みなさん、こんにちは。ブログを「遅れている」から「やや遅れている」にしたい宮下です。
ブログも遅れてるんですが紅葉を追いかける方も大分置いてかれてる気がしてきました。
晩秋の日本縦断の旅!になってるよね。これまで十日をかけて中部地方から東北へ旅をしている中で本当に紅葉最盛期だったのは黒部ダムといくつかの峠道くらいですから。それを見たさに色々頑張ったけど、それも見れず悔しい思いをしてる人もいるんだからあんまり贅沢は言っちゃいけませんが・・
旅に出て、想像以上の山岳紅葉の美しさに感嘆し、これからいろいろなところを回ろうと考えていました。しかし、大まかなルートを考えると、縦断と銘打つからには青森県くらいまで北へ進みたい、そこから南下したい。そうなるとこれから以北の山は晩秋どころか冬の山になってるわけです。月山、鳥海山、八甲田山、八幡平・・・東北には名山がひしめいているとはいえ、それらの紅葉を今から北上する私が見れる可能性は限りなく低いでしょう。それだったら、山より標高の低い渓谷や森林を回る方が、より旬を楽しめるんじゃないかと考えたわけです。
今日行く予定だった磐梯山で一旦登山をお休みし、南下する過程で紅葉只中の低山を探していきたいなぁ、と布団に入って考えました。
今日磐梯山に登ったらそれでいったん登山道ですれ違う人にこんにちはと百回くらい言う日にさよならしよう。
この日もブログを更新すべく、ダラダラとやっていたら登山口に着くのが昼前くらいでした。ここから磐梯山山頂までは片道二時間のルート。しかし、ここにたどり着くまで駐車場に入りきらない車列が200mくらいは続いていて・・・写真撮影は人とすれ違ったり画角に全く知らない人の顔がクッキリ入るとよろしくないので人の往来が止むまで足を止めることが多くあります。でも、ここまで多くの人がいたらそもそも写真が撮れないんじゃ・・・休日の百名山で福島屈指の名山です、そこに晴れ間と紅葉只中の山道が加われば込むのは至極当たり前でしょう。
マジっすかー・・・ちょっと磐梯山行きたくなくなっちゃったな。
看板を見たりSiriに質問して近場で良さそうな場所を再考します。登山の装備してれば他へ行っても過剰なだけで不足にはならないから潰しが効きます。
磐梯山を見ながらどこへ行こうか考えていると怪しい山が見つかりました。
「猫魔ヶ岳」
すごい字面だな・・・GoogleMapで調べると「目的地に到着しました」との報告。
磐梯山から駐車場を挟んでちょうど反対側がどうやらその猫魔ヶ岳らしいです。
調べてみるとマイナーな低山の様子、登山カードを見ても人がまばらであるのは明らかです。
コースタイムも磐梯山より比較的短く難易度も低い一本道みたいなのでこっちに行くことに決めました。
ブランドはなくてもこの山の良さが見つけられたらいいなくらいの気持ちで登山カードを記入、いざ、出発!
猫魔ヶ岳は1400mほどの低山で磐梯ゴールドラインの少し離れたところから見ても丸々綺麗に紅葉していました。登ったら紅葉の絨毯を人の渋滞を避けて見られるかもしれません。
登山道を歩く、なだからな坂道、やわらかい土。入り口からしばらく進むまでは石もそれほどなく張り出した木の根に注意するだけで快適に登れます。
少し進むと石も出てきますが遊歩道レベルの登山道が続きます。進むごとに落ちた枯れ葉の乾いた音を聞きながら道を進みます。展望は違うでしょうが登っている最中の紅葉はそれほど変わらないでしょう。人が少ない分ゆっくり撮影できてこっちにしてよかったなぁ、と感じました。
木々のトンネルが気持ちいい。今まで登ってきた山の登山道は人も多いことから登山道は道の状態が良く、何より広い印象でした。でも、猫魔ヶ岳は登山道も狭く、木々が頭の上でちょうどアーチを作っている感じなので紅葉のトンネルを抜けている感覚になります。その木々が覆う面積で道は暗いと感じる場所もありますがそれが良さなんだろうと思います。
登りの傾斜もきつくなり、大きな石が出始めてしばらく絶ったころに遠望が見渡せる開けた場所に出ます。ここは道半ばですがほかの登山口からの分岐点としてちょっとした広場もあります。写真の左に見えるとんがった山が磐梯山らしい。
まぁ人間ってのは結果オーライの生き物ですからね。猫魔ヶ岳を登ったらこっちに来てよかった、とか言ってるでしょう(笑)
ここで休んでいた中年のグループが「言われてみたい言葉」みたいな話をしていた。大学時代もこういうテーマで雑談していたが今の俺はなんて言われてみたいんだろう、結構楽な山なので考えながら登ることにする。
みなさんも考えてください、「言われてみたい言葉」
考えながら歩いても撮影ですぐ考えが霧散してしまう。まぁ、そんな真剣に考えることじゃないからいいんだえどね。
考えているうちに候補がいくつか挙がってくる。昔より物事の側面に潜む価値みたいなのをなんとなく感じるようになった。一元的な尺度ではなく多方面から価値を考えて「言われてみたい言葉」を考えなくては。それっぽいことを言っているけど実際はアホなことしか考えてない。たぶんそれが完全に顔に出た状態で登ってましたね。
紅葉の道を抜けてゆるやかな山道を抜けたらすぐに頂上。この山はイージーだな。
アクエリアスを飲みながら看板を見る図のパイロット視点。
頂上で一休みしているとほかの登山客と話がはじまる。どうやら彼らも同じ考えで混雑を避けてきたらしい。
そのグループはこれから下山の予定だが猫魔ヶ岳の先に雄国沼という場所があってそこを見下ろすポイントからの展望が最高らしい。
え?今ここから見える景色で結構満足なんだけど。
でも往復40分というお手軽コース。まぁ、ここまで来たし行っておこうか!
最初に一気に下り、次に一気に登る。
正直この道も大したことない、片道15分くらいで着きます。
そうすると大きな岩が見える、ここがビューポイント。
間近で岩を見やる。高さは2,3mはあrだろう。
この岩の上からだと展望がすごそうだ。
・・・ん?
上に何かあるな。望遠レンズで覗く。
たけのこの里だー!!!!!!
はい、やらせでしたね。この画を撮るために一回よじ登りましたからね。
この岩はよじ登れるけど結構危ない気がする。ここだけ岩場で高さ2mはあるので、もし滑って落ちたら骨折とかありえる場所。くだらないことにウェイト乗せちゃいけないんだけどね・・・・
とか言いつつまた登る。絶景を前に休憩する。たけのこの里うまー!!
曇りだったから紅葉の鮮やかさが少し落ちた気がするけどそれでも十二分にすごい。
向こうに見える磐梯山にも眼下に広がる絶景を堪能している人が多くいるはずだ、頑張ってよかったよね、お疲れさま。
紅葉の道を戻る。往路と復路の道が同じでも見える景色が違ったりするのが山の面白いところ。
次の日は雨の予報なので無理せず体を休める日にしようと思う。
隣県の山形には大学時代の友人もいるので彼の家にお邪魔しよう。
ちなみにひたすら考えた結果、言われてみたい言葉は「決勝で会いましょう」でした。
今度みなさんのも教えてください。
俺のと同じ人は考えるベクトルが一緒なので今度飲みに行きましょう。
それでは、また。
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