月別: 2016年6月

カンボジア観光最後の日

みなさん、こんにちは。海外ツーリングフェスタを十分楽しんだ宮下です。

 

日記もようやくあとちょっとというところまで来ました。

のらりくらり書いてたのに読んでくれた人のおかげです。

 

この日はカンボジア最後の日。

いつも文章が長いのでカンボジア最後の日記は写真ばっかり貼っていこうと思います。

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今日はカンボジア最終日。特にこれといって強烈に行きたい場所もないので、昨日感動したベンメリア遺跡近くまで単独でいって適当に遺跡を見る作戦にした。

 

エンジンをかけていざ出発。

 

シェムリアップのメインストリートを抜けて赤茶色の土道を進む。しばらく走ると露店街が見えてくるので左折して侵入。ここは全然食料品が売ってなかった。バイクを降りて写真を撮る。

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すると奥のほうから・・・

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ゴツイのが来た。これも後ろの荷物を荷車で支えているが、牽引しているのはバイクである。

 

露店街を出て道を進むとすぐにまた森に囲まれた赤茶色の土道になる。

 

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向こうのトラクターかな?エンジンが壊れんばかりの音をあげて低速で走っていた。

 

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自転車に乗る女の子たち。これから学校だろうか。

 

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昨日ベンメリアのチケットを買った施設。昨日買ったのは一日分なのでまた同じものを買う、係の人が不愛想。

 

途中、小学校高学年くらいの女の子二人が道を通せんぼしてくる。

「え?何?」

と思いバイクを降りると、学校から子供たちが一斉に出てきた。

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カンボジアの小学校はお昼の時間になると子供たちを家に帰すのかもなぁ。

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下校する子供たち。小さい子もいるから小学校だと思うけど制服なんだね。

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兄弟なのか、カップルなのか・・・ドラえもんのバッグがかわいい。映画化だけじゃなく商品化にもやっぱり出来杉くんは登場しないんだなぁ。

 

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歩行者は右側通行なんだなー。車も右側通行なんだが・・・

 

そのうち通せんぼは解除されて再び道を進む。途中、ヨーロピアンのライダーと遺跡はどっちだ、みたいな話をしたりして目的地を目指す。そうしてたどり着いた遺跡のゲートキーパーは完全な昼寝中。めんどくさそうにチケットを売ると私がそこからいなくならないうちにまたソファへ。パンフレットもないし、どこへいったらいいかわからないので適当に進む。

 

そして遺跡発見。

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いやいや、壊れすぎだろ。説明のパネルとかもないし。まぁ、日本語の表現だけかもしれないけど「遺跡」って「のこされたあと」だからね・・・メジャーじゃないところならこんなもんか。

 

 

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Starting pointとある。よもや地雷関係のことではあるまいな・・・自分の立っている場所からバイクを置いている場所が急に遠く感じた。

 

 

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これはその周辺にあったほかの遺跡。ここは人が行き来している形跡があったのでわりと安心して見学できた。

 

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日向が暑い分、木陰は天国だ。見上げると太陽が木の葉の間から時折顔をのぞかせる。

 

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決めました、寝ます。ひんやりした石が気持ちいい。昼寝は昼ビールに負けず劣らず素晴らしい。

 

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しばらく寝てバイクに戻る。エンジンケースに付着した赤土が濡れている。雨は降っていないので、つまり漏れたエンジンオイルが拡がって濡れたものだということだ。事実上、故障しながら走ってる状態。

 

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脇道は怖くなってメインの通りに戻る。ふと見た風景がこれぞ乾季って感じだった。

 

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メインの通りを進む。時折すれ違うバイクや車があると嬉しくなる。道しるべはそれくらしかない。

 

 

到着した遺跡の前にはレストランがいくつか並び、観光バスまで停まっていた。さっきまでの光景を考えると、ここの賑わいっぷりは白昼夢のようだ。

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壊れた遺跡。ここに生えていたであろう木も伐採されている。遺跡っていうか廃墟ですな。

 

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カンボジアではこの立派な木を多く見る。一本の木が上方で別れているのではなく、根元で別れているものが上方で一本につながる。樹皮もきれいな白色でより一層不思議に見える。

 

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そして進んだ先にあったピラミッド型遺跡。観光サイトでたまに見るけど正直これを見るために海を越える必要があるのかとは思いましたね。

 

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ピラミッドに登る。といっても整備された木の階段を上がっていくので苦労はほとんどない。

 

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そして上からの眺め。この景色を見てわかった、ここは雨季というか樹木に葉がついた頃来るとすごくいい場所なんだ。密林の中にいきなり現れるピラミッド。その頂上からあたり一面の緑がどこまでも続く光景。入り口だけ見てしょぼいとか思ってすいませんでした、ほかの方が行くときには葉がついた季節をおすすめします。

 

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帰り道、遺跡の補修中。驚いたのは足場が竹ではなく鉄パイプで組まれていたこと。でも帰ってきて写真をよくよく見ると、これは人が歩くためのものじゃなくて建物をそのままに固定する支柱の役割なのかもしれない。そうだとすると保存の方法が結構雑な印象。

 

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一部では新緑のように鮮やかな緑があるところも見た。土と緑、そして空の青と雲の白。自然の色遣いは本当に美しい。

 

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途中見かけた脇道。植樹するために一度焼いたのか、それとも地雷をあぶりだそうとしたのか。怖すぎていけないので横から見るだけ。静かに長い年月埋まっていても突然爆発する可能性がある、毒もそうだけど地雷って呪いとかの類にすげー似てる性質だよね。

 

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その道を抜けて市街地まで戻ってきた。途中の遺跡近くでジュースを買う。コーラの価格は日本で買う額とあまり変わらない。

 

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シェムリアップ市街地。ホテルにこのまま帰れば、そのまま気持ちよく寝れそうだが、今日は昼寝もしたし最終日なのでもう少しだけ外をうろつく。

 

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自転車に乗るおねーさん。私が日本で乗ってた自転車よりきれい。あ、もちろんお姉さんも綺麗ですよ。

 

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トレンサップ湖に続く道。さきほどまでの喧騒は一切なく、小さな商店や住宅、そして多くの空き地が道の脇に並んでいる。

 

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友達と並走する少年。タイでは子供もバイクに乗っていたが、カンボジアでは子供が自転車、大人がバイクみたいに別れてる気がする。それは別にルールの徹底じゃなくて、経済的な理由によるものなんだと思う。

 

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道端には当然のように動物がいる。日本でいたら明らかに違和感なんだけど、カンボジアの風景だととてもよくなじむ。

 

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絶賛、工事中の道。アスファルトで舗装しているわけではなく土の道を平らにしているっぽい。たぶんただ均しているのではなくて、水はけのいい土とかに変えてるのかもしれない。カンボジアの道路がアスファルトに覆われるのはいったいいつになるんだろうか。

 

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カンボジアカップル事情。デートは基本スクーター。

 

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割と道路は広いのだが砂利がはみ出したりして一部狭い。そういうところでは片車線側が待つ、とかそういうのはない。狭くなった道を強引に行く、危ない。

 

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バイクはノーヘル、Tシャツ、半ズボン、ビーサン。日本の教習所だと悪い例の見本みたいなスタイル、これがオーソドックス。

 

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そろそろ帰ろうかな・・・とコーラを飲んでいた時に見かけた親子。子供のほうは・・・

 

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!?

 

どうやらカンボジアの小学校には仮面舞踏会の授業があるようだな・・・

 

こうして、この日は満足してホテルに戻った。カンボジア最後の日はいろいろなところで写真が撮れてよかったなー、やっぱりソロツーリングと写真の相性はバッチリだ。

 

よし、明日からまたタイに戻るぞー!

 

それでは!

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天空の城ラピュタのモデルになったと噂がある遺跡ベンメリア

みなさん、こんにちは。デッドプールを見てミュータントも大変なんだなって思った宮下です。

 

みなさん、見てないですか。まぁ、公開してまだ二日ですからね。

最高にネタばらししたいですが、そこはいい大人なのでグっと堪えますよ。

 

今日はアンコールワットでガッカリした後のベンメリア遺跡の話です。

ラピュタのモデルにもなった(という噂がある)場所なのでかなり期待してました。

 

では、日記の続きです↓

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たしかにカンボジアの道には警察がそこら中にいるし、交通事情もよろしくない。

バイクのエンジンから少しずつオイルは漏れているし、ガソリンスタンドはなく個人商店で砂埃をかぶったガラス瓶に入ったガソリンの純度も気になる。

 

ホテル専属のトゥクトゥクドライバー・ボンのトゥクトゥクに乗せてもらう理由はたくさんあったが、それではせっかく自分で走ってきたバイクがあり、それに乗って自由に走れるという利点がなくなってしまう。かといって不安要素は払しょくできないので折衷案をとりたい。ということで、この日はボンと二人でツーリングしようと決めた。

「人が乗る荷台をはずして、バイクオンリーで来てくれ」

この意図がなかなか伝わらなくて苦労したが、次の日の朝にはちゃんと単車の状態になった彼の愛車でホテル前に待機してくれていた。

 

「今日一日カンボジアを走るティーチャーだね、よろしく!」

返事も昨日と違ってyes, sirではなく親指を立てるスタイル。なんだかんだで、外国の人とはじめてツーリングするなぁ。

 

先導するボンは時折後ろを見て調子を聞いて来たり、警察がいるところではなるべく近くで走行するように気を配ってくれた。

 

彼は出会った当初「警察は賄賂欲しさに外国のバイクを停めてくる」と言っていた。それは立場上、トゥクトゥクに乗せるための口実かと思っていたが、実際警察の近くを通るときにはいつも以上にゆっくり進み、私が無事に通過できるかどうか少し先で見守っていてくれた。そういう心配はあったものの、道自体は非常にのどかだ。赤土色の道がより一層、そう感じさせてくれるのかもしれない。まぁ、これが雨季だったら本当に絶望の旅になるだろう。

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しばらく進むとベンメリア遺跡一帯のチケット売り場がある。

どうやらカンボジアはエリアごとにチケットを売っていて、遺跡の手前でそれを見せて入場するスタイルが一般的らしい。チケット売り場は主要路に沿って設置されているので、例えガイドなしでもその存在を知っていればまず見逃すことはないと思う。道で見かける民家より明らかにきれいだし。

 

一日チケットを買って遺跡エリアに近づく。途中、ボンの友人がやっているというレストランで早めの昼食をとった。最近水分は水かコーラしか摂ってない。

 

そこからまた土煙をあげてバイクを走らせる。街からほど遠い原野のような景色はタイやマレーシアで味わうツーリングとはまた違う感じがして楽しい。ただ、走っている途中で片足のない少年を見かけた、ここは地雷のある国だということを改めて痛感する。

 

そうしてしばらく走ると遺跡の入り口らしきところに着く。

ここがおすすめのベンメリア遺跡か・・・

川を渡る橋があり、その入り口で係員がチケットをチェックしている。こんにちは、と笑顔であいさつしてくる。いろんな観光客を見るとなんとなく何人かわかるんだろうな。

 

 

遺跡へ続く通路の両側には破壊されたナーガの像が鎮座していた。

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途中で見つけた保存状態の良いナーガ。細工が非常に細かいことがわかる。

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正面。模様に宗教的な意味があるんじゃないかって推測にすぐ至るんだけど、それが何なのかさっぱりですな。美術館とかもそうだけど訪れる場所とか見学するものに対する予習があるとすごく感慨深いんだよね。まぁ長期の旅をしているとその辺ずぼらになりますが。私だけですか、そうですか。

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そしてこれが遺跡本体。

おお、壊れすぎ(笑)思ったより崩壊してるな・・・大丈夫なんだろうか。

 

ここベンメリア遺跡は40kmほど離れているもののアンコールワット遺跡群の一つとされている。全貌は明らかになっていないが、その広大さはアンコールワットを凌ぐとも言われている。ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のモデルとなっているという噂がまことしやかに囁かれているが、この遺跡が有名になったのは映画の公開後なのでそれはデマではないかという見解のほうが説得力がある。まぁ、これだけ森が石造りの遺跡を飲み込んでいる様子はたしかにラピュタっぽい。

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観光客はいるもののアンコールワットのそれよりもはるかに少なく観光しやすい。右から反時計回りに遺跡を周回する。崩れたブロックの数が尋常じゃない。たぶん、積み重なった場所には門のひとつでもあったんだと思う。

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木陰で休む女性たち。見てわかる通り樹木の幹の太さが半端ない。こうした巨木がそこかしこに生えていて、自然にも異国情緒というのがあるんだと感じた。

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あー・・・・たしかにラピュタっぽい。木に飲み込まれた古代都市っていうところがかなりダブって感じる。

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遺跡内部は崩壊が進み、人の体ほどある崩れた石の山を登ったり下りたりする必要がある。それはさすがに無理なので観光客の見学ではきれいな木道が設置されている。感謝感謝。

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壁に彫られた宗教的な画。ナーガを見たときは粘土の上にひもを押し付けた縄文土器みたいな手法でつくってるのかと思ったけど、これをみたら石に直接彫刻しているみたい。一筆書きじゃないけど、ミスれない仕事で大きな作品を作れる人は本当にすごい。

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どこを見てもタイムスリップしたような不思議な雰囲気がある。木が巨大で木陰もそれに比例するから遺跡見学中は涼しく、とても居心地がいい。あたり一面この景色なのでまるでどこか別世界に来たようだ。とても過ごしやすく鳥のさえずりなんかもところどころ聞こえてくる。ビール片手にBBQしたい。

 

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ちょっと高台みたいな場所から遺跡を見る。率直に言うとゲームに出てくるダンジョンだよね。

 

これはもうすごいワクワクするし、メチャクチャ楽しい!

 

別に何かギミックがあるわけじゃなく見学用の木道をただ歩くだけなんだけど、それでも「あの角の先には何があるんだ」っていう感覚を味わえる。若い人だけじゃなくていい大人でもワクワクするんじゃないか、これは。この遺跡の中から見える風景でここが一番好きです。

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これは何かのレリーフかな。ゲームだとこの石のくぼみに水晶をはめ込んだりすると「どこかで何かが動く音がした」ってなるんだよね。こういうしょうもない話も友達と行ったりすると、めちゃくちゃ盛り上がったりするんですよね。場所によって単独行動のほうが気分が盛り上がったり、仲間と一緒のほうが楽しかったりするんだよなー。

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いやー、予想以上に楽しかった。当初の予定を大きく超えて長く居座ってしまった。アンコールワットを見たあと、正直遺跡に対して何の楽しさも見いだせないんじゃないのかっていう不安に駆られたけどそんなことはなかった。

 

ボンにすごくよかったと告げてお礼を言う。これから中心地へ明るいうちに戻ることを考えると、ほかの場所をいくつも見るのは無理そうだ。とはいえ、このあたりの道はすべて赤茶色で私にとってはずいぶん新鮮に見える

 

「ゆっくりはできない」と言うボンを流しながら写真を撮る。これは遺跡正面のとおりで植物の屋根を持つ家がいくつも並んでいるが、商売のため雰囲気を出そうとこういう風にしているのではなく、向こうの標準的な家屋がこういうものらしい。もちろん都市部にはこうしたものはないが。

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結局アンコールワット周辺にあるどこかの遺跡に行くことにした。人はたくさんいるものの、あの辺りは街からほど近いし、遺跡も集中しているため気が向いたところにふらっと立ち寄ることもできる。帰りは違う道を走ろうとボンに提案したが、警察に呼び止められなかったのが彼の中で印象に残ったらしく、「来た道は安全」というもっともな意見で復路が決まった。実はこの日、ホテルに帰って食事をしたレストランで会ったカンボジア在住2年の日系ブラジル人に、「パスポートの顔写真欄に2ドル挟んでおけ」とアドバイスを受ける。それがこの界隈の常識らしい。警察は賄賂でなんとかなる、というのがカンボジアに住む人々の共通認識のようだ。

 

また一時間、ゆっくりと時間をかけて40kmの道のりを走る。ほかの東南アジアの国もそうだがここカンボジアはそれに輪をかけて信号がない。時速40kmで走ると一時間後にちゃんと40km先に到着する。そういう意味ではツーリング計画を立てやすい。

 

ここはアンコールワットの近くの遺跡。ここからなら夕日が見えるといってボンが推薦した場所だ。ピラミッドのように小山になった遺跡を登っていく。そこかしこで自撮りをしている欧米人を見かける。こういう遺跡というか文化が垣間見えるところに欧米人って多いよなぁ。逆に自然公園みたいなところは団体の中国人客が多い気がする。まぁ、あくまで感覚なんだけど。

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夕日は曇り空に阻まれて空の色も綺麗につかなかった。みんな落胆しながらも笑顔でそれを撮影する。写真映えしないというのもあったけど考え事がしたくてその時は写真を撮らなかった。

 

今日一日走って、やはり以前よりエンジンオイルの漏れ量が増えている。バイクを同じ時間駐車してもその下にできるオイル染みの面積が増えているからだ。

 

このバイクでラオスまで行くのは危険だ・・・今回はラオスの旅はあきらめてタイのチェンダオに戻ることにするか。

 

またの機会でラオスに行こう。

 

次の機会があるかないか、それは自分次第だ。当たり前である。

でも実際東南アジアを廻ったことで、旅に出る前と後でちょっと考え方が変わった。

 

出発前はこういうことできるのは人生で一度きりだと思っていた。仕事を辞めてキャリアがなくなることに対する不安を「人生で一度きり」という言葉を頼りにすることで踏ん切りがつけたのは事実だ。周囲の人たちがいう「危ないからやめといたほうがいい」という言葉を押しのけて出発できたのも同様である。そういうある種の捨て身のような気持で「海外ツーリングはできるんだ」って出発前は思っていた。

 

そして今、それを実行する中で具体的に何をどうしたら良いのか、全体像から細部に至るまで体験することで「なんか普通に行けるもんなんだな」という気持ちが芽生えた想いがある。だから、きっとまた来れる。タイからラオスに入り、タイの北東部に抜けて小さく一周、途中でバイクを置いてミャンマーを巡る、次はそんな風に旅しよう。

 

まあ、これが自信なんだと思う。恥ずかしながら改めて思うけどやっぱ挑戦したほうがいいんだな。

 

そんなことを考えて雲の向こうに沈む夕日を眺める。沈む前に下りないと暗い階段で人混みができるという最悪のパターンになりそうなのでいい頃合いで撤退。ボンには明日をカンボジアの最後の日にすること、一人でツーリングしたいので今までありがとう、ということを伝えた。彼はとにかく気を付けろ、またカンボジアに来たら俺を呼んでくれと電話番号までくれた。

 

ホテルに戻り、レストランで夕飯を食う。日系ブラジル人の人と会っていろいろな話をしながら食事をとる。カンボジアの生活でとまどったこと、いかに日本が暮らしやすいか、ブラジルの政治が腐っているか。話が楽しくてついついビールを飲み過ぎてしまった。明日は一人でツーリングなのに大丈夫だろうか・・

 

読んでくれてありがとう^^

それでは!

 
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あんまり感動しなかった某サイト旅行先人気No.1

みなさん、こんにちは。だんだん料理のレパートリーが両手くらいの数になってきた宮下です。

 

最近ね、ローストビーフ丼にはまってるんですよ。

もう字面だけで相当うまそうなんですが、これが簡単にできるわりにちゃんとうまいんです!

ますます日本から離れるのがつらくなりますが・・・

 

日本のありがたさをかみしめながら今日も東南アジアの日記の続きを書きたいと思います。

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タイ-カンボジアの国境を越えたら明らかに道の様子が違う。主要路はひび割れてはいるもののアスファルトなのだが、そこから伸びている支流のような道路はほとんどが土そのままである。

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リーの言葉がときどきひっかかる。

「警察が国外のバイクを見たら必ず停める」

 

別に密集しているわけではないが、警察は案外多く、主要路でいくつも検問をしていた。

しかしながら、一向に停められることはない。いつ停められてもいいようにノロノロと走っていたのがよかったのかもしれない。

 

この頃になると、修理したバイクに異常が見られ始めた。少しずつ、エンジンオイルが漏れているのである。空冷エンジンなので気温が高いと放熱効率は落ちる、エンジンが温まれば熱膨張により補修部がゆがんだり、内部の圧力も高くなるなんて影響も出てくるはずだ。ドバドバというわけではないが数秒に1滴ずつ、確実に漏れている。それゆえにどれだけ減ったのかもわからない。

 

次の街までエンジンオイルは持つんだろうか。エンジンから白煙があがっていないか注視しながら走る。

結局、国境から最初の大きな町まではエンジンオイルがなくならなかったらしい。ちなみにエンジンオイルを変えてくれたバイク屋は8歳の男の子が作業していた。親父さんは別のバイクをいじっていてエンジンオイルくらいなら子供にかえさせるらしい。

 

まぁ、学校でバイクの整備について習う国だからな。それくらい生活に根付いていれば普通のことなのかもしれない。修理代を払い終えたあとに、いろんな国の言葉でチップを要求してきたが丁寧に断る。

1ドルクダサイ、1000エンクダサイ・・・・と言ってたけど額が違うのでちょっと笑いそうになった。

 

そんなこんなでアンコールワットにほど近いシェムリアップに着いたのが昼間くらい。日本人に人気の観光地だけあって日本人が経営するゲストハウスも少なくなかったことですぐにチェックインできた。

 

いろんな宿に泊まってきたけどやはり日本人宿は居心地がいい。長期の海外旅行をしているとふと日本が懐かしくなるのでこういうところにくると入り浸ってしまいそうだ。しかし国境で無駄に大枚をはたいてしまったのでとりあえず夜まで寝てバーに繰り出すなんてことはできない。一刻も早く目的の遺跡を見に行かなくては。

 

タイでさんざんお世話になった高橋さんからアンコールワットにはフリーパスのようなチケットを買う必要があると聞いていた。そしてそのチケットは自家用車で乗り付けると買えないとの情報もそのときもらった。なんでも市内を走っているトゥクトゥクやタクシーでないと買えない仕組みにすることで現地の雇用を守っているらしい。だから、我々海外ツーリング組はそのチケット売り場の少し手前に停めて、何食わぬ顔で歩いて買いにいくべし、とのことだった。

 

ホテルのカウンターで場所を詳しく聞く。対応してくれたにーちゃんは「自分のバイクで行く」というのに興味津々で表までバイクを見に行った。

「おお、タイのバイクか。これだと警察に停められるね」

 

はて、どっかで聞いたセリフだな。

「いや、ここまでの道で検問はいくつもあったけどどこも声をかけられなかったよ」

「それはラッキーだね。ルールを破らなくても警察は外国人のバイクを停めてくるよ。ワイロのためにね、ルールを破るのは警察のほうなんだ」

 

な・・・なんだと・・・

「ここは交通量も多いし、運転も荒いからトゥクトゥクで行ったら?正直、君の国からしたら大したお金じゃないと思うよ」

 

うーん・・・ワイロっていくら取られるんだろう。相場があるにはあるんだろうけど・・・

聞き込みを続けるとホテル専属のトゥクトゥクドライバーがいるらしい。そっちにうまく誘導されている気もしたけどエンジンにあまり負担をかけずに観光することを考えると利用したほうがよさそうだ。あんな赤茶色の道路の上でバイクが停まったら本当に数十キロ歩かなくてはならないかもしれない。

 

しばらくしえ色黒の男性が笑顔で近づいてきた。名前はボン、綴りは忘れてしまった。自己紹介をして早速乗り込む。彼のタクシーは写真ちょうど前方のものと同じようにバイクの後ろに客を乗せる荷台がついている。排気量の小さいバイクがうなりをあげて客の乗る荷台を引く、東南アジアのバイクは本当に働くバイクだ。

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アンコールワット遺跡群に入るには回数券かフリーパスを買わなければならない。これが絶妙な売り方で、1日分、3日分、1週間分みたいな感じで売られていた気がした。有名どころだけ見れば2日で十分なんだが・・・そうボンに不満を言うと「これがビジネスだよ」と笑っていた。ちなみに彼は英語が話せるけど読めない、ラジオを聞き、客とのやりとりの実践だけで覚えたらしい。旅の初期には正直ロクな教材もないのにそうやって英語スキルを獲得するのはすごい!と思っていたけど、よくよく考えればキャピキャピした女子高生が積分計算できたりする日本のほうがやっぱすごいんじゃないかと思う。

 

世間話をしながら交通事情を観察する。ふむふむ、なるほど。やばい、バンコクの次くらいに危機感を覚える。右側走行ですでに違和感があるのに方向指示器が全く仕事をしていない。ただ、救いなのはそういう奇怪な動きをする車両を警戒してみんなゆっくり走っている気がする。

 

世間話をしているとすぐにアンコールワット遺跡が見えてきた。近づくごとに人、人、人。建物に続く太い道は観光客でごった返している。とにかく人が多すぎるので左の避けて眺める。たしかに迫力はありそう。

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バイクを停めた屋台裏にボンを残して遺跡に向かう。とにかく人が多いんだけど、セルフィーを撮るために真ん中に止まる人間が多いこと多いこと・・・といっても私も写真を撮るときは止まるのでむしろ気をつけなきゃと思いましたね。旅をしていて「こいつ、マナー悪いな」と思うところは何らかの形で自分もその轍を踏んだりしてるなーとふと思います、気を付けます、すいません。

 

そうでなくても日記が長いとのアドバイスを貰ってるのでアンコールワットの説明は省きます、ググってくだされ!近づくと結構朽ちてますね・・・ポルポト政権の弾圧でこういうところを管理できる能力ある人は粛清されちゃったんだろうなー・・・、遺跡の作りとかより近代の影が黒すぎてそっちのほうに考えがいってしまう。

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遺跡構内の仏像。外周部分と呼ぶのが正しいかはわからないけど、お寺でいう本殿を囲う巨大な廊下のような建物の中で撮影。石造りの建物らしく洞窟にいるように中は涼しかった、建物の窓も大きく作られていて驚くほど快適な空間でしたね。実際、窓枠に座って昼寝をする欧米人がたくさんいました。

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建物自体はやっぱり迫力がある。無骨ながらも掘られた模様は繊細で、作られた当時では最先端の技術に違いない。粘土ならわかるんだけど意思を彫ってるからね・・・

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まぁ、ホントすごいですよ。

 

すごいけど・・・

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意外や意外。素直に言うと全然感動とかなかったです。

日本人の渡航先満足度1位と某旅行サイトで見たから期待もしてたのに・・・

 

人がいっぱいいたから。想像のほうが勝ったから。まぁ、いろんな自分の中の情報がいろいろ絡まってこういう感想になったんだろうけど。

 

おこがましいけど、こういう遺跡の良さの中で神秘さってのは大きいと思うんですよ。

秘境っぽいところというか、迷路みたいな・・・つまりそういうところから生まれてくるワクワク感みたいなのを期待している節が私にはあります。

 

ところがどっこい行ってみたら、外国人観光客の中の日本人の多さ。特に老齢の方々が多いこと多いこと。鼻血とか出したらその辺のおばあちゃんがティッシュくれそうなくらい日本人いましたからね。そこらじゅうから「あら、すごいわね~」とか「暑いわね~」とか聞こえてくる。

 

こういうところだとちょっと秘境感はない。

ちょっとがっかりだったけどすごいことはすごかったな。

 

バイクに帰るとボンは英語の本を読んでました。

「すごいけどちょっと観光客が多すぎてゆっくり見れなかったよ。観光客が少ない遺跡を知らない?」

「ここらへんは遺跡群だから観光客がたくさんだよ。さっき買ったフリーパスのチケットで効率よく回れる範囲に有名な遺跡が集中してるんだ。今から行くのは時間としてかなりギリギリだけどベンメリア遺跡っていうのが一時間ちょっと行ったところにある、ただ着いてもそんなに長くは見れないけどね」

 

おお、そんなところがあるとは!じゃあ、明日はそこにして今日はもうどこかでのんびりしたいなー。

「じゃあ、トレンサップ湖を見に行こう。ちょうど夕日の時間には間に合うと思う」

そういってボンはトゥクトゥクを走らせる。トレンサップ湖は東南アジア最大の淡水湖で噂によるとワニもいるらしい。シェムリアップも海からは遠いものの、この湖が近くにあるため新鮮な魚が市場に並ぶらしい。

 

「タカ、ここからは道がすごく悪い。だからしゃべるときは気を付けてね」と笑いながら言ってくる。

シェムリアップ市街からトレンサップ湖は文字通りの悪路で、民家や商店に沿う道路のはずなのに凹凸やぬかるみが点在するタイヤにやさしくない道が30分ほど続いた。さすがにここには自分のバイクで来なくて正解だったと思う。ボンはトレンサップ湖への道が悪いからチップをくれと出発前に言っていたが、その言い分も理解できた。

 

ここはもうトレンサップ湖近く。フェリーで学校と自宅を往復する生徒が港に向かっていた。

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夕日が近い湖面は空の色を反射し、ほのかな茜色に染まっていた。

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船の先に座る少年のシルエットが印象的だった。船内の誰かとおしゃべりでもしているんだろうか。コントラストを強くして、WBを曇りにしたら湖面が黄金色になった。

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トレンサップ湖の西岸に夕日が近くなっていく。湖面に出ているのは夕日を見るツアーの船ばかりで漁業で活躍する小さな船はすべて港に停泊していた。漁業・通学・交通・観光、生活用水のほかにもこの地域の産業の主幹としてこの湖はずっと人々の暮らしを支えてきたんだろうな。

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帰り道、ボンが明日ベンメリアに行くなら自分を指名してくれと言ってきた。こっちはホテル専属ドライバーが一人だと思っていたので面食らったが数人はいるらしい。今日一緒に過ごして彼は話しやすいのでそこは快諾。

 

明日は(ジブリ”天空の城ラピュタ”のモデルになったと噂がある)ベンメリア遺跡に向かいます。

 

それでは!

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