みなさん、こんにちは。この日記を書けばようやくリアルに追いつく反面、無職というリアルからは逃げたい宮下です。
ちなみに十三日目は雨に降られてひよったので山形県酒田市→秋田県秋田市までの移動しかしてないので日記は書きません。

でもまぁ、高原で気温8℃の雨に打たれてバイク乗ってみてください、ミシュランマンみたいな格好でも寒すぎです。
寒すぎるので貼るホッカイロをジャケットの下にベタベタ貼って走ってます、ホッカイロ最高。

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さて、前日どこにも観光してなかったのでこの日は鳥海山にでも登ってやろうかと息巻いてました、とはいっても中腹の紅葉を見てとんぼ返りしようかくらい。最近よく息巻いてますがそのくらいの気迫がないと登山はできません、山を好きになり始めたとはいえ苦痛の海を泳ぐのと変わらないからね。で、秋田市から鳥海山グリーンラインってところを通って吹浦登山道に行くつもりです。

 

それなのに鳥海山グリーンラインが紅葉真っ盛りすぎて!

俺は今日一日グリーンラインだけで過ごすことを決めた・・・

 

まぁ、ここで紅葉ってことは山の中腹は晩秋でしょう。鳥海山は東北一高い単独峰らしいので上は絶対冬になってます。この鳥海山グリーンラインってのはたぶんメジャーどころじゃないです、というのは道幅が狭く駐車禁止の看板をよく見かけるからです。

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でも、バイクで幅も狭いんで路肩より外側に停めて写真撮っちゃいます。往来する車もみんな紅葉目当てで追い抜いては抜かれて、追い抜いては抜かれてって感じでみんなこの旬を楽しんでいるようでした。

 

ここに来てたぶん本当の最盛期ってやつに当たったかもしれないです。蛍光オレンジか!?ってくらい鮮やかな色やサンライトイエローオーバードライブって感じの黄色がたくさんありました。

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陽の光を浴びて紅葉が光ります。綺麗なもんだなぁ。

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よし、今日はいっぱい撮るぞ!!

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走っていると善神沼という場所を発見。字面で判断します、絶対ええとこや!バイクを降りていそいそと向かいます。紅葉のアーチを抜けて沼の側へ・・・

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着きました、これは魚眼レンズという非常に広い範囲が撮れるレンズで撮りました。遠くのものが小さく映る特性があるのでわかりにくいですが左奥に見えるのが鳥海山、この沼は風がなくて天気がいいと鳥海山を鏡写しにするらしい。この日はこれでもかってくらい風があったのでそういうのは見れませんでしたが沼の周りも紅葉に彩られてすごく綺麗でした。

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ここはビックリするほど移動できる範囲がせまく沼の周回もできないようなのですぐ戻ります。

帰りがけに色バランスが絶妙な道に出会いました。この場所には来ようと思えば何回も来れるけどこの色合いを撮ろうと思ったらこの瞬間しかないんだよな。

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バイクにまたがってまた進むといよいよ鳥海山が近づいてきました。これは望遠レンズで撮った写真。

裾は紅葉してますが中腹は鮮やかさがありません。そして天頂には雲が・・・

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拡大してみる。

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あらー・・・山頂手前は雪景色だね。きっとあの雲の中は雪かなんかでしょう。

秋に高山へ行こうと思ったら本当に雪山じゃないと危ないよな。天候に留意してうかつに入らないようにしないと。

 

またしばらく吹浦口方面に進むと周囲を展望できる場所にでました。

おお・・お?どうやら最盛期ではないようです、あんな綺麗なのになぁ。

俯瞰的に見るってのは大事なんだね、まぁ綺麗だったから一切問題ないんだけど。

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紅葉はもちろん楽しいですが晩秋も味があります。なんといっても晩秋になったら木の形が見える!

冬にも見えるだろうって思うかもしれませんが冬だとここまで来ないですし、街にある木よりずっと巨木だから迫力が違います。これだけ見ると木って結構エグい形してるな。

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ここからちょっとだけ進むと吹浦口です。駐車場のほかの祓川ヒュッテという登山の起点があり、鳥海山への玄関口になってます。が、猛烈に寒い。気温だけじゃなくて風の強さがハンパじゃない。

たぶん単独峰特有のものだと思う。私は地元が山梨県の河口湖というところで富士山の五合目へよくつれてってもらったが、あそこの植物は強風がおなじ方向から吹くので枝がすべてそちらへ流されて生えている、ホントだぞ!※ちなみに写真はみつかりませんでした、残念

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上は散策路の様子。散策路の先に登山道があるが、今回はそこをぐるりと回ってきただけ。

展望台に着きました。展望台ってのはそこから見下ろす景色を見るもんだけどそれはさっきの写真と大きく変わらないからここでは省略。代わりに見下ろす方とは真逆の見上げる側を写してみた。

後ろにたたずむのが鳥海山、遠望に捕らえたときからずっと曇っている。あの冷気が山風と一緒に降りてくる。おかげでめちゃくちゃ寒い。火花散るんじゃないかってくらい歯をガチガチしながら根性で昼食。寒すぎて「このおにぎり寒いな」とかわけわからない日本語使いそうになる。今日登山しなくて本当によかった、撤退じゃー!!

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帰りも散策路を行く。このウネウネした木がまた異様な出で立ちで歩いていて楽しい。

別の星に来たみたい。

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ここの散策路は湿原を抜けておしまい。尾瀬っぽいけど尾瀬とはやっぱり違う。

尾瀬のあのだだっ広さはきっとあそこしかないだろうな・・・

しかし、こっちはこっちで絨毯みたいに見えていいな。

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そんなことを見ながら湿原をよく見る。

風で植物が一方向に倒されて絨毯みたいになってる。

 

過言ではなく風が四六時中吹いてるんだろうね。ここはちょっと厳しすぎる環境ですな。

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強風に靡かれる枯れ草に見送られて吹浦口を発つ。またいつかの夏にお世話になりに来ます、グッバイ。

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来た道を下る。やっぱり高度を下げると景色がぜんぜん違う。

陽が落ちるまでにはまだ時間がある。途中で見た分岐点を進んでそっちの紅葉も堪能しておこう。

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「法体の滝」とある。ふむ、聞いたことないな・・・

バイクでツーリングするときは思いつきで角を曲がるのもいいけどたいていはスポットを決めてそこを目指す。紅葉を巡ることをコンセプトにした時点である程度調べてはいたけど、秋田県は子安峡と抱返り渓谷くらいしかチェックしてない。そこがまだ紅葉してないからここらへんをうろついてるわけだが・・・

 

まぁ、行って見ようか。ケータイの電波も通じない、行くだけ行って駄目だったら帰ってこよう。

道を進む。

 

法体の滝へ向かう道は常緑樹(針葉樹)が多く茂り、背の低い広葉樹との組み合わせがまた一品だった。

針葉樹の大人しめの緑が紅葉をさらに引き立てる。

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途中通過した橋から撮影した。これは紅葉をダイナミックに撮れた。

完全に風景に助けられましたな。

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そこからまたしばらく単気筒の振動を感じながら峠道を走る。紅葉が綺麗なのでストップ&ゴーになってしまうが、今日はもうほかに行くつもりもないのでそれでいい。

きれいなところばっかりでなかなか進めない。幸せなことだ。

途中レンズカバーがコロコロ転がって川へ落ちたがなんとか回収できた、危ない危ない。

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とはいっても、ぜんぜんつかねーな、と思い始めたころ遠くに滝が見える。そして音が聞こえる。

これは豪瀑に違いない。

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駐車場に着く。昭和レトロなお店がお出迎え。大音量で演歌が流れている。

「能登は冬です~♪」みたいないぶし銀の声が滝の音と競り合いながら延々と流れ続ける。

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一方、滝のほうは・・・

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駐車場から見るとこんな感じ。近くに橋まであって景観がすばらしい。

ってか、紅葉が最盛期だった。秋田の人は今週末の予定にここを考えてもいいんじゃなかってくらい綺麗。

 

感動のあまりバイク装備のまま近づく。川縁を彩る紅葉。

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そしてこれが法体の滝。・・・すげえ!

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遠くの空には雨雲があるけど手前は晴れていて滝に虹がかかっている、絶景。

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滝を取っていると後ろから「悪いけど撮ってくださ~い」という声が聞こえる。

おばちゃん集団はデジカメに収まると橋の先を登っていった。

 

おお!先もあるんだ!?

バイクに戻り装備をおいて仕切りなおす。ミシュランマンはここでは正直暑すぎる。

 

バイクに戻る途中広場を吹きぬけた風に落葉がついてくる。

木枯らしとはよく言ったものだ。

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駐車場に戻ってからまた撮影。橋上の人間のサイズからこの滝の大きさがわかると思う。

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橋を渡り、紅葉が近づいてくる。川に目を落とすと太陽がきらきらと輝いていた。

撮ったときはいけると思ったけどやっぱりフレア出ちゃった、ごめんなさい。

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石とコンクrでできた階段を歩く、木々の隙間から見える秋色が最高に気持ちいい。

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で、着きました。展望台。

上からの眺望はやっぱりいい。紅葉の中に滝が浮いて見える。

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滝を撮影するとき三脚を立ててシャッター速度を遅くすることで水の流れを表現する技法がありますが、

私はこういう豪瀑について、流さずにむしろキレキレにとったほうが迫力が伝わるんじゃないかと思います。

という言い訳で三脚は立てない、こいつでどうだー!

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ジョジョじゃないけど常にドドドドドドドドドド!って音なってるからね。

周りはサンライトイエローオーバードライブって色だけどね。

 

来た道を戻る。西日を弾く川縁の紅葉が眩しい。朝は曇りだって予報だったけどいい出会いがあったなぁ。

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法体の滝を去り、来た道とは別の道で秋田市を目指す。

すぐに民家は見えたがなにしろケータイの電波が立たない。ここにいる女子高生とかどうすんだろなー。

村で一番高い電波塔の近くがバリサン(死語)で友達とメール打つためにママチャリでそこまで行くんだろうか、とか無駄な妄想をしながら通過。対向車とか一切来ないから妄想くらい多少はね?

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ここを超えたらまた峠、あの集落冬には孤立しそうだな。

こっちはまだまだ緑色だけどもうじきここも絶景になるんだろう。

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今日も今日とて漫画喫茶に泊まります、便利だし時間うまくすれば安いからね。

今は青森の蔦沼の紅葉ピークを狙ってウロチョロしてますがそこを見たら南下します。

ってか、蔦沼の紅葉ピークが週末に当たりそうで絶望してます、まぁ、より多くの人が紅葉のピークを見れるのはすばらしいことなんだけれども。

 

明日は栗駒山に行ってみたいと思います、比較的暖かいみたいなので。

それでは、みなさん。よい一日を。

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2 Comments 日本(JPN)

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2 Responses to “十四日目:鳥海山グリーンライン+法体の滝”

  1. いや、綺麗だね紅葉!!
    ブログ更新がんば!

  2. >>やまと
    自然の色の鮮やかさに驚かされるよ。
    サンキュー!がんばる!

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