうのは本当に一切ない。これは完全にいらない。

 

高橋さんが必死にタイ語で「買わない」ことを伝えるが全く意に介さない。向こうだって生活がかかってるんだ!とかそういう必死さじゃなく、ただ「No」と言われ慣れてるので右から左に流している印象だ。

 

そうだ、写真撮らせてもらってお金を渡そう。それでWIN-WINだ。一人につき20バーツ渡す。

カラフルな装飾が印象的だが、表情がすごくよかったので白黒で撮影。カラーも撮ったけどそれは気が向いたら載せます。

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三人いた女性を一人ずつ撮らせてもらう。写真を撮るようになって感じることが多いが、やっぱり心の距離は表情に出る。そういった距離の詰め方もプロのノウハウなんだろうが、正直そんなのは持ち合わせていない、相手タイ語だし。そういうときは、複数の人を一人ずつ撮る。できれば若い女性グループがいい。彼女たちを一人ずつ撮ろうとすると、撮られていないほかのメンバーが被写体の一人を茶化したりする。その時、一瞬だけカメラを向けている間の堅い表情が抜ける。だからクールとかビューティフルとかヒュー!とかこっちから「笑われそうなネタ」を振るといい写真が撮れる確率が上がる気がする。ああ、これがノウハウか。結婚式場のカメラマンとかもなんか小ネタ持ってるもんなー。

 

単体でいい表情をきちっと作れるのは訓練された人間です、仕事人。そういう人はグラビアアイドルだけじゃなくてコスプレして写真に撮られ慣れてる人にもいるのでそういった人の魅力を借りて、写真を撮影すると練習になる気がします。光とかフォーカスとかボケ量とか勉強になります。

IMGP2718

 

ハッ!ツーリングの途中だった。

三人娘の写真を撮って次の村へ向かう。集落の道にはところどころ半円状のコンクリートがせりあがっていて、スピードが出せない。水道管ですぎだろ!と思ってましたが、あとで知ったところによると村人が車輌に轢かれないための減速装置でした。完全に目的を果たしてましたね。なめてました、すいません。

 

陽の光の黄色が強くではじめたころ、ようやく最後の村に到着。民族が変わると数キロ離れていないのに高床式住居を使っていたり、謎のアルファベットが書いてあったり、どれも新鮮なものばかりだった。ただ驚いたのは、そのどれもがこの場所に広がる自然に対して、とても調和しているということ。広い面積の葉や大きく開いた赤い花が咲く赤茶色の道には、意匠が細かい家よりもある程度おおざっぱで暑い日中を快適に過ごせそうな家が似合うよな。似合うってのはたぶん納得いくってことなんだろうなー。

IMGP0107

タイをバイクで走った初日。最後に見た道の先には何があるんだろうなー。

 

最高でした、高橋さんありがとうございます。

 

今日はバイクを購入しただけなので明日近郊の都市チェンライの陸運局で名義変更の手続きを行う予定です。

 

それでは!

 

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2016年1月12日 ミゾレ降る日本から微笑みの国タイへ

1月12日
旅立ちの日。ミゾレが降る早朝に家を出発して成田空港に向かう。
前日にケータイ電話を失くしてしまったので電車の時間がわからない。事前にPCで検索した電車で京急成田に向かう特急へ神奈川新町で乗り換えるはずだったが、到着したのは青砥行き。強引に乗って主要駅で乗り換えて成田を目指す道もあっただろうが、ここはより確実な横浜駅発の成田エクスプレスにした。

高い・・特急でオール指定席。ちょっとした新幹線なので仕方がない。

空港第二ターミナルからAirAsiaのチェックへ向かうとそこはすでに長蛇の列だった。成田エクスプレスの選択はあながち間違っていなかったと安堵しながら順番を待つ。旅行のハイシーズンを過ぎたとはいえ、色々な層の客がいる。子連れの家族、年配の夫婦、大学生・・・ビア樽みたいなおばさんが終わって受付がにこやかに誘導してくれる。

機内持ち込み用の手荷物は6.9kg。制限は7kgなのでボクサーの減量みたいな数値で通過。家にあるアナログな体重計で測ったから心配だったけどあぶなかったー。

「機内持ち込み用のお荷物は大丈夫ですね。ただお客様のご予約は預け荷物代が含まれておりません。15kgなので6000円、トランジットなので12000円お願いします」

ヤ ラ レ タ

格安航空で22000円の片道チケットをとった。今日の最後の目的地はタイの北部にあるチェンダオという町だ。その近くにはチェンマイという大きな町があり、空港も存在するが、日本からだと首都のバンコクで国内線に乗り換える必要がある。それでワンフライト6000円の計算がかける2になって12000円というわけだ。

安いとは思ったがそういうことだったのか・・・サーチャージが入っていたので油断していた。予約画面からオプションはたしかになかったのでそういう訳ありのやつだったのだ。確認しなかった自分が悪いが、ちょっと罠っぽいと感じてしまう。

安物買いの銭失いを地でいってしまった・・・まぁ、海外の滞在で圧縮しよう。

席は窓側の羽の横。トイレにも行けず、羽が邪魔で景色が見えない。そもそも、厚い雲の上を飛ぶと雲が太陽を反射しすぎてとても窓を開けられたものじゃなかった。加えて格安航空なので前の座席にいろいろできるあのディスプレイがない。荷物もカメラがギリギリで本一冊入れてこなかった。

コイツはヤバいな、精神的に。

私はどこでも寝れるという特殊能力があるが、いつまでも寝れるという特殊能力はついていない。結局、合皮に書かれた「AirAsia」を穴が開くほど見つめて過ごした。予定の時間を大分過ぎて機内アナウンスが流れる、どうやらもうすぐバンコクに着くらしい。となりにいた日本の大学生と話をする、彼自身は短期の滞在でバンコクにずっといるらしい。

「ようやく着きますね」

お互いつらい時間を過ごしてきた同士だ。私はこのあとトランジットがあるが、彼は往復のチケットを買っていたのでまたこの飛行機に乗るんだろう。大変だなぁ。

当初1時間45分あったはずの乗り換え時間は30分を切っていた。かなりのピンチである。
格安航空には安いなりの理由がある。時間が変更されやすかったり、機内の施設が貧弱だったり、そして何より乗る場所が遠い。いやがらせとも思えるくらい歩かされる。時間に余裕があれば仏頂面で歩けばいいが、時間の関係上走らないといけない。

バンコクからチェンマイまでは国内線になる。飛行機がつけられた出口から一方向しか進めない通路で係員がボードを持って待ち構えていた。

・・・一文字も読めん。タイ語である。たぶんこの便の乗客に急げ、ということを伝えようとしているのだろう。でも、たとえば時間の変更だったら?さすがに空港は英語が通じる、聞いてみたら案の定、次の便に乗り換えるなら急いでくれということらしい。

Hurry up! Hurry up!

なぜかみんな満面の笑みである。日本だったら申し訳なさそうにするんだけど、カレーのCMに出てきそうな濃い顔が白い歯を見せて応援してくる。

あー、海外来たなー。イミグレーションは不愛想、ハローは反ってきてもほかの質問は無視。まぁ、管轄じゃないんだろうな。次の便の時間が迫っているということもあり、あっさり入国許可が下りた。目の光彩を記録するカメラをずっと見つめていたのに何も起きなかったなー。

汗を払ってバスに乗り込む。バスはもう満員で私が乗ってからすぐに飛行機に向かって出発した。ほかの乗り換え客とかはどうなったんだろう・・・いくらなんでも時間が短すぎるからひょっとしたらこの次の便を工面してもらえたのかな。そんなことを考えていたら乗るべき飛行機が待機していた。

「AirAsia」

わかってたよ、チクショウ。まぁ、それでとったんだからほかのだったりしないよね。さっき七時間ほどのったのと同じタイプにもう一時間弱揺られてチェンマイ空港に到着した。

よーーーーやく着いた。帰りはChinaAirlineくらいでなんとか用意しないとな。
空港に着いたらやることはすでに決めていた、SIMカードの入手である。

SIMカードとはケータイに入っているチップで、そいつがないと通信ができない。簡単にいうとそのチップを使うために本体代以外のお金を払っている。中身のこいつを換えればドコモでもauでも使えるかっていえばそうじゃなくてちゃんとそこは制限されてる。その制限を外してあるのがSIMフリーのケータイで、そこはちゃんと調べて日本で入手してある。だからここで買うべきはタイのSIMカードだ。

そこらへんの人を捕まえて聞いてみる。英語は通じないようなのでケータイを見せながらSIM cardの文字を見せる。

%a”33asdf=a Chinese?

しかめ面の男に聞かれる。いや、ジャパニーズだよ、と答えた瞬間笑顔に変わった。中国人が嫌われているのか、それとも日本人がいいカモなのか・・・トゥクトゥクを捕まえてSIMカードと言えば店に連れて行ってくれるよ。たぶんこう言われた気がしたので、トゥクトゥクを呼び止めて交渉する。SIM cardか、わかったよ!中年の運転手は親指を立てて出発した。道路が、町が、そして人のすべてが外国である。都市部なのにやたら砂が多いアスファルト、震度3くらいで倒れそうなカラフルな建物、よれよれだけどなぜか最高に似合うポロシャツの人たち。そんな中をガソリン臭いトゥクトゥクが走る。この時にはもうAirAsiaのあの苦痛は完全に忘れ去っていた。

着いたぜ!
たぶんこういうことなんだろう。何か言いながら運転手がトゥクトゥクを停める。
赤や緑の線、そして「7」の文字。

そう、我らがセブンイレブンである。

・・・マジでか。ジョークなのかマジなのか、それともおっちゃんの勘違いなのか。たしかに日本のセブンにはSIMカードは売ってない。ただプリペイド式のケータイは見たことがあるし、ウェブマネーだって一種の電子機器類だ。

タイならあるかもしれない。

若い店員に聞いてみる。英語は通じないがやはりSIMカードはわかるみたいだ。苦笑いしながら首を振る。この辺で売っている店がないか英語で聞く、タイ語は挨拶とお礼しかできない。

どうやら伝わったようで何か言ってくれている、タイ語だが。タイで限ったことではないと思うが、若い人たちはなんとなく英語を知っていることが多い。会話にならなくてもお互いの知っている単語を並べて、会話もどきができるのでトライしてみると案外通じたりするからおもしろい。

待っててくれ、今運転手を呼んでくる。

店を出て、煙草を吸っているおっちゃんに声をかける。
「俺が話をつける!」そう言ったか言わないかは謎だが、とにかくそんな勇ましい表情で店に入っていくおっちゃん。私は確信していた、おっちゃんが間違ってるパターンや。

2,3分して出てきたおっちゃんはすぐにエンジンをかけ、乗るようにジェスチャーしてくる。謝罪とかは一切ない、なんならこのまま俺に任せろとかいいそうな顔である。

なんて・・・なんてすがすがしい国なんだ。

その次に着いた場所はちゃんとしたケータイショップで「最初からここに来いよ」と正直思ったが、目的達成を目前にしてかなりの精神的余裕がある。親指を立てておっちゃんの健闘を称える。ここでSIMカードを入手し、タイ国内での通信方法を確立すれば、あとはお世話になる人が住むチェンダオという町にバスで向かうのみである。

詳しい資料はもらってないので具体的な数値はわからないが、タイでSIMカードを入手し、契約する場合は「期間」と「容量」がキーワードらしい。期間を過ぎて通信ができないわけではないが、かなりの超過金を取られるようだ。逆に容量は契約したものを超えても、厳しい通信制限が加わるだけでこちらは超過金がない。

こちらに住んでいる人の話を聞いてから旅程を改定するつもりだったから、期間を重視して一か月、6GBのものを購入した。6GBといったら相当な容量だが、撮った写真をクラウドにあげたり、カーナビにつかったり、ブログを書いたり、音楽を聴いたり・・・そんなこんなで結構な容量になりそうなので大きいものを選択。ちなみに1バーツは3.2円、日本円が盛り返してくれたので旅行者としてはかなり助かる。

ケータイを渡して設定してもらう。どこかのブログで読んだが、渡せば設定をすべて終わらせてくれるというのは本当だったのか。タイはいろんなものがテキトーだと聞いていたので、こういう事細かな対応はうれしい誤算である。

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なんて言ってるかわからない。たぶん設定が終わりましたって感じなんだろう。お礼を言いながらケータイを受け取る。

一文字も読めない。言語設定がいじってあるらしく全部タイ語に変更されていた。見た瞬間「Oh…」って口から出ました、初日にしてかなり外国人化が進んでしまった。
ケータイを突き返して言語設定を変更するように頼む。これは相手も間違いだったらしく、すぐに直してくれた。日本語になって戻ってきた相棒に向かって喋る。

オッケー、グーグル!

不発である、つながらない。
店員がクスクスと笑っている。いやいや、お前らの仕事だからね、これは。

その後、一時間ほど格闘したが一向に開通しない。トゥクトゥクの運ちゃんにはSIMカードの契約後、チェンダオに向かうバス停まで同行する交渉をしていたが、どうやらもう帰るという。チップ出すよ!って言っても首を横に振るだけなのでもう仕方がない。

どこかもわからないケータイショップでひたすら空振りのやり取りが進む。ふいにケータイ屋のにーちゃんが私のものと別のもの、2台のケータイを渡してくる。片方の電話に出ると英語が聞こえてきた、これで安心である。指示に従ってケータイをいじれば無事開通するだろう。

「では、指示に従ってケータイを操作してください。まずメニューから通信設定を押してください。」

はいはい、オッケーよ、ねーちゃん。そのまま頼むよー!
「はい、そこになんと書いてありますか?上から読んでいってください」

あ、ムリ。それ無理ね。
通信環境の設定くらいならなんとか言えるけど、とてもじゃないけど全部はわからない。電子辞書はケータイでやるつもりだったから、いじろうとすると見えない。

今考えれば言語設定を英語に直してそのまま読めばよかったんだけど頭が回らなかった。
日本語ができる人をお願いしたら、どうやらいるらしい。

この人は本当に日本語ができる人で問題なく指示通りの操作ができたが、結局インターネットに接続することはできなかった。それでも何度か設定をしていると電話だけ開通したり、グーグルは使えないのにFacebookは使えたりできるようになる。

バスの最終が近い。電話が繋がればチェンダオの人に連絡ができるので、これで良しとしよう。ケータイの店員はやっと解放されたとばかりの笑顔だった。

「チェンダオに友人がいる。バス停があると聞いているんだが、ここから歩いていけるだろうか?」

とてもじゃない、という表情で頭を横に振る。英語はやっぱりわかるのかもしれない。でも、反ってくるのはタイ語なのでこっちは一切わからない。

見かねたにーちゃんが店の外に出て乗り合いバスを停める。交渉してくれて40バーツ前払いで連れて行ってもらえるらしい。なんだかんだで今日一番世話になった、サンキュー!

あとは簡単だった。バスのチケットを買って、運転手に地名を伝える。これで近くに着いたら声をかけてくれるに違いない。町の灯りが遠ざかっていき、縦に揺られる回数が増えた。真っ暗な道をサスペンションが死んでるんじゃないかと疑いたくなるほど揺られてバスが走る。誰も騒がないからこれがフツーなんだろう、二輪じゃないのケツが心配である。

 

IMGP0003

チェンマイを出発した直後のバスの車窓から見えた景色。暗い上に、動きも早いので思った通りに全然撮れない。旅の記録として残そうと思った。

 

IMGP0008

チェンダオに向かうバス社内。完全にサスペンションがやられているとしか思えない揺れ方だったが、車内は静まり返ったように静かだった。外が真っ暗でも、バスの湾曲した天井に映る景色は絶えず動いていて、万華鏡のようにぼーっと眺めているにはちょうどいい場所だった。

 

 

結局、夜の10時を過ぎてチェンダオの街に到着した。時間は日本からマイナス2時間、朝から換算すると18時間、ようやく着いたどー!

 

バス停でこれからお世話になる高橋さんという方とお会いする。緊張と疲労でひどい顔だったはずだが、フレンドリーに話をしてくれ、近くの飯屋に連れて行ってくれた。バーミーナムというラーメンのようなものを進められて食べる・・・うまい!これはうまいな!

 

東南アジアだとあまり食べないだろうと思ってきたが、これは太って帰りそうだな・・・

 

明日東南アジア周遊に使用するバイクの購入手続きを一緒に行う予定だ。

それでは!

 

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海外旅行出発にあたって

みなさん、こんにちは。こちらのコンビニでコアラのマーチは置いてあるのにたけのこの里が置いてなくて傷心中の宮下です。Bamboo Children!とかで売ってくれてもいいだろ!って思いますがないもんはしょうがない・・・

 

今日書く内容は、本来旅の前に掲載すべきでしたが・・・海外旅行するにあたっての注意事項みたいなのを書きます。

 

外務省のHPに載っている在外公館がトラブル発生時に対応してくれること、してくれないことを書きだしました。(できないことに対して旅行者・家族が準備しておくこと)については自分で勝手にアレンジしました。まぁ、メモですね。

 

 

 

日本国内から海外に送金することに関してのHP

【概要】海外送金の基礎知識から各銀行での送金手続きなどをわかりやすく解説している。カナダ留学留学に関する情報サイトなどで内容も信頼できる。

http://studyincanada.ciao.jp/shinan/money1.html

 

トラブルが起きたとき在外公館が対応できること、できないこと

【事件・事故 緊急入院】

(できること)

・医療機関の情報を提供

・警察や保険会社への連絡

・家族との連絡を支援

・弁護士や通訳の情報を提供

・緊急移送に関する助言や支援

・死亡時の遺族への支援

(できないこと)

・病院との値段の交渉

・費用の負担、支払い保証、立て替え

・相手との賠償交渉や起訴

(できないことに対して旅行者・家族が準備しておくべきこと)

・十分な補償を行う海外保険に加入し、有事の対策を事前に確認しておく。わかりやすかったまとめサイト↓

http://xn--m9jq9cy73rdkhwyt7jmek6c.com/tag/%E6%B5%B7%E5%A4%96%E6%97%85%E8%A1%8C%E4%BF%9D%E9%99%BA

 

【災害・騒乱などの緊急事態】

(できること)

・日本人の安否確認

・退避支援

・インターネットやe-mail、あるいは緊急連絡網等を通じて治安や安全対策に関する情報を提供

・家族や知事からの送金に関しての助言

(できないこと)

・行方不明者の捜索活動

(できないことに対して旅行者・家族が準備しておくべきこと)

・海外渡航情報、CIAのHP等で安全情報を確認し、危なかったら行かない。また一般社団法人「日本海外ツアーオペレーター協会」のHPもおすすめ。

・海外はWifi環境が整っているので、こまめに現在地や状況を伝えておく(警察が捜査しやすくなる)

・在外公館がいちはやく安否確認ができるよう、事前に旅程などを確認しておく(警察が捜査しやすくなる)

・万一のための公的文書の作成

 

【東南・紛失】

(できること)

・現地警察への届け出に関する助言

・パスポートまたは「帰国のための渡航書」の発給

・家族や知人からの送金に関する助言

・弁護士や通訳に関する情報の提供

(できないこと)

・被害届提出の代行

・クレジットカード、トラベラーズチェックの停止、再発行

・犯罪の捜査、犯人の逮捕

・金銭の供与、貸付

・遺失物の捜査

(できないことに対して旅行者・家族が準備しておくこと)

・金銭、金銭を得る方法の分散

・貴重品や精密機器などの露出を少なくする、もしくはちょっとカッコ悪いですが価値がないように見せる努力をする。下は私が使っている一眼レフです、箱から出して五分でこれにしました。あえて不器用に汚く貼ること、メーカー名が見えないこと、ボタンはもちろんコネクタ類に干渉しないようにつけました。どれくらい効果があるかなんてわからないんですけどね。

IMGP3294

 

 

【逮捕・拘禁】

(できること)

・希望により在外公館職員が本人との面会または連絡を行う

・弁護士や通訳の情報を提供

・差別的・非人道的な扱いを受けている場合は関係当局に改善を求めること

(できないこと)

・釈放や減刑などの要求

・弁護士、保釈、訴訟などの費用の負担

・取り調べや裁判における通訳・翻訳

(できないことに対して旅行者・家族が準備しておくべきこと)

・その国でやってはいけないことを事前に調べておく

例えば・・・タイの場合、国王への侮辱に該当する行為は不敬罪にあたり、軍事政権による裁判で一発有罪、懲役15年らしいことを現地在住の日本人に聞きました。酔いの勢いだとかは通じないでしょうから当たり前すぎるし、普通はやらないとは思いますがとにかく気を付けましょう。まぁ、これは日本人の感覚ならもちろんやらないですが。

 

ラオスの場合、裁判沙汰までとはいかなくても、日中に警察車両が対向車線を走行している場合、ライトをオンにしておくことは交通法違反です。しかしながら近年、タイから輸出されるバイクが多く、タイのものはライトが常時点灯型で日本と一緒。そんな状況でみんながつけているからといって自分も同じようにしていたら捕まるなんてことがないとも言えません。

 

アメリカの場合、ラスベガスではホームレスに食べ物をあげるのは犯罪です。やさしさのつもりがこんなはずじゃなかったなんて嫌すぎますよね。

 

私が見聞きした中で一番、絶望を感じたのが犯罪に協力させられるパターン。すごくやさしくしてくれた人が、出発の時に○○国に行くなら△△街にいる友人にこれを届けてくれ、と置物を渡されました。お世話になったその人はなんとか恩を返したくてその申し出を快諾。しかし、国境付近の検査で中身が麻薬と判明、その国の裁判で判決は無期懲役。

旅人っていう立場が特殊すぎるんですが、めちゃくちゃ優しくしてくれる人ってのはたしかにいます。ましてや言葉も通じない、困った状況で親切に助けてもらえたら、感動にも値します。そうするとなんとか返したくなるのが人情ってもんです。そこで頼まれたのが小さな物品の輸送、お世話になった人のためだから・・・本当の悪人ってのは笑顔で近づいてくるらしいですからね。「昔私も海外旅行へいったときにやさしくしてもらったからそのお礼だよ」なんて旅行者が共感しそうなフレーズを言われたら信じたくなるのが人間です。

かなり高い確率で本当にいい人なんですけどね、わずかな確率で致死的なダメージを喰らう、と。だから優しくされたら一歩下がって物事を見る努力をしましょう。

あ、自分に言っています。

 

 

バイク乗りはバイク事故の話を頻繁にします。

話題としてネタになりやすいというのもありますが、それを聞いて自戒にできるからです。話を具体的にすればするほど、似たような道路状況に遭遇したとき、気を付けることができます。まぁ、バイクだけじゃなくて労働環境での事故事例もそうですが、どんなトラブルが実際に起こったのか調べることはかなりの魔除けになるんじゃないでしょうか。

 

 

海外で日本人旅行者が遭遇したトラブル事例のまとめサイト

外務省で掲載している「海外法人事件簿」

http://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jiken_index.html

トラベルインフォ

http://www.tabiplus.com/info/trouble/index.html

 

 

偉そうにいってますが、私自身も陥る可能性が十分にあるのでとにかく気を付けます。似た状況に陥ったとき、頭の中で警鐘が鳴るように先人の経験・知恵を探しましょう。今思っている中で私が一番気をつけなきゃいけないのは軍事施設の周辺で写真撮影をしないことです。もっとも、そんな情報は地図に載っていないので各地のTourist Informationで事情を話して、近づいてはいけない場所を調べながら回るつもりです(幹線道路沿いにはないとは思いますが・・・)。

 

困るとやさしさに対する欲求が大きくなって、「なんでやってくれないんだ!?」とか感情的になりますが、そこで一歩引いて冷静に行動したいです。自分がやるべきことと他人がやってくれることを混同しないように気を付けながら旅を楽しみたいと思います。

 

まぁこれを書いたのは自戒です。今はあったかい日差しの中、最高に景色がいい場所でこの記事を書いてあるので、余裕シャクシャクなことを書いてますが、重要なのはピンチの時に平時の力をどこまで出せるかなんだろうなぁ。

 

それでは!

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第二部-東南アジア編- よろしくお願いします。

はじめまして。はじめてじゃない人はこんにちは。バイクと写真が好きな宮下といいます。

 

第二部と書きましたが、第一部は日本でした。

日本一周ブログに登録して、紅葉の日本をバイクで縦断してました。すさまじく寒かったです。

よかったらメニュータブの「Blog」を覗いてってください。

 

その旅もおかげさまで無事終わりまして、次はバイクで海外を旅しようということで「世界一周ブログ」に登録したわけです。で、まぁ登録しといてなんですがあんまり世界を一周しよう!とか全然、意気込んでません。バイクでの海外旅行は国境越えを含め、旅の最中はほぼ陸路での移動になります。

 

当然ヤバい地域とかはあるわけで・・・そこで「世界一周」という言葉を強く意識しているとそういった場面で意固地になって判断を誤ることがありそうなので、そこには重きを置かず、「できたらラッキー」くらいで旅をしていこうと思っています。

 

スタート地点は「タイ王国」、ここからはじめ、東南アジア地域の感触と世界の情勢を鑑みて次のルートを考えていく予定です(たぶんロシアから西へ向かう大陸横断ルートだと思います)。

 

私は写真が好きで旅をしながら写真を撮ってます。

特に風景写真が好きで、バイクでツーリングした風景に感動して写真をはじめました。

群馬 志賀高原4

山形県 銀山温泉2

神奈川県 江の島からの夕景

IMGP4594

海外の色々なところへ行って、自分の心の琴線に触れる景色を撮っていくことが目標です。

 

今まで読んでくださった皆さんも、今日がはじめてのみなさんも

これからどうぞよろしくお願いします!!

 

・・・まぁ初日は1月12日だったんですけどね・・・

 

更新初日が一週間遅れという・・・

 

・・・まぁよろしくお願いします!

それでは!

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閑話休題-無一文で過ごす一日-

みなさん、こんにちは。タイ語のレパートリーが一日に一つずつくらしか増えない宮下です。

 

各地が大雪で大変だとお聞きしました。私が出発する前は「やれ暖冬で~」とか言われてましたが、昨年同様スコップが一斉に売り切れる現象が起きているんじゃないでしょうか。

 

そんな寒さの便りをケータイで知った私は今タイ王国にいます。

イメージ通りサイコーに暖かいです、ってか暑いです。

具体的にはヒマワリがニョキニョキと伸び、蒼天を仰ぐ状態です。

IMGP1141

昼は20度台後半まで行くので汗をかきます。

でも、朝方は結構寒くて今日は10度しかなかったみたいです、油断できない。

タイの人でもダウン着てたりしてますからね(特に女性)。

 

日中の温度差は激しいですが、午前中や夕方は小春日和といった陽気になることが多く、それこそ昼寝がはかどって仕方がありません。

 

でも、そんな日も今日でいったん中止です。

 

明日はチェンダオ山というタイで三番目に大きい山へ一泊で登山する予定です。

山頂直下のキャンプ場では氷点下を下るらしく、テント内も凍ることがあるらしい。

 

一泊するとまた日記が更新できないと思い、つらつらと書き始めたわけですが、肝心の海外ツーリング旅のことを書こうとした矢先、ブログを登録している「ブログ村」のメンテナンスが始まりました。

 

メンテナンス自体はブログのアップを禁止するものではないのですが、ブログを登録している分野を変えることができないという状況です。具体的に言うと、以前は「日本一周」で登録していて、その内容でブログを更新していました。これからは「世界一周」で登録しなおして、その内容を書くべきなのですが、メンテナンス中は登録内容を変更できないみたいなのです。

 

つまりタイ王国のことを書くと、「日本一周」のほうで「更新されました!」ってお知らせが出るわけです。

だからタイのことは山から下りて来たらだね。

 

今日は旅とは全く関係ない、日本縦断から帰宅してタイに来るまでの間に起きた無一文で生活することについて書きます。
写真も出てこないので、時間を持て余してる方だけ読んでください。

 

以前、日本縦断中に神奈川県の足柄SAでお金を全く持っていない男性に遭遇した話を書いた。

長かった足柄SAの夜, 薩田峠(さったとうげ), 雅なライトアップ香嵐渓(こうらんけい)

 

彼は沖縄出身で、日本縦断の旅をすべく、単身北海道へ向かった。

ところが旅がはじまって二日目にして、財布・キャッシュカード・携帯電話の入ったカバンを置き引きされてしまい、全くお金を持っていない状態になる。そこから沖縄に帰りたい一心で、南下をしている最中だった(彼の主張で真偽は不明)。そんな彼から、帰るためのお金を貸してほしいという相談を受けた。結局、お金を貸すには至らなかった。

 

このとき、私は日記にこう残している。
「もし自分が逆の立場だったら、ということは必ずある。ありえるじゃなくて必ずある。」

ここからわずか一か月、私は無一文で神奈川の街をさまよっていた・・・

 

——————–
私は日本縦断を終え、神奈川県のお付き合いをしている女性の家に転がり込んでいました。

すでに次の旅路は東南アジアと決めていたので、それまでの時間をそこで過ごすことにしていたのです。

私は無職ですが(絶望)、彼女はしっかりと働いていて、それこそ生活をともにする者として家事仕事をなるべく率先してやろうと決めていました。12月某日、寒いながらも快晴のその日、燃えるゴミの日だった・・・

慌ただしく仕事に向かう準備をこなす彼女のかわりに燃えるゴミを出しに行ったのです。

「ゴミ捨てに行くのに、家の鍵、持った?」
「いいよ、近いし。それより早く出ないとやばいよ」

私はゴミ捨てに、彼女は職場へ向かうバスのバス停に向かいました。
今日犬の散歩はどこまで行こうか、冷蔵庫の中を確認して買い物はどこのスーパーがいいか。
ゴミ捨てから戻ってドアノブに手をかけた瞬間、主婦化していた思考は完全にエマージェンシーになりました。

ガチャッ!ガチャガチャッ!←開けようとしてる

・・・
・・・は?

ゾワッとする。

待て待て、冷静になれ。
ドアノブを逆に回してるかもしれない。

そうだ、冷静になれ。

普段なんとなく開けているドアノブを見る。
レバー式で回す方向は一方向しかない。

うん、鍵かかってるね。完全に。

俺はバス停に向かって走り出した。
恥ずかしながら、ジャージにフリースを羽織った完全な寝間着の状態である。
靴は登山靴(それしか持ってきてない)だが、近場だったので靴下を履いていない。

時間にして数分だろう、自分でもビックリするくらい早くバス停に着いた。
でも、そこに彼女の姿はなかった。

・・・
来た道を戻る。
財布もケータイもない、なんせゴミ捨てたらもうひと眠りしようかという状態だったからな。

これからどうしようか。無一文である。

12時間ほど待てば彼女が戻ってくるはずだが・・・コンビニでその時間待つのはキツイ。

そういえば、お隣さんは一人で住むおばさんだったな。
最近越してきたときに回ったあいさつで唯一、対応してくれた人だ。
「(ダメ元で伺ってみよう。)」

ドンドンとドアを叩く、料理中で玄関近くにいたらしく、幸いにしてすぐに出てきてくれた。
お隣のおばさんに事情を話し、管理会社に電話してもらう。
お隣りへの挨拶を渋らずに一緒に回ってよかった・・・

ところが電話がかからない、まだ営業時間ではないからだ。
しばらく待たせてもらえないかと頼むと、おばさんもこれから娘、孫と三人で出かけるらしい。

あちゃー・・・まぁ、しゃあないか。
ぶらつきながら公共施設を周ろう。

お礼を言って玄関を出ようとすると、駅前にあるアパートの管理会社のところまでついでに乗せて行ってくれるらしい。これはあとで菓子折りを持ってこないとなぁ、やさしさに感謝。おばさんは待ってる間、寒いだろうからとコーヒーまで淹れてくれた。

しばらくすると娘さんとお孫さんが到着。事情を困ったような笑顔で聞いていた娘さんの車に乗り込み、管理会社のところまで乗せて行ってもらった。駅前に着くころには営業時間を回っている。

あとはあなた次第よ!みたいにウインクしていなくなるおばさん、ありがたやありがたや。

管理会社のドアを開けて受付の女性へ近づく。ちょっと表情が強張っている。そりゃそうだ、朝一番の客が明らかな寝間着姿の男だったら俺でもそうなる。

かくかくしかじかで合鍵があったら貸していただけないでしょうか?

以前通販で住所を入力した経験のおかげで怪しげなくスラスラと住所を言えた。その甲斐あってか、そこに住む同居人としては信用されたようだ。しかしながら、合鍵を渡すことはできないという。そんなこと言わずに助けてよ!

「申し訳ありませんが、合鍵はあくまでアパートのオーナーがお持ちです。○○様(←彼女)は引っ越し手続きの際に、同居人のご氏名を申告しておりませんので・・・不明な方のためにオーナーの方を遠くからお呼びすることはできません。」

ぐうの音も出ないほどまっとうだった。まぁ、そりゃそうだよなぁ。そもそも身分証明書がない。
あー・・・あ!そうだ!

「すいません。あなたがたの業務とは関係ないとは思いますが、近くの図書館を調べてはいただけませんか。最近こちらに越してきて、ケータイも持っていないので調べようがないのです」的なことを言ったら、受付の方が地図を印刷してくれた。

ありがとう!宮下は地図を手に入れた!!

地図にある場所は一駅ほど歩く。でも、都会の一駅なんて大した距離じゃない。
大通り沿いを歩き、公園を抜けて、図書館にたどり着いた。

暖かい・・・(泣)

図書館に入ると外気とは明らかに違う。当たり前なんだがいちいちそういうことに感動する。幸福を感じるためにはある程度の不足が必要なのだと思う。

一通り図書館を探索してわかったことがある。
・幼児コーナー付近は広い割にマジで人がいない。
・銭湯やプール、公園によくある水を飲むやつがある。

そこからできることはただひとつ。
生きるための必要な水分を摂り、あとはひたすら寝る。

そうか・・・ホームレスの人たちがしているのはたぶんこういうことなのか・・・
ただ寝てるだけだとなんか言われかねないから一応、本を開いておくか。

ちょうど子供図鑑が近い。
「肉食動物のくらし」

ふむ・・・ちょっと気になる。少し読んでから寝よう。

・・・
・・・
・・・

めっちゃ面白い。
子供向けの図鑑と侮るなかれ、わかりやすくそれでいて興味をそそる工夫が随所にしてある。

たしかに漢字の使用や専門的な表現、そもそもの字数などで内容はそれほど濃くはないものの、その分、ある種の罠のように、読み進めたくなるというか、次が気になるような作り方がしてある。

ふむふむ・・・一気に読んでしまった。
次は「植物のひみつ」か・・・

・・・

・・・

ハッ!

五時の閉館時間になりました。
マジでか・・・

図鑑シリーズすげえ・・・
大掃除の最中に見つけたら掃除進まなくなるレベルで面白かった。

そういえばすっかり忘れていたが当初の目的は部屋に入ることである。
駅から30分ほど歩いて家に戻る。

あたりは大分暗い。そして部屋も暗い。
まぁ、まだ六時前だからな・・・

そこから八時過ぎるまで寒さをしのぐためにひたすら歩いた。
途中、コンビニに寄ったが、一切時間を過ごすことができなかった。

たぶん図書館で集中力を消耗していたというのはある。それに加えて、お金を一銭も持っていないという負い目から、小心者の私はそこに居続けることができなかったのだ。そんなこんなで行くあてもなく、ブラブラと歩く。歩いていないと寒いからだ!

歩いている間に考えいてた。
「鍵を持った?」という質問に「いいよ、大丈夫」と答えたことが実は逆の意味にとらえられていたんじゃないか。
俺は「No」と言ったつもりだが、彼女には「yes」に聞こえた可能性はある。

答えが出ないまま悶々と歩く。そうは言っても過ぎてしまえばすぐに帰宅の時間である。
三時間近く歩いて、凍えないために一日歩き通すというのはかなり無理があると確信して家に着いた。

「おかえり~、どこ行ってたの?」

あどけない笑顔。
それを見た瞬間確信した。

あぁ・・・無意識に鍵を閉めたんだろうな、と。

聞いてみたらやっぱり完全に記憶がないらしく、普段のルーティンでロックしたようだ。
むしろ、帰ってきてから一切片付きもしない部屋に俺がいない状況を見て、ちょっと怒っていたらしい。

今回の教訓は、一緒に住んでる人間のケータイ番号くらいは暗記すること。そしてどこへ行くにもお金とケータイは持っていく必要があるということだ。

また、これからもこうして言葉としては当たり前のことをなんやかんやあって体得していくんだろうなぁ。

ただ、図鑑が面白いのはすごいよかった。昔、資料集を見てワクワクしていたのを思い出した出来事だったからだ。
そういう知的な探求心を喚起する書物に出会うのは難しい、だから定期的にああいった場で探してみる機会を増やすべきだと感じた。

全然旅と関係ない内容でした。
チェンダオ山から下りて来たらちゃんと書きます。

それでは!

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