【ドイツ】西部:ケルン

 

ドレスデンから約600km。ケツが4つに割れるかと思いましたがなんとかドイツ西部のケルンに到着しました。

 

ケルンの街はかなり経済規模が大きいらしく、中心地に向かうごとに交通網が複雑になっていてパーキングを探すのに苦労した。

 

幸い聖堂の近くに停めることができたけど、周りにたむろする柄の悪い黒人の目線が怖い・・・あとでわかったけど教会の裏手から近づいてたみたい。

 

教会正面の道はそんなことないみたいでした。そんな彼らをなるべく見ないようにして教会に到着。

 

おおおおお、でかすぎ!

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入んないよね、写真に。

 

チェコのプラハにあったヴィート大聖堂も巨人が礼拝できるサイズだったけど、こっちのほうがずっとでかい気がする。ゴシック様式の建造物として世界最大を誇っているというのは伊達ではないらしい。

 

ちなみに維持費だけで年間10億円を超えるんだって、大リーガーみたいな単位ですね。

 

このケルン大聖堂は世界遺産なんだけど、一度「危機遺産」ってのに登録されていた。

 

聞きなれない言葉かもしれないが一度世界遺産に登録された対象の周辺で、景観を損なうような開発が進められると「世界遺産から外される可能性のあるリスト=危機遺産」として登録される。

 

ケルン大聖堂の周りも経済発展に伴う高層ビルの出現などで危機遺産に登録されたものの、ケルンの行政当局による懸命な努力によって、そのリストから削除されたらしい。

 

ちなみにそのリストから外れることができずに、世界遺産としての価値が失われたと判断されたものにドイツのドレスデンにあるエルベ渓谷があるそうだ。

 

聖堂の中にすさまじい人数が入っていくが、入り口にはガードマンがいなかった。街の規模から考えるとちょっと無防備かなと思いつつ、この人数を捌くのは無理かもしれないとも思った。

 

2015年の大晦日に大聖堂前の広場でアラブ系やアフリカ系の人による集団性暴行事件が起きたそうだ。

 

集団性・暴行事件じゃなくて、集団・性暴行事件ね。やばすぎ。

 

いろんな不満がたまって起きたことなんだろうけど聖堂の周りにはガラの悪そうな人がたくさんいるからなぁ。経済状況も格差が激しいんだろう。

 

夜景が有名だけど、金がほしいやつから見たらネギしょったカモだから早めに退散しよう。

 

いざ聖堂内へ。

 

おお・・・荘厳だ。IMGP3566

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見学者は沈黙を守ろうとはせず、普通に話をしている。人が少ないと音響効果でやたらに物音を立てられないが、ここまで人がいるともう誰が音を発しているとかみんな気にしない。

 

このケルン大聖堂はその巨大さだけでなく、精緻なつくりのステンドグラスも非常に有名。

 

特にドイツ最高峰の画家と呼ばれ、世界で最も注目される芸術家として名高いゲルハルト・リヒターの作品は必見だそう。それがこれです。

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おお!

 

ぉ・・・

 

・・・そうか?

・・・これそんなすごい?

 

昔マリオペイントってゲームでよく見た画面に似てるんだが・・・

芸術は難しい・・・

 

たまに思うんですよね。こういうのって「誰がやったか」ってのがすごい重要だって。

そもそも、すごい人じゃないとやらせてもらえないってのが前提なんだろうけど。

 

例えば「世界遺産のケルン大聖堂はこの度、ステンドグラスのデザインを公募します!」ってなって、このデザインで応募したらちゃんと選ばれんのかな?

 

もちろん「あのゲルハルト・リヒターが応募してきた!?」ってなったら選ばれるんだろうけど、まったく無名の人が出したらチョイスされんのかなって・・・

 

いや、野暮な質問だってのはわかるんですけどね。なんでそんなこと考えるかっていうと、私の頭の中にずっと松尾芭蕉のこの作品が残ってるからなんです。

 

「松島や、ああ松島や、松島や」

 

これを聞いたとき私は思いましたね。

 

お前、マジか、と。

 

仮にこれを私が言ったら、いったい誰が評価してくれるというのか。小学校の「俳句を作ってみよう」とかいう、オリエンテーションに近い授業の中でも、やり直しさせられそう。

 

これって松尾芭蕉が言ったからすごいんですよ。

 

並みいる知識人よりもはるかに豊富な語彙力を持ち、諸国を巡って数多の絶景を見、その経験や日々怠らぬたゆまぬ研鑽、そして偉大な俳人のセンスが合わさって抽出された俳句。

 

 

アウトプットに限らず発射台の立派さも大事という風潮

あると思います。

 

何がいいたいかというと、そういうバックボーンを知ってからこのステンドグラス見ればよかったなって。

 

うん、なんとか着地できた。書き始めて自分でも議論がどこに行くのかかなり不安だった。

 

そういう予習なしで見たら、私は素直にほかのステンドグラスのほうがすごいなと思いました。

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もう絵画じゃん。

 

特にこの部分、一人一人の目線とか仕草とかすごく丁寧に描写されていてるけど、明るい色使いでちゃんと主題に集中できるように計算されてる。

 

主役の肌の色が薄いから描かれた穏やかな表情も際立ってそこにある慈愛や希望が直接伝わってくる。すごいとしか言いようがない。

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大満足です。約600kmを走り、ケツが4つに割れるかと思いながら走ってきましたが、来てよかったと素直に思います。

 

会いに行かなきゃ出会えない感動ってのはやっぱり世界にたくさんあるんだなぁ。

 

ちなみにこの大聖堂に聖書に出てくる「東方の三博士」に纏わる遺物が保管されている。この大聖堂に負けず劣らず素晴らしい芸術品の中に収められているという。

 

それがこれです。

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遠すぎ。

 

これが感想。

 

ひょっとしたら年に一回とか一般公開とかしていて、近くで見れるかもしれないけど、残念ながらよくわからないってのが本音でした。

 

食い入るようにステンドグラスを見ていたら、気づかぬうちにだいぶ時間が経っていた。暗くなり始める前に移動しないと。

 

帰りがけに見上げた大聖堂のステンドグラスは雲の間から漏れる斜陽を受けて、美しく佇んでいた。ありがとうございました。

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教会を出てケルンを後にする。

 

つもりだったけど、思った以上に大都会なのか渋滞で一向に出られない。

思えば今日はすでに十分走ったし、無理をしてもしょうがないと思って近場のキャンプ場へ。

 

明日は北部の町ハンブルグに向かいます。

 

それでは!
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