月別: 2016年8月

あいにくの天気で立ち往生、世界遺産のブリッゲン

【ノルウェー】第二の都市:ベルゲン

今日も今日とてキャンプ場で目を覚ます。やはりここは寒いようで朝起きて外に出ると息が白かったりする。まだ八月なのに。

 

昨日の頑張りもあって、最初の目的地でノルウェー第二の都市、ベルゲンまではわずか数キロだ。外は雨が降っているが、まぁ走れるだろう。石畳は滑るから特に気を付けないと。

 

ベルゲンの街は観光が盛んだ。世界遺産のブリッゲンもあるし、高台から俯瞰する街並みはとても見ごたえがあるという。この雨だから絶景の可能性は薄いんだが・・・とりあえずナビに目的を打ち込んで出発。

 

走って走って、峠道に入り・・・あれ?昨日ネットで調べてこんな感じだったっけ?

と思ったら、案の定違いました。明らかな登山ルートを車道だと勘違いしてるみたいだった。

IMGP4409

ナビにも間違いはあるからしょうがないね。

そもそも町を俯瞰できる高台に行く正規ルートは実は自走ではない。ロープウェーがあり、それを利用するのがオーソドックスらしい。

 

いけたらいいなで来てみたけどマイナールートは残念ながら無理そうなので王道を行こう。

 

それっぽい場所を探しながら、周りを観察する。ベルゲンの町並みは首都オスロから比べて大分マイルドな感じだ。背の高いビルほとんどなく、建物自体は密集しているものの静かな町だろうと感じた。

 

ロープウェー乗り場以外。

 

そこはもうひどかった。駅に入りきらないのはもちろん、そこから四列くらいの行列が100m以上伸びていた。あそこだけ新宿駅のようだ・・・

 

雨が結構強い、本降りというやつだろう。いくらカッパを装備しているからといって15kg近いバッグを持って雨の中待ちたくはない。これも縁だと思ってもう一つの名所、ブリッゲンに向かう。

 

ブリッゲンは簡単に言うと古くからの倉庫街で、北方からの魚や南方からの穀物を貯蓄し、やり取りする場所だったそうだ。中世にドイツ人が中心となって北方の貿易を支配したハンザ同盟の重要なポイントだったことが評価され、世界遺産として登録されている。

 

バイクを近場のパーキングに停めて、ブリッゲンに向かって歩く。雨は強くなるばかりだ。

 

この町の観光を楽しみにしていた人たちは残念だろうな。

IMGP4417

色とりどりの景観も、曇天の光量でくすんで見える。オシャレな一角なのは明らかなんだけどみんな写真を撮ったらすぐにどこかに行ってしまう。今日は商売する側にもよくない日だな。

 

とにかく雨が強い。世界遺産の真っただ中にいるのに皆、一様に雨宿りしている。例にもれず同じ場所で一休み。予報だと一日中降るといっていた、問題はいつ弱くなるかである。

IMGP4432

どこにも行けないというのもあって、近くの博物館に行くことにした。ブリッゲンを支配していた商人たちがこぞって足を運んだ場所らしい。

 

この集会場は会議や食事、パーティやゲームなど娯楽や仕事の中心として機能していたそうだ。

 

とりわけ、ここはブリッゲン近くで火を唯一使っていい場所だったらしく、温かい食事にありつけるとあって多くの人でにぎわった。

 

ほかの場所で火を使っていけないのは幾度となく、火災が発生して町がダメージを受けたからなんだって。

IMGP4436IMGP4469

IMGP4479

ここを出てからまたまた雨が強くなり、いよいよ無理だということでセブンイレブンに避難。店長が理解ある人で三時間ほどダラダラしていたと思う。

 

雨宿りこそできたものの、小雨に変わるころには目的地に到着するのが難しい時間になっていた。まぁ、無理して事故るよりよっぽどいいか。

 

途中、見かけた滝が水量を増して濠瀑と化していた。ここも観光名所らしくたくさんの車が近くに止まっていた。

IMGP4489

実際に眺めると音もあるし、かなりの迫力なんだけど写真で見るとショボい。水が氾濫する様を伝えたくて一部を切り取ってみた。

IMGP4551

なんかパッとしない一日だったなー、まぁこんな日もあるか。

明日は取り返せることを祈って早めに寝よう。

 

それでは!
いつも見てくれてありがとう!クリックのご協力よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

2 Comments EuropeNorthern Europe

絶景地ノルウェー

【ノルウェー】首都:オスロ→ベルゲン近郊

 

無事フェリーに乗り込んで、翌朝にはノルウェーの首都オスロに到着した。

 

船内の朝食で惣菜パンを買ったら800円もした、デンマークでノルウェーから来た人たちから散々「買えるものはここで買っていけ」と言われた理由を実感する。

 

船内放送の内容はわからないが人の動きをみているとどうやら上陸らしい。仲良くなった友人たちに別れを告げて自分のバイクのところへ。

 

日本のフェリーはベルトを何本も使ってガチガチに固定するけど、こっちでは後輪をベルトで縛っただけである。まぁ、日本の海が荒れるってことなんだろうな。

IMGP4203

いざ着岸してもなかなか上陸できない。車から出て話はじめる人もいた。

IMGP4211

出口付近は思った通りかなり混雑していた。フェリーから降りた最初の信号のところで立ち往生してしあうのだ、しばらくはここから出られそうにない。

 

港から出るときにちらりと「CUSTOM」の文字が見えたが、その係っぽい人が何も言わないのでこのまま通ってしまう。お互いめんどくさくない阿吽の呼吸。

 

オスロ市内はとにかく工事中の場所が多かった。夏のうちに集中してやってしまえ!ということなのか、はたまた凄まじい発展の最中なのか、とにかく色々なところで工事していた。

 

町全体の印象はやはり都会ではあるものの、そこまで大きくはない感じがした。私目線だとかなり辺境の地のはずだが、それでも高いビルが乱立しているのを見ると「人間っていすぎだな」と感じる。

 

そんな感想も30分ほど経てばまったく別のものになる。この日は風がないのか、湖や池の水が揺れておらず、紺碧の空と美しい緑の森が水面に移ってとてもきれいだった。

IMGP4245

降雨に恵まれるのか湖沼が多く、道々で見かける。この日の条件があいまってそれらが鏡のように景色を反射して、忘れられない光景をたくさん見ることができた。

IMGP4269

そこからは走っても走っても絶景だった。

 

大聖堂のような圧倒的と感じる光景もいいが、気分爽快になるような絶景は本当に良い。高所を走っても点在する湖沼は周りの色との対比が素晴らしく何度もバイクを停めた。

IMGP4322

絶景の連続。

 

「雄大さ」を感じる一日だった。こういうところに来たかった!

ノルウェー来てよかった!

IMGP4368

IMGP4397

写真を撮りすぎて目的地まで到達することができなかった。

12時間は行動したんだが・・・

 

こんな調子ですばらしい絶景に何度も巡り合えるといいな。

頼むぞ、ノルウェー!

 

それでは!
いつも見てくれてありがとう!クリックのご協力よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

No Comments EuropeNorthern Europe

ヴァイキング発祥の地

【デンマーク】 コリング→リーベ→フレデリスクハウン

 

物価があほほど高いとさんざん聞いていた北欧で初の買い物。

 

ガソリンの入れ方が今までと違う。ドイツ以南の国々ではガソリンを入れた後、レジに行って支払いを済ませる。

 

でも、デンマークだと先に何L必要か伝えてその分のガソリンを買ったあと、給油のあまりを返してもらうという方式らしい。

 

レジに二回行かなきゃいけないのか・・・めんどいな

 

ガソリンを入れたあともらったレシート。

IMGP3916

長すぎ。

 

こんなに書くことないだろ・・・

 

田舎のガソリンスタンドでもらえる電車の切符二枚分くらいの長さしかないレシートっていいよね、財布にやさしい。

 

ついでに朝ごはんも買ったよ!コーラと惣菜サンドイッチで900円

IMGP3918

高い!高すぎる!

 

コーラが300円近いとは・・・タイだと70円だったというのに。

これから先は気合を入れていかないと破産しそうだ。

 

デンマークを北上する。中央ヨーロッパから北欧の入り口であるこの国を経由してノルウェーやスウェーデン、フィンランドといったスカンジナビア半島に存在する国々に行く方法は二つある。

 

一つはオーレスン・リンクと呼ばれる大橋を渡ってスウェーデンに行く方法。この橋はトンネルとセットになっているので、上空から見ると海に吸い込まれていくように見えるという。

 

まぁ、海ほたると一緒なわけです。

 

もう一つはフェリーに乗って、デンマークの北の町フレゼリスクハウンからスウェーデン・ノルウェーのどちらかに行く方法。ノルウェーの首都オスロへ向かう。

 

出発は夜、到着は朝という安心設定、13時間かかるそうな。これに乗りたいがために北上中。

 

たしかにツーリングをしに来たんでそこから考えるとひたすら自走という答えになるんですが、結局かかるお金って自走してもそんなに変わらないんですよね。

 

だって、オスロまで橋を渡っていくとどうしても数日はかかる。そこにはもちろん宿泊費や食費、ガス代も加わってくるわけで・・・だったらフェリーで休みながら進むのが得じゃーん!ってなるわけです。

 

ただ、それだけが目的だとデンマークを通過するだけになっちゃう。それはもったいないのでその途中にあるバイキングゆかりの街リーベに寄ることに。

 

田舎道を走っていると散水車が虹を作っていた、癒される。

いい仕事してますなぁ。

IMGP3935

そのあとも起伏が全然ない道をひたすら進み、リーベの街に到着。山とか全然ないな。

 

最高のツーリング日和を肌で感じながらリーベの街に到着、昼にちょうどいいと夜寒いから気を付けないと。リーベの町の通りはおしゃれでのどかないいところだ。

IMGP3944

時折バイクが石畳の街を通り過ぎていく。町はデンマークの片隅にある感じだけどひょっとしてツーリングスポットなのかな?まぁ、綺麗だもんね。

IMGP3946

そんなのどかな街のアイデンティティがこれです。

 

ヴァイキング博物館。ここリーベはヴァイキング発祥の地と言われている。IMGP3960

ちなみにこの左のちょっとクレイジーな顔はヴァイキングがあがめてた神様らしい。

 

ヴァイキングって言ったら北の海を荒らしまくる海賊集団ってイメージですね。

 

正直、ヴァイキング自体に興味はあんまりないんですが、他文化を知るって中でも、その地域の人たちのルーツを知るのはすごく大事。というわけで入場。

 

中には当時の暮らしに焦点を当てた展示がいっぱい。やっぱり最初はテントっぽい場所しかなかったのか、こんなに寒い地域なのに・・・IMGP3983

当時のヴァイキングが着ていた服。あったかそう、でもあんまり戦闘用っぽくないね?

IMGP3993

マネキンを使った当時の暮らしの再現。

あれ?酒池肉林の大騒ぎじゃないの?

 

天空の城ラピュタのドーラみたいなのを創造してたんだけど・・・

IMGP4028

展示スペースのそこかしこに詳しい説明が。丁寧に3つくらいの言葉で書かれてました。

 

全部理解するのは無理なので意味のわかる部分を拾いながら理解を深めていく。IMGP4057

ふむふむ

・・・

つまり、ヴァイキングという言葉はスカンジナビア半島に住んでいた人たち全体を指すっぽい。

農業とか漁業とかを営みながら交易を重ね、領土というか住む場所を拡大していったそうな。

 

武器もたしかに持ってたけど、そのイメージだけが広がっちゃったのかもなぁ。

武装集団について知識が深まると思ったけど、昔の北欧の暮らしぶりについて勉強になった。

 

さすがに縄文時代とかとは比較できないけど、やっぱり人類ってのは同じような変遷を辿っていくんだなぁ。

 

ヴァイキングに対する勝手な誤解が解けて、スッキリしたらフェリー乗り場のあるフレゼリスクハウンという町へ。

夕方についたときには、その日の便には間に合わず、次の日のものを購入した。

 

フェリーのチケット売り場で操作が全然わからず困っていると係りの人が助けてくれた。結局電子端末が使えなくて、受付コンピューターから直接入力してもらった。

 

ありがたくてお礼を言ったら「あの機械すぐおかしくなるんですよ」と、さわやかな笑顔が返ってくる。紳士すぎる、感謝です。

IMGP4113

チケットを取ったら地味にやることがない。普段は日が落ちるまでひたすら走っているが、明日の目的地に今日の時点で着いてしまっているのだ。

 

たまにはいいかと思ってこの日はキャンプ場へ。

フェリーニ乗ったら次はノルウェーか、寒くないといいな。

 

それでは!
 

いつも見てくれてありがとう!クリックのご協力よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

No Comments EuropeNorthern Europe

ドイツの最北端から北欧の入り口デンマークへ

【ドイツ→デンマーク】ドイツ北部:ハンブルグ→デンマーク南部:コリング

 

珍しくホテルに泊まったがゆえに、出発が遅くなってしまった。バイクにまたがったのがお昼前くらい、今日はデンマークに入るつもりだが、デンマークのどのへんまでいけるかはわからないなー。

 

ドイツのハンブルクを出発してドイツ最北の町フレンスブルグを経由して、デンマークを目指す。

途中で気分転換に高速道路を降りて下道を進む。

 

青々と茂る木々の間を走るのはどの国でも最高に気持ちがいい。

IMGP3832

途中で何度か小雨に降られたものの、無事ハンブルクに到着。

 

あいにくの曇り空だが、久々に海を見れてよかった。海辺だけどあまり磯臭さはない場所だった。

IMGP3837

休憩がてらケータイで調べていたら、この近くには北の名城「グリュックス城」という湖の上に立つ城があるという。

 

今まで教会ばっか見てきたからたまには城もいいだろうということで寄ってみることに。

町の中心からおよそ15分、案外近くに発見。

IMGP3859

・・・

城?これって敵を迎撃するあの城だよな?

 

とはいえ、かなり古い時代のものが現存しているパターンもある。

中は資料館になっているのでそこに行けば何かわかるはず。

 

「中を見学したいのですが、チケットはどこで買えばいいでしょうか?」

「もう入場時間は終わっているので入れませんよ、ごめんなさい」

 

時計を見ると午後五時。

あれ?もうそんな時間!?

 

そういえば久々のホテルということで大分朝遅い時間までいたからな・・・たぶんそれのせいや。

 

門の両脇にいた獅子だけ撮って帰ろう。

IMGP3864

ちょっと狛犬的な役割な気がする。やっぱ石造りの文化だけあって石工の仕事はすごい技術力だと感じた。

IMGP3871

帰り際になったら少しずつ晴れ間も見えてきた。この写真だけ見ると森の中の湖に浮かぶ白亜の城って言えるかもしれない。

 

ここにあった木の葉っぱが黄色がかってたんだけどひょっとして紅葉なのかな。

IMGP3875

最北の町は正直不発で残念、さらに北上してデンマークに入る。

 

ガソリンはドイツでフルにしてきたからあとはどこまで走って寝床を探すかだ。結局日の入りの問題があるので七時半にはキャンプ場にあたりをつけて向かうことに。

 

ガソリンスタンドのわき道を通って砂利道を走る。なんだかすごいところにつながってそうだがアプリが言うんだからそれを信じよう。

IMGP3878

西日が照らす林の道が美しい。この中を走れるだけでも幸せだと感じる。

IMGP3886

そしてキャンプ場はこの先に!

IMGP3893

・・・あるらしい。

 

って大丈夫なんだろうな・・・なんだこの道は。どんどん道幅と道の質が心細くなっていくんだが。

でも標識もちゃんと立っていてどうもこの先にテントを張るスペースがあるという。まぁ、走りたくはないが、燃料的にはあと100kmは余裕で走れる、だめなら引き返そう。

 

そして待っていたのは予想外に絶景のキャンプ場だった。

IMGP3907

おおおおおおおお!すばらしい。

 

森を抜けてその外周部にポツリとあるテントサイト。張れてもテント3つくらいの小さなところだ。そこからの眺望は牧歌的な風景に湖と夕日が重なる贅沢なものだった。

 

これは安心して熟睡できそうだ。

 

デンマークって何があるのかあんまり調べてなかったけど、北欧の入り口でヴァイキングゆかりの地なんだよね。明日あたり、博物館でも行ってみようかな。

 

それでは!

 
いつも見てくれてありがとう!クリックのご協力よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

No Comments Central EuropeEurope

ブレーメンの音楽隊と謎の石像

【ドイツ】北部:ブレーメン

 

この日はケルン近くのキャンプ場から出発。

 

となりにテントを張っていたマティーアスという男性と仲良くなった、ガールフレンドと近くの湖を自転車で巡ってるんだって。

 

髭がオシャレ。最初ヤンキーかと思いました、ごめんね。

IMGP3668

挨拶をしてキャンプ場を出発。

 

途中のブレーメンに寄ってデンマークへ抜ける予定。

 

昨日もそうだけど今日もひたすら高速道路で行きます。もったいないって声もあるだろうけど、大体目的の町には素敵な下道がセットになっているからね。

 

なので、飛ばせるところは飛ばして、そうでないところは丁寧にいきます。

 

そうしてやっとこさブレーメンの街につきました。広いぜ、ドイツ。

ブレーメンって童話のブレーメンの音楽隊の舞台になった街です。

 

街自体はほかのドイツの街とあんまり変わらないけど、ブレーメンのアイデンティティになってるのがこの100m足らずのベトヒャー通り。コーヒー商人として成功したロゼリウスという人が私財を投じて中世の街を再現したらしい。

IMGP3694

自分の財産使って街の100mの範囲を中世に変えるって考えればすごいよね。

 

ウサイン・ボルトが全力で走って10秒近くかかる距離をポケットマネーで全部江戸時代にできますか?って無理だもんね。

IMGP3699

端に寄せられたテーブル。横の壁を成している大きさの違うレンガの壁の歪さがなんとも昔っぽい。

IMGP3700

なぜかドアに取ってが二つ。一つは普通に回すようで・・・中央のは何ぞや?何か儀式用のものを吊下げるのかな?

IMGP3705

ベトヒャー通りはたしかにファンタジーっぽくてほかの場所と一線を画す感じだけど、そこを抜けた先の広場にもこういう建物が建ってるからね。

 

私にとってはいい意味で変わらないです。

IMGP3724

広場はそれなりの面積があって小さなライブの特設会場も設置されていた。

 

その広場から見える立派な教会。今まですごいところばっかり見てきたから、圧倒まではされないけど、青空にそびえる二対の巨塔はかなりの迫力だ。

IMGP3733

恒例の内部潜入。教会はいつでもオープンなのがすごい。

 

日本だと神社仏閣は個人経営だったり共同経営だけど教会は税金が充てられてそう。違うのかな、あくまでイメージだけどみんなから愛されててちゃんと街から守られてそう。

IMGP3740

IMGP3756

美しいステンドグラスから差し込む光が教会内と壁にかかった絵画を照らす。この空間にどれだけの芸術品があるんだっていう。

IMGP3744

IMGP3770

最奥。

 

そしてそこから入り口側。

IMGP3782

もうね、美術館。

ヨーロッパに行ったら是非ふらっと近くにある教会に寄って欲しい。

 

人によって感じるものは違うだろうけど、きっと何か発見があるはず。

 

あ、ちなみに私は仏教徒という設定で旅をしている空飛ぶスパゲッティモンスター教です。

 

広場に戻って例のアレを探す。

一度通り過ぎていたけど、工事中の壁に隠れて見えてないだけだった。

IMGP3732

ブレーメンの音楽隊を発見!!

 

広場の真ん中とかにあるんじゃなくて建物の隅っこにポツンとある感じでした。

 

銅像なので酸化して青緑になってるんですが、ロバの足だけいろんな人に触られて金色になっています。

 

これはロバの足に触ると幸せになれるという噂があるから。

 

安心してください、ちゃんと皆さんの分まで私が触っておきました。そして皆さんの分まで幸せになれるように祈っておきました。

 

まぁ、幸せになれるかはわからないけど、手にいろんな雑菌がつきそうなので体はとにかく丈夫になるでしょう。

 

目的のものは見つけたからそろそろバイクに戻ろうとしたとき、大きな彫像を発見。

IMGP3815

よく見るとこいつ・・・

IMGP3817

盾持ってない。

 

ひょっとしてそれ胸ワッペン?お母さんに縫ってもらった?

 

でけえよ!!

 

おっと、うかつにも熱くなってしまいました。

 

とにかくこいつは一体何者なんだ・・・!?

 

そう思ったとしても特に知ることなく次の街に向かうが旅人のしきたり。

お前が誰でもいいや、あばよー!

 

って、ここも渋滞かい!!

IMGP3824

結局、距離は伸ばせず。この夕方の時間ってのがダメなんだろうな。

珍しくこの日はホテルに泊まりました、コンセントとWi-Fi最高です。

 

デンマークは明日に延期です。

 

それでは!

 

いつも見てくれてありがとう!クリックのご協力よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

No Comments Central EuropeEurope

世界一巨大なゴシック様式建造物「ケルン大聖堂」

【ドイツ】西部:ケルン

 

ドレスデンから約600km。ケツが4つに割れるかと思いましたがなんとかドイツ西部のケルンに到着しました。

 

ケルンの街はかなり経済規模が大きいらしく、中心地に向かうごとに交通網が複雑になっていてパーキングを探すのに苦労した。

 

幸い聖堂の近くに停めることができたけど、周りにたむろする柄の悪い黒人の目線が怖い・・・あとでわかったけど教会の裏手から近づいてたみたい。

 

教会正面の道はそんなことないみたいでした。そんな彼らをなるべく見ないようにして教会に到着。

 

おおおおお、でかすぎ!

IMGP3658

入んないよね、写真に。

 

チェコのプラハにあったヴィート大聖堂も巨人が礼拝できるサイズだったけど、こっちのほうがずっとでかい気がする。ゴシック様式の建造物として世界最大を誇っているというのは伊達ではないらしい。

 

ちなみに維持費だけで年間10億円を超えるんだって、大リーガーみたいな単位ですね。

 

このケルン大聖堂は世界遺産なんだけど、一度「危機遺産」ってのに登録されていた。

 

聞きなれない言葉かもしれないが一度世界遺産に登録された対象の周辺で、景観を損なうような開発が進められると「世界遺産から外される可能性のあるリスト=危機遺産」として登録される。

 

ケルン大聖堂の周りも経済発展に伴う高層ビルの出現などで危機遺産に登録されたものの、ケルンの行政当局による懸命な努力によって、そのリストから削除されたらしい。

 

ちなみにそのリストから外れることができずに、世界遺産としての価値が失われたと判断されたものにドイツのドレスデンにあるエルベ渓谷があるそうだ。

 

聖堂の中にすさまじい人数が入っていくが、入り口にはガードマンがいなかった。街の規模から考えるとちょっと無防備かなと思いつつ、この人数を捌くのは無理かもしれないとも思った。

 

2015年の大晦日に大聖堂前の広場でアラブ系やアフリカ系の人による集団性暴行事件が起きたそうだ。

 

集団性・暴行事件じゃなくて、集団・性暴行事件ね。やばすぎ。

 

いろんな不満がたまって起きたことなんだろうけど聖堂の周りにはガラの悪そうな人がたくさんいるからなぁ。経済状況も格差が激しいんだろう。

 

夜景が有名だけど、金がほしいやつから見たらネギしょったカモだから早めに退散しよう。

 

いざ聖堂内へ。

 

おお・・・荘厳だ。IMGP3566

IMGP3559

見学者は沈黙を守ろうとはせず、普通に話をしている。人が少ないと音響効果でやたらに物音を立てられないが、ここまで人がいるともう誰が音を発しているとかみんな気にしない。

 

このケルン大聖堂はその巨大さだけでなく、精緻なつくりのステンドグラスも非常に有名。

 

特にドイツ最高峰の画家と呼ばれ、世界で最も注目される芸術家として名高いゲルハルト・リヒターの作品は必見だそう。それがこれです。

IMGP3641

おお!

 

ぉ・・・

 

・・・そうか?

・・・これそんなすごい?

 

昔マリオペイントってゲームでよく見た画面に似てるんだが・・・

芸術は難しい・・・

 

たまに思うんですよね。こういうのって「誰がやったか」ってのがすごい重要だって。

そもそも、すごい人じゃないとやらせてもらえないってのが前提なんだろうけど。

 

例えば「世界遺産のケルン大聖堂はこの度、ステンドグラスのデザインを公募します!」ってなって、このデザインで応募したらちゃんと選ばれんのかな?

 

もちろん「あのゲルハルト・リヒターが応募してきた!?」ってなったら選ばれるんだろうけど、まったく無名の人が出したらチョイスされんのかなって・・・

 

いや、野暮な質問だってのはわかるんですけどね。なんでそんなこと考えるかっていうと、私の頭の中にずっと松尾芭蕉のこの作品が残ってるからなんです。

 

「松島や、ああ松島や、松島や」

 

これを聞いたとき私は思いましたね。

 

お前、マジか、と。

 

仮にこれを私が言ったら、いったい誰が評価してくれるというのか。小学校の「俳句を作ってみよう」とかいう、オリエンテーションに近い授業の中でも、やり直しさせられそう。

 

これって松尾芭蕉が言ったからすごいんですよ。

 

並みいる知識人よりもはるかに豊富な語彙力を持ち、諸国を巡って数多の絶景を見、その経験や日々怠らぬたゆまぬ研鑽、そして偉大な俳人のセンスが合わさって抽出された俳句。

 

 

アウトプットに限らず発射台の立派さも大事という風潮

あると思います。

 

何がいいたいかというと、そういうバックボーンを知ってからこのステンドグラス見ればよかったなって。

 

うん、なんとか着地できた。書き始めて自分でも議論がどこに行くのかかなり不安だった。

 

そういう予習なしで見たら、私は素直にほかのステンドグラスのほうがすごいなと思いました。

IMGP3578

IMGP3586

IMGP3599

もう絵画じゃん。

 

特にこの部分、一人一人の目線とか仕草とかすごく丁寧に描写されていてるけど、明るい色使いでちゃんと主題に集中できるように計算されてる。

 

主役の肌の色が薄いから描かれた穏やかな表情も際立ってそこにある慈愛や希望が直接伝わってくる。すごいとしか言いようがない。

IMGP3631

大満足です。約600kmを走り、ケツが4つに割れるかと思いながら走ってきましたが、来てよかったと素直に思います。

 

会いに行かなきゃ出会えない感動ってのはやっぱり世界にたくさんあるんだなぁ。

 

ちなみにこの大聖堂に聖書に出てくる「東方の三博士」に纏わる遺物が保管されている。この大聖堂に負けず劣らず素晴らしい芸術品の中に収められているという。

 

それがこれです。

IMGP3655

遠すぎ。

 

これが感想。

 

ひょっとしたら年に一回とか一般公開とかしていて、近くで見れるかもしれないけど、残念ながらよくわからないってのが本音でした。

 

食い入るようにステンドグラスを見ていたら、気づかぬうちにだいぶ時間が経っていた。暗くなり始める前に移動しないと。

 

帰りがけに見上げた大聖堂のステンドグラスは雲の間から漏れる斜陽を受けて、美しく佇んでいた。ありがとうございました。

IMGP3610

教会を出てケルンを後にする。

 

つもりだったけど、思った以上に大都会なのか渋滞で一向に出られない。

思えば今日はすでに十分走ったし、無理をしてもしょうがないと思って近場のキャンプ場へ。

 

明日は北部の町ハンブルグに向かいます。

 

それでは!
いつも見てくれてありがとう!クリックのご協力よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

No Comments Central EuropeEurope

人のやさしさに触れたドレスデン

【ドイツ】東部の都市:ドレスデン

プラハのヴィート大聖堂は圧巻でした。でかすぎてカメラの画角におさまらない大きさ、幾何学的な造形美、そして色とりどりのステンドグラス。

 

その余韻に浸りながら次の場所を目指す。

 

次はまたドイツに向かって走る。理由は北欧(デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド)に行きたいから。

 

北欧の国々はフィンランドを除いてみんな独自通貨でユーロが使えないらしい、これから両替の手間が増えるのは正直面倒だなぁ。

 

いや、今までユーロが便利すぎたんだ。それが手間を省くメリットでもあったし、違う国に来たという実感を薄くしていたところもあった。

 

何はともあれ旅が次の工程に移っていくことをこれから実感していくことになるだろうなぁ。

 

そんな心配をしながらドイツのドレスデンに到着。ドイツって今まで周ってきたどの国よりもお金がある感じがします。

 

都市部が大きいとかはもちろんなんですけど、田舎でも町の隅々まで整備されていたり小奇麗なんですよね。しかも各地域でものすごい格差があるわけじゃなくて、どこも同じように発達している。

 

先進国と発展途上国の違いって局所的に発達してるかどうかが大きなカギらしいです。

 

発展途上国は、たとえばタイのバンコクなんかは大都市ですが少し田舎に行くと全然近代化されてない、とか。

これを国境越えてすぐに実感するんだから、国が違うってのは大きいんだと実感します。

 

国境沿いの家の人とかどういう気分なんだろうね。

 

だって、その人たちから見れば数メートル先の家はEU独り勝ちといわれるドイツで、かたや自分の家は貧しい国に所属していたりするわけですよ。

 

ご近所づきあいは当然あると思うし、当然話す言葉も同じ地域としてひとくくりなんだけど、税金や保証制度は全然ちがう。そもそも適用される法律が違う。

 

そういう感覚ってのは日本にいたら一生わからないんだろうな。

 

ドレスデンはザクセン州という場所にある都市で人口50万人ほど。だから日本でいうと宇都宮市に匹敵する規模ですね。

 

・・・あれ?匹敵ってこういう場合に使っていいんだっけ?なんか日本語が怪しくなってきた。

 

そんなドイツの宇都宮市を歩く、目的は日本でいうところのドイツの餃子があるという。

 

嘘です、目的は教会です。外国に来たからにはその場の食を味わうこともその国を理解する手段のひとつだと思うんですが、私自身は食にあんまり興味がないので食べ物はあるものを食べるって感じです。

 

で、ドレスデンの聖母教会につきました。あいにくの曇り空でしたが、その分涼しく行動しやすい。気温はもちろん日々違いますが曇ってると20度くらいで長袖じゃないと若干肌寒いかな、と感じます。

 

ただ現地の人の多くは半袖だったりするので、ヨーロピアンは寒さに強いんだなって思いますね。

IMGP3467

特徴的なのはドームの形です。尖塔がそびえる教会ってのがオーソドックスなんですが、ここのはドームによって親しみやすい、石造りにあってちょっとかわいらしい印象の教会です。

 

この教会、第二次世界大戦のドレスデン爆撃当日は乗り切ったものの、爆撃によって燃え広がった炎によって焼損し、次の日に完全に崩壊してしまったそうです。

 

後に崩壊前の姿を幼いころに見ていた成功者が自費で建物を復活させる団体を作り、残った残骸をパズルのピースのようにあてはめながら再構築したんだって。

 

こうやって書くと簡単だけど、実際はすさまじい執念だよなぁ。

 

縁起でもないけど例え話として自分の生まれ故郷の神社が火事にあって、後に自分の事業が成功したから立て直す団体作りますわってなかなかなんないよね。

 

そんな人々の愛で復元された教会の内部は・・・入れませんでした。

 

私からあふれ出る邪気が教会の聖域にはじかれて中に入れない!

 

とかではなくて、ミサ中なんですって。ナチュラルに普段使いだもんね、神社仏閣との違いは本当にそこだと思う。

 

これは完全に予想だけど、女の子をデートに誘うのに「明日のミサのあとお茶でもしない?」とかって会話が中学生くらいからありそう。断られた時のリアクションは「ジーザス!」

あ、関係ないですね、妄想でした。

 

一応展望台までエレベーターで行ける、お値段8ユーロ、日本円でいうと900円ちょっと。

お値段たっかい!正直高いけどこの日は何にも見れなかったのでやけで上ることにした。

 

展望台からの眺め、ドレスデンの町が一望できる。

IMGP3478

「日本でいうと宇都宮か~」ということを思い出すまではありがたみがありました。

 

そして私はまた一つ気づきましたよ。

展望台とかってその街を知らないと「眺めがいい」で終わるんですよね。

 

あの建物は何々でこの地域ではどういう役割でって、そういう知識が俯瞰的な視界に厚みというか物語を持たせる。

 

パノラマっていうのはそういうある種の景観に対する積極性が求められるものだと思うんですよ。

 

それが私みたいに下調べもロクにせず、「綺麗」以外の感想を無理やり出そうとする。

そして現出したものが「宇都宮」だったりすると、「宇都宮にしてはきれいな街並みだな~」とか「あの変なモニュメントをドレスデンの餃子と呼ぼう」とかって悲しい声が心でコダマするわけです。

 

あ、宇都宮をディスってるわけじゃないですよ、大谷石もあっていいとこですよね。

 

わりとすぐに降りてきた、まぁこういうもんだよな。もらったパンフレットはドイツ語しか書いてないし、しょうがないってことにしよう。

 

ドレスデンは確固とした理由から来たかったわけではなく、そろそろバイクの走行距離が3000kmだからそれなりの規模の都市に寄ってオイル交換をしたかったっていうのが本当の目的。

 

私が乗っているバイクはホンダのもので日本ならどこででもオイルを変えられるけど、海外から見たら他国の一メーカーで外車だからね。

 

そこでちゃんとしたディーラーがあるっていうんでドレスデンに来ていたのです。

 

市街地からおよそ30分。Google mapを信じて、Motorradhaus Zehren GmbH Hondaというお店へ。

 

川沿いにあるきれいなお店で結構規模が大きくてびっくり。やっぱりヨーロッパでは車格の大きいものが中心に売られていて、見ていて楽しい。

 

ヨーロッパで売っている私たちから見た会社の値段は日本で買う日本車の感覚と一致します。

 

つまり輸入車として入ってくるときにどれほどの額が上乗せされているか考えるとゲンナリなわけです。

 

そんなことを考えていると店の奥から店長さんが出てきてくれる。

 

要件を話すと「今の時期は込み合ってて無理なんだ。予約してもらわないと、それにすぐにはできないよ」という。

 

ぐぬぬ、そこをなんとか。

 

オイル交換自体は時間がかかるものじゃないけど、それでもすでにお願いされている仕事を一時中断してやるのはよろしくないもんなー。

 

それでもエンジンオイルは車両でいう血液みたいなものなので交換しないわけにはいかない。

 

完全にこっちの事情だが、理由を話して交換に必要な道具を借り、オイルだけ売ってくれるように頼んでみる。

 

店長は奥にあるガレージで作業中の男性と話に行った。ドイツ語だがなんとなく話の内容は想像できる、掛け合ってくれてるみたいだ。

 

長身の男性が出てきた。

「エンジンオイルだけだな?」

「はい!」

 

こういうときってたぶん色々言わないほうがいい。

オーケーと返事をしてバイクを持ってこいという、助かります!めっちゃ助かります!

 

交換してくれている間、世間話をする。北アメリカのカナダを目指してるんだけどというと、真顔で「ここはヨーロッパだぞ」と言われた。

 

ちょっと笑いました。これでまた安心して3000km走ることができる、よかった。

 

その後、支払いをしようと店長のもとへ行ったら首を振って値段を言わない。お金はいらない、頑張れよといって固く握手をしてくれる。

 

ありがたいのと申し訳ないのでたくさんお礼を言った。本当にありがとうございます!大切に走ります。

IMGP3486

北欧を目指すと言いながらまだドイツで行きそびれた場所がある。

 

ケルンという街でドイツの西部にある。今いるドレスデンからは距離にして約600km、最高速度90kmのオフロードバイクからしたらわりと絶望する距離である。

 

まぁ、旅のトータルは数万キロだし、そんなの誤差っしょと自分と尻の痛みをごまかして出発。

 

途中、乱立する風力発電機の横を幾度も抜けて田舎道を進む。

 

疲れて路肩で休んでいると放牧用の干し草を積んで走るトラックが、干し草を舞い上げながら走り抜けていく。

 

日本の北海道でもあったシチュエーションだけど、やっぱり外国に来ていることを実感する。ここドイツでは丸じゃなくて四角が乾草のスタンダードスタイル。

IMGP3539

IMGP3520

この日は結局たどり着けずに、途中でキャンプ場に泊まった。ここにもWi-Fiとコンセントはなかった。

 

この二つの条件を満たす場所は本当に少ないので、もし使える場所に行ったらとりあえずブログを書き溜めておかないと。

 

それではまた!

 

いつも見てくれてありがとうございます。クリックのご協力よろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

2 Comments Central EuropeEurope

「すべてが台無し」から脱却したヴィート大聖堂

【チェコ】首都:プラハ

 

今日も朝日で目が覚める。程よい寒さが眠気を効率よく飛ばしてくれる。

 

今日は首都のプラハの大聖堂を見にいく。大聖堂三昧の旅になっているが、いつも興味のあるものばかりを全力で追いかけてばかりいるので今回も平常運転だ。

 

さすがに首都ともなると大都市で、都市部に近づくにつれて交通量が増していく。それでも古い車が少なくないのがチェコらしい感じもする。

 

今回の目的地であるヴィート大聖堂は周りをプラハ城に囲まれているため、近くまでバイクを乗り付けて停車できそうにない。

 

事前にそんなことを調べていたので、近くのフリースペースに駐車して歩くことにした。比較的美しい景観の街並みだからお金を持っている人が多い場所だろう、安心してバイクを置いていける。

IMGP3207

プラハ城の外壁につくと入場者が警官に何かかざされていた。

 

ここまで来て「事前チケットが~~」とか言われたら最高に面倒い。でも、ここまで来ていかないわけにはいかないので意を決して話しかけると、簡単なボディーチェックだった。

 

金属探知機のようなものをバックパックの上下左右にかざされる。

 

「入っていいですよ」

 

長身の男性警官が笑顔で通してくれる。一日に何百人とやるんだろうに、対応が丁寧で感動した。そのまま、城壁とは思えない美しい庭園を抜けて大聖堂を目指す。

 

その途中で大聖堂が見える。

IMGP3224

 

でか!めっちゃでかい!

 

ここまで来るともうほとんど城である。あのまま他の国と戦えそうな様相だ。毎回思うけど作った人たちは本当にすごいよ。

 

屋根を飾るモザイク。遠くから見ると完全に十字架なんだけど、拡大すると微妙なところだなぁ。

IMGP3261

遠巻きに見えていた城が徐々に近づく。途中、衛兵が直立不動で門の前にいるんだけど、動かな過ぎて精巧な人形だと思った。

 

「あれ?人形?」と思ってじーっと見てたら、目だけこっちを向いてめっちゃびびりました。

 

しばらく歩いてようやく正面に到着。最初の感想は間違ってなかった。でかすぎ。

IMGP3297

この二本の尖塔は82mあるらしい、これは30階のビルに近い高さらしい。知らない世界すぎて「らしい」しか使えない。上の方の模様とか見上げる角度つきすぎててわからないからね、でかすぎ。

 

もちろん中身も外に比例します。巨人が礼拝できるサイズだね。

IMGP3343

この大聖堂はステンドグラスが美しいことでも有名。まるで美術館の中にいるかのように、浴びるほど芸術を堪能できる。

IMGP3362

この大聖堂は1344年に建造が開始されたものの、作業の中断や建造部の組直し、長い年月による建築技術や流行の変遷などによってそりゃもうごちゃまぜの状態になっていたらしい。

 

500年経った1844年、プラハで開かれたドイツ人建築家の集会で「すべてが台無しになってスタイルが不調和な状態」から脱却を目指そうってなったんだって。

 

そこでプラハの聖ヴィート大聖堂を完成させる連合が結成され、不必要な装飾を取り壊しまくって今の状態になったそうな。

 

たしかに一見複雑に見えるけど決してゴチャゴチャしてるわけじゃなくきれいにまとまっている、洗練されたんだね。

IMGP3401

城壁からプラハの町が見える。よく見ると形はみんな違うんだけど屋根や壁の色、素材が一緒だと統一感で町が一気に美し見えるよね。

 

個人的には東京みたいに看板出まくりのごちゃまぜのほうが実家のような安心感なんだけど。どんな店があるかわかるし。

IMGP3423

夕方になってきたのでドイツに向かって走る。そろそろ北欧を意識して走らないと周りきれなくなってしまう。

 

下道を走りながら遠方に小さな教会が見えた。あの場所の中にも人が祈りを捧げる厳かな場所があるんだろうな。

IMGP3437

これでチェコを抜ける、明日はドイツか。

怒涛のように日々が過ぎていく、一日一日丁寧に過ごしたいな。
それでは!

 

いつも見てくれてありがとうございます。クリックのご協力よろしくお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

4 Comments Central EuropeEurope

治安の悪そうな町ブルノとそこに建つ美しい大聖堂

 

競歩の荒井選手、メダル復活でよかったですね。え?ちょっと情報が古めなのはなかなかWiFiゲットできないので勘弁してください。

 

出発前は英語も通じるし、そこらへんでWiFiゲットできるから楽勝!って思ってたけど、そんなこと全然ないっすね。来てみて感じました。そりゃ、有名観光地に行けばインフォメーションセンターで英語もWiFiも使えるけど、そこから少し離れれば、そんなところめったにないからね。日本と比べたら発達してるけど、期待しすぎちゃいけないよっていうのを実感中です。

ちなみに「チーッス!」の語源はドイツ語なんじゃないかと疑ってます。お店で買い物していった客と店員が「チューッス!」ってやりとりしてるのを多く見るんでたぶん「どうも!」くらいの意味じゃなかろうかと推察してるんですがどうなんでしょうか。そこまで話を広げておいて調べないのが私なんですけどね。

 

さて、前回からの続きは・・・オロモウツの教会を見学して、チェコの中央、ブルノの街にある大聖堂を見ようということでやってきました。このブルノはチェコ共和国の中で比較的大きな都市で、街中をガンガン路線電車が走ってます。こっちの電車は日本の電車のイメージではなく、むしろ決まった道を走るバスみたいな扱いです。路線と車道が完全にかぶってるので車列が止まったら信号か、もしくは路面電車の乗り降りの二択くらいのもんです。

 

そんな都会のブルノはやっぱり治安があんまりよさそうに感じません。落書きに比例してゴミも多く、市内を走ってるうちにサイレンを鳴らして通り過ぎるパトカーを二度も見ました。くわばらくわばら。

 

そんな街にも救いはあります、ブルノの大聖堂です。この建物は小高い丘に建てられていて、私が通ってきた駅に近い道だと、車から降りて徒歩で向かわないと行けない。怒られなさそうな場所を見つけてバイクを停め、大聖堂を目指す。

 

丘を登る坂道の一角で、いかにも柄の悪そうな若者がたむろしていた。まだ明るいうちなので大丈夫だろうと思い、端を通りすぎていく。地べたに直接座って、音楽を大音量で流しながら話をしている。柄が悪いってのはどこの世界でも似たようなスタイルになるな。

 

この写真は教会の庭に繋がる道。すぐ傍には市民の憩いである小さな広場があるんだが・・・ってか、チェコの落書きは気合が入っている。どのくらい気合が入っているかというと高速道路の内壁に落書きがある。そこまでして言いたいことって何なの?って思うけど書いてあるのは「fuck」くらいのものである。ちなみにここのは読めない。

IMGP3135

ここを抜けて教会までたどり着く。小高い丘の上に要塞のように建っている教会はぐるりと回りを一般の家々に囲まれていて撮影の距離が全然取れない、まぁいいかと思って見上げたところを撮影。ここでも細工の精緻さが伝わるようにモノクロで撮影した。こんなデカいものをよく対称に作れるもんだ。細い部分の石とかよく割れないよな。そもそも美しい曲線に削るのがすごい、素晴らしい発想を実現する技術力がないとそもそも存在しないんだよなー。

IMGP3161

外観はとても大きく見えたが、中はそれほど大きくなかった。いや、今まで見てきたものがでかすぎて感覚がマヒってるだけなんだが、こういう規模のものがそこら中にあるというのもまたすごいところだ。こんなすごい建物を中世とかに見たら、そりゃもう信徒になっちゃうよね。

IMGP3165

中にあった教会の模型。なんだかちょっと小学生が夏休み明けにもってきた宿題みたいなクオリティでした。正直すごすぎるものばっかりだから、こういうのは和みます。これっぽい家の形の貯金箱とか作ったなー、全然お金貯まらなかったけど。

IMGP3167

正面のステンドグラス。言葉が出ないほどに見事だった、いいものを見れた。

IMGP3178

この日はここで夕方になってしまった。これ以上いると柄の悪い若者たちが活発に活動しはじめる時間になってしまうので撤退。

 

今日も懲りずにキャンプ場に泊まりました。本当にキャンプ場が快適すぎ、ここまで自分に適性があるとは思わなかった、旅での発見だね。

 

次は首都プラハに向かいます、それでは!

 

いつも見てくれてありがとうございます。見たついでにクリックお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

No Comments Central EuropeEurope

チェコ共和国入国 オロモウツ・ブルノ

メダルラッシュに沸く日本の皆さん、こんにちは。支出ラッシュに沸く宮下です。

 

日本勢本当にすごいですね、連日のメダル報告に遠方にいながらとても嬉しく思います。レスリングの吉田選手が銀メダルを獲って「申し訳ない」みたいなことを言ってたけど、そんなこと全然なくて完全に日本の誇りですからね。一流アスリートの感じているプレッシャーは計り知れないものがありますけど、私みたいな一般人から見たら本当すごい、よくやってくれた!しかないです。

 

さて、話を戻して・・・このヨーロッパ旅、最初は「あんまりお金を使ってないんじゃないか?」と思っていましたが、わりとガンガン減ってることに気づきました。やっぱ家計簿を正確につけるってのは大事ですね。

 

この日はチェコ共和国に入国しました。使用されているお金の単位はチェココルネ、ちょっとおいしそうに見えたら疲れている証拠です。私は何の準備もせずにユーロだけ持っていきましたが、普通に使えました。ただ、単位換算のときに細かいところを四捨五入されてるみたいでちょっと多めに取られますが、そのくらい気になりません。

すでにオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ、オーストリア、そしてこのチェコと6ヵ国を旅してきましたが、東南アジアと一番違うのは国境があってないようなものだということ。イミグレーションもカスタムもなく、どこも高速道路が無料で開放されていて物流の良さを体感できます。その一方で、東南アジアと同じところもあって、実は国境を跨ぐと街の様子が一変すると感じることが多々あります。

 

例えばオランダならおしゃれなレンガの家、ベルギーはオランダよりちょっと日本に近い外観の家、ルクセンブルクはベルギーよりちょっと貧しい感じでやはり小国という印象、ドイツは町の隅々にテクノロジーを垣間見るところがあってやっぱりお金持ちという感じがします。オーストリアはベルギーにちょっと似てるけど、なんかやたら銅像とか立ってますね。

 

そんな中でチェコは貧しく治安があまりよろしくない感じがかなりします。これは私の直感なんで数字の上ではわからないですが、町にスプレーで壁に描かれた落書きが多いんですよね。それに今までの国で見なかった日本で言う長屋みたいなのも多く見ました。これに加えて走ってる車が古いんです、なんかこうアンティークとしてオシャレな古さじゃなくて「ただ純粋に旧式」の車が今も現役で走ってます。そういうところなのであんまり長居せず、見たいところを見たら通過してしまおう。

 

まずはオロモウツという東の街を目指す。チェコは東西に長い国なので東の町から西の町へ抜ける予定だ。高速・下道を併せて道を進む、どう見ても1980年代の車が現役で走っている。道路もツギハギの舗装が多く、くぼみがチラホラ見える。注意しないと。

 

オロモウツに着く頃には昼になっていた、思ったよりかかってしまった。この街もどうやらあまり裕福な感じではないが、それでも中心地は立派な建物に挟まれた大通りがあった。

IMGP3054

バイクを停めてカギをかけていると初老の男性に話しかけられた。アルコール臭い、マネー、マネーと言いながら手を伸ばしてくる。「ごめん、俺は貧乏なんだ」、ガムテープを巻いたカメラや穴の開いたジャケットを見せると、またどこかにフラフラと向かっていった。協会の入り口なんかにはコップを持った物乞いが座っているのをみかけるけど、街中で積極的に声をかけられたのは初めてだった、びっくりした。

 

なんだかんだで目的地は大聖堂。いっぱい見ていてもすごいもんはすごいからね、何回でも見ちゃう。日本でいうと神社めぐりみたいなもんなんだろうなぁ。ここはオロモウツ大聖堂、口コミがよかったから来たというミーハーぶり。尖塔の部分と外壁のカラーリングで城っぽく見える。

IMGP3063

ステンドグラスから日が差してとてもきれい。でも、外から見ると色の違いなんてほとんどわからないくらい色あせて見えるんです。中から見るときれいなんですけどね。

IMGP3090

ステンドグラスって日本でいうところの障子紙ですよね、ちょっとランクが違いすぎるけど。

 

でも、日本の障子紙って障子自体の木枠の模様で「魅せる」様式美なんですよね。直接色を付けるのではなくて、陰影だけで表現する技法。たぶん絵具じゃなくて墨の発達とかが背景にあったからだと思います。そこから考えるとステンドグラスで「魅せる」っていうのは障子紙じゃなくて障子の木枠模様に相当するかもしれませんね。

 

このあとチェコの中央にあるブルノにある大聖堂を目指して走ります。

それでは!

 

いつも見てくれてありがとうございます。見たついでにクリックお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

6 Comments Central EuropeEurope