みなさん、こんにちは。ドイツビールでべろんべろんの宮下です。

ちゃんと日本語になってなくても勘弁してください、酔っ払いになってしまいました。

 

今いるのはドミトリーという一部屋にいくつもベッドがある安宿なんですが、わりと規模が大きくホテル内にバーが併設されています。そこで仲良くなった人たちと飲んだんですが、聞いたところつまみなどの食べ物を頼めないそうでビールだけを飲んでいたらべろんべろんになってしまいました。これあした二日酔いかもしれない、憂鬱だ。

 

って、これヨーロッパ周遊の最初の日記だった。これまで付き合ってくださった皆さんも、これから見てくれる人もこんにちは。どうかよろしくお願いします。

 

これからの大まかな流れをすごくざっくりいうとバイクで下の3つのことに挑戦します。
1.ヨーロッパを時計回りに周遊
2.南アメリカを縦断
3.北アメリカを縦断

 

わっかりやすい!

 

そして旅にトラブルはつきものなのできつきつのスケジュールは立ててません。

当初の計画はロシアを横断したあとヨーロッパを周遊しようかとも思っていましたが、
東南アジアを周遊してみて「バイクでひたすら走るよりも写真撮影に力を注ぐ旅にしたい」ということでロシア横断に注げる時間とエネルギーを絞ることにしました。

 

なのでヨーロッパはオランダから旅をはじめます。

とはいえ、すでに旅が始まって10日にもなろうというところ、インターネット環境や充電の問題など多くのことに直面しながらやっとこさブログを更新できるようになりました。そんな問題が発生しているのはそれらを借りられないキャンプ場で寝泊まりして旅をしてるってことが原因なんですが、とにもかくにもこれからできる限りの頻度でブログを更新していきたいと思います。

 

また、写真に関してすでに起こったトラブルとして写真編集ソフトが使えなくなってしまいました。普段はレタッチして細部を調整した写真を貼っていましたが、ここから先はもう撮って出しです。すっぴんのまま貼っちゃう。だからもし見づらかったりしても勘弁してください。

 

8月24日 日本時間の午後十一時、オランダの現地時間は午後四時でした。ここまで来るのに24時間以上かかりました、ヨーロッパって遠い・・・

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バイクは8週間ほどかけて横浜港からオランダのロッテルダム港へ輸送。よく聞かれるのでざっくり書くと頼んだ会社はクロネコヤマトロジスティクス。250ccのオフロードバイクでサイドケース2つつけた状態のものを輸送すると大体21万円くらいでした。輸送は混載というタイプで木枠に入れて送る必要があり、保安上の理由によって自分自身で木枠に組むということはできないそうです。そのほかの費用として、輸出・輸入の実績が浅い者(私のような素人)がこういった荷物を輸出・輸入する場合、中身の検査費用として2万円ほど上乗せされます。この検査は拒絶できず、またこの費用を負担しないと輸送させてもらえません。なので計23万円くらいです。わりと円が強い時期に契約したので助かりまし

 

で、そのロッテルダム港でバイクを受け取る予定日が8/5でした。到着したロッテルダムの町は高層ビルこそないものの近代的というか前衛的な形の建物ばかりで、地震に耐えられなさそうな不安になる構造のビルもありました。

気候は半袖だと肌寒い程度。大荷物をかかえていたので助かりました。宿まで駅から荷物を担いで1.5kmほど。近くに大きな協会がありました。中には入れませんしたが、日本の寺や神社のような林で隔絶されている感覚とは異なり、町の一部として溶け込んでる感じがしました。

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町にあるマンションの壁もオシャレ。日本じゃこういうの許されなさそう。

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宿はドミトリーで快適。バイクをゲットすればテントが使えるので野営しながらヨーロッパを周遊する予定です。町の様子もたくさん撮りましたが、あんまり画像を貼るといつものように長くなるので割愛。

 

8月5日

いよいよバイクを取りに行く。ドミトリーがある中心地からヤマトグローバルロジスティクスまでは大体12km。歩くと半端なく遠いのでいい方法を探していたところ、近くからWaterbusというのが出ていました。Willemskadeという場所からRidderkerkというところまで4ユーロで運んでくれます。オランダに限ったことではなくヨーロッパの多くの国は日本より物価が高いのでタクシー使うより経済的でおすすめです。私が乗ったときには毎時0分、30分の出発でLine20というやつです。ただ、わからなくても乗務員に聞けば教えてくれるので全く問題ありません。

 

ヤマトグローバルロジスティクスに着くと、事前に担当してくれたマーティンさんが出迎えてくれた。木箱で非常に厳重に梱包されていたので(日本の横浜港でかなり厳重にやってくれたよう)、取り出すのに時間がかかったものの30分しないうちに受け取ることができた。2カ月の期間だったが、セルもちゃんと回るし、タイヤの空気圧も減っている様子はない。マーティンから聞いたガソリンスタンドでガソリンを給油して、オランダを自走する。穏やかな気候もあいまって最高に気持ちがいい。

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せっかくなのでそのまま世界遺産のキンデルダイクという風車が有名な村に行くことにした。オランダという国は平均海抜が0m以下で灌漑しないと土地を使用できないのだが、この風車はその水を外部へ押しやる役目を果たしているらしい。昔、地理の授業でやったはずなんだが、実際に現地で説明のビデオを見るまで完全に忘れていた。外から見て水車が併設されていたので、「風だけじゃなくて水の力も利用してるんだ、スゲー!」って思いました、アホですね。

 

青い空、白い雲、最高に気持ちいい風。雲が太陽を隠してくれるから日差しも柔らかく心地がいい。

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この場所に入ること自体は無料なんだけど、風車の中を有料で見学できるそうなのでせっかくだから行ってみることに。動力の説明だけでなく、そこに人がどうやって暮らしていたのかを知ることができました、風車自体は巨大なんだけどやっぱり部屋としての内部はすごくこじんまりとしていて、ベッドなんかはドラえもんが押し入れで寝るような状態でした。今もいくつかの棟には人が住んでいて、入ることができる風車は限られています。上下の階を行き来するための階段横は巨大な歯車が回っていて、落ちたら確実に死ぬんだろうなと感じます。この歯車が木製で、きしむ音が常時なっていることを考えると、住んでる人にとってはもうBGMみたいなものなんでしょうね。

 

8月6日

さっそくですがオランダを旅立ちます。ヨーロッパにはシェンゲン協定というものがあって、EUに加盟している国の行き来がしやすい代わりに、いかなる180日の間でも90日間の滞在しか許されていません。これは物価の高いヨーロッパで外国人労働者が現地人の雇用を圧迫するのを防ぐ狙いがあるようです。

 

簡単に言うと90日のタイムリミットがあるよ、ということ。つまり周遊するとなればあまりゆっくりはしていられません。時計回りに回るつもりでしたが、ネットで見たベルギーの街並みがあまりにも綺麗だったのでそちらに向かおうと思います。

 

着きました、ベルギーのブルージュの町です。3分クッキングみたいで旅の感じが伝わりにくいかもしれません。しかし、下道を丹念に走り、ここまでやってきました。細部にわたって書かないのはとりあえずブログを現実に追い付かせようという思いがあるからです。

話をもどして、ベルギーのブルージュの名前は「橋」が由来だそうです。たしかにブリッジに似てなくもないですね。なんで橋をかけたのかというと、12世紀に襲った大津波のあと、爪痕として残った溝を整備して水路にし、船で町の中の交易を盛んにしたそうです。町中の交易を運河にするって一見効率よくなさそうですが、水上では重い荷物を運ぶときの摩擦も限りなく小さくなりますからね。道路もろくに舗装されず丈夫で高性能な荷車でもない限り運河はかなり画期的な輸送経路だったのかもしれません。

ここは有名なマルクト広場。名前の由来になった橋を数々を押しのけて人気No.1に輝くだけあってすごくきれいなところです。四方を建物に囲まれた広場なんですが、周りの建物がどれも立派で中央に立つとどこを見ても贅沢な眺めです。

 

ここでは伝統衣装に身を包んだガイドが馬車を操りながら市内を案内してくれるようです。ベルギーは州制度をとっていて、この建物は州庁舎だそうですよ。私たちでいうと県庁くらいの位置かな、ちょっとおしゃれすぎませんか。

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広場ではシャボン玉のパフォーマンスをやっていて大人も子供も笑顔になってました。私もだいぶ(写真撮影を)楽しんだので途中でチップを帽子に入れにいきましたが、あれってタイミングだ大事なんですね。パフォーマンスが終わってパフォーマーが戻ってから入れないといけない。途中で入れたら気づかれなくて「お前あんなに俺のパフォーマンス見てたのにお金くれないの?」みたいな目で見られました、すでに入れたってば!

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ここには2日いました。近くのキャンプ場が3.5ユーロ(日本円で400円くらい)という破格のおもてなしだったので思わず長居してしまった。ベルギーはここのほかにゲントやブリュッセルにも行きました。

 

この写真はブリュッセルにあるサン・ミッシェル大聖堂。本当はこういう色じゃないんだけど重厚感を感じたので全体を青っぽくしました。ブリュッセルの町は古い建物の中に電光掲示板なんかがスマートに組み込まれてる伝統とテクノロジーが入り混じった町でした。日本人の和の心とかいいますが、東南アジアでもヨーロピアンでも環境に調和させながらバランスの取れた文化を大切にしていると感じました。

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そして太っ腹にも内部見学させてくれるという。もうね、荘厳という言葉がまさに似合う場所です。強制的に厳かな気分になります。

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ステンドグラスがきれい。このステンドグラスにはキリスト教の物語がかかれているんですね。こういった宗教施設は立派になればなるほど、信仰の触媒として効果が大きいと感じます。圧巻でした。

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たぶんマリア様、説明がベルギー語で読めませんでした。慈しみの表情というのはこういうのをいうんだな。

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でも、角度変えると二重顎を触られてメンチを切ってるようにも見えます。アングルって大事。

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2ユーロではいれる資料区画のステンドグラス。HDRという明るい画像と普通の画像と暗い画像を合成する手法で撮りました。人間の目はめちゃくちゃ高性能で、脳の中でそれを処理したものがみえるんですけど、カメラはそうではないのでシステムをフル活用しないと見たものに近くなりません。

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これもブリュッセルにある広場。世界一美しいとまで言われるグラン=プラスというとても有名な場所だそうです。各所に美食の店が立ち並び、本当に多くの観光客が訪れていました。ベルギー思ったよりずっといいとこだなー、お金を貯めて家族と美食の旅にいつか来たいと思いました。

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8月8日

お世話になったキャンプ場とお別れ。ここは宿泊費がとても安くすさまじく快適でしたが、ただ一つ弱点は持って行ったコンセントが使えなかったこと。もちろんちゃんと各国対応のマルチプラグを持って行ったんですが、なんというかプラグの接続部の形じゃなくて、そのプラグを保護している外側の形が合わないんですよね。現地ではコンセントの形が丸形なんですけど、私が持っていたのは四角いもの。WiFiをつなぐことができても、ブログを更新するだけの電源がない。

 

この日はベルギーの東端からルクセンブルクという小さな国へ入ります。

ベルギーの牧歌的風景を抜ける。筆舌しがたいくらい気持ちいです、ぜひ皆さんにも行ってみてほしい。

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途中、ベルギーのホームセンターで変換プラグとバイクチェーン用の潤滑剤をゲット。これでパソコンの充電ができるぞ、やったー!

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そこから走って走ってルクセンブルクに入国。シェンゲン協定のおかげで越境の手間がない分、行程が捗ります。ルクセンブルクは渓谷にある街で軍隊は陸軍が500人に満たない非常に小さな国です。

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その中心部に存在するノートルダム大聖堂に到着。どうやら写真は撮っていいみたい、ありがたやありがたや。

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天井にも意匠を凝らしている。拡大しても思い出が美しく残せます、そう、ペンタックスならね。

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教会の中の描画。色遣いがきれい。

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一般観光客が足を踏み入れることができる最奥。

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圧巻でした、ヨーロッパの著名な協会に入るたびに感じる圧倒的な雰囲気。ここでもしかと味わいました。

余韻を残して教会を出る。渓谷に広がる街なので大きな橋がかかっているが、下ではスケボーのトリックを練習するスペースが設けられていたりと近代的なイメージの一端を感じる。

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8月9~11日

ルクセンブルクを抜けた先は大国ドイツだ。といっても、はじっこなので広がるのは今まで走ってみてきた牧歌的風景も多い。ただ街並みが国境を超えるたびに少しずつ変わる気がする。オランダはまさにレンガ造りの古き良きヨーロッパ、ベルギーはそれよりもどことなく日本の住宅に似ていて、ルクセンブルクは貧しい感じ。ドイツの街並みが今まで走ってきた場所とちがうのは外壁に木を使っていることでだいぶ今までと印象が違うということ。

そんな住宅が見える道路わきのベンチで一服し

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木立の中を抜け

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牧歌的風景を横目に

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ドイツのウルムという町に到着。ウルムはドナウ川沿いに発達した町でウルム大聖堂という世界一高い尖塔をもつ協会がある。

 

外観はこれ。

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中身はこれ。

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塔の先端は地上から160mほどの位置にあり、その近くの展望台まで階段を上っていくことができる。

そう、階段をのぼっていくことができる。

 

大事なことなので二回言いました。

登り切るまでに30分、自力でのぼるのに5ユーロかかるという鬼畜ぶり。

ただ登り切ったあとに眺める街並みは絶景でした。ヨーロッパは町がきれいだ。

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駄目だ、眠い。たぶん明日にはこんなひどい日記はないとか言ってるかもしれない。でも、そんなことは気にせず今は寝ます。おやすみなさい。

 

それでは!