みなさん、こんにちは。東北ってすげー広いんだって実感中の宮下です。

前日、晩秋というかほぼ冬に入りかけてた栗駒山に登って「あれ?紅葉を追ってないな?」と思い、
岩手県の南から青森の十和田湖周辺まで一気にやってきました。今乗ってるバイクは250ccの単気筒ってやつで振動がハンパないです。
振動がハンパないとどういうことになるかというと疲労がたまりやすく、高速に乗ると手がしびれ、そして何よりケツが二つじゃなくて
四つに割れそうになります。

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東北道で一気に北上します。有料道路を使わないって縛りを作って旅をしている人もいますが、撮影時間を考えると日中の時間を確保する必要があるのでガンガンワープしちゃいます。その分ケツが消耗しますが・・

 

ここは岩手県にある紫波のサービスエリア。紅葉はここまで降りてきてました。

紅葉にもいわゆる「見頃」の時期は時間がちょっとだけあって、私は見頃になったばっかりをお勧めします。

見頃の最盛期に見れたら一番いいんですが、その日にお休みがジャストでとれるかっていったらなかなか難しいです。また見頃の終わりかけに行くと色づいた葉ももちろんあるんですが木枯らしに吹かれて枝が目立つのでどこかさびしい紅葉になります。だったら前倒しして緑の中によく色づいた葉が散見される見頃の初期を狙ったほうが色合いを楽しめる気がします。
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ほかの方のブログ見てると結構食べ物とかをあげてますね。そのほうが旅情を掻き立てる感じがしました。

 

私なんぞ食べ物に関してたけのこの里しか上げてませんからね。

そこで食べますよ!こびる焼き!

「こびる」は方言で「小昼(おやつ、休憩)」のことだそうです。大判焼きの中にグルグル巻のソーセージが入ってます。

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味は見たまんまでした。大判焼きとしょっぱい焼きソセージのコラボレーション。

期待は裏切らないけど予想は超えてこない、そんなジャンクフード。

 

途中「畑(はた)」というPAにも寄りました。「高速の中に畑(はたけ)があるぞー!」と小学生みたいなテンションの上がり方でしたが、普通のPAだったので缶コーヒー飲んであとにします。ここも紅葉が綺麗。

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しばらく走った高速を降ります。おケツは小破というところでしょうか。

下道に切り替えてまた走ります。高地は晩秋だけど麓は今からが最盛期って感じです。

 

個人的にはこのくらいの中で鮮やかな赤がたまにあるくらいが好きですが。

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途中十和田湖の展望台に寄りました。ただ全体的に曇っていたので全景は撮影せず。

光が当たった場所だけズームして撮影しました。十和田湖を見下ろせる展望台付近は紅葉が終わりかけてましたが水面の近くはまだ紅葉が見頃といったところでした。

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展望台を過ぎ、湖畔沿いの快走路を走ります。上から見たとおりこの辺は今が見頃でした。

いい時期に十和田湖に来れたなぁ。

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時折十和田湖に目を移すと湖面にたゆたう光の反射が紅葉の合間から見えてなんともいえない気持ちになります。

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で、奥入瀬に到着。奥入瀬渓流は十和田湖から焼山まで続く14kmの渓流みたいです。

今までツーリングでいろいろな渓流に行ったりもしましたが、ここ奥入瀬は日本の渓流に多く見られる急流って感じがあんまりしないところでした。もちろん「阿修羅の流れ」と呼ばれるような急場も存在しますが、車を沿道に停めて散策できる範囲では平坦で穏やかな印象を受けます。

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で、肝心の紅葉はというと・・・

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まだでした。始まってはいるんですが奥入瀬渓流を主題にして撮影しようとするとまだまだ緑の葉が多い状態。同じ木でも上のほうは色づいてるんですが、やっぱり水周辺は気温が安定しやすいのかもしれない。温度差がないと色づかないもんね。

 

魚の遡上を阻止する銚子大滝。ちょっとだけ黄色いかなってところです。

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ちなみに夏の北海道でさくらの滝近くに行ったらぜひ見に行ってください。

わんさかサケが遡上してます。かなりの高頻度でジャンプするので見ていて飽きないし、動物園で飼いならされたトラを見るより生命の強さみたいなのを感じることができると思います。

北海道 さくらの滝 ジャンプ1 北海道 さくらの滝 ジャンプ2

ちなみに奥入瀬渓流はいろいろな滝が接続される川なので川縁を歩いているとすぐに滝が見れます。

これは通りがかった白布の滝。滝は全部で13種類だかあるらしいです。

全部で13種類!とかいうとガチャガチャみたいですね、あれ?ガチャガチャって知りません?

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このあと奥入瀬の奥にある蔦沼というところにきました。

途中切り返しでバイクを倒しましたが、荷物フル積載でも車体を起こせることが判明しました。

今後安心して横倒しにできそうです(違)

 

蔦沼はよくJTBとかのツアーが組まれてる紅葉で真っ赤になるところですね。

カメラやってる人間は太陽光の中の最も赤が強く出る日の出を狙って集まるもんですが、私が着いたのはビジターセンターもしまりかけの夕方。人影もおらず、薄暗い道を一人でトボトボ歩くことになりました。

で、着きました。森の中で風が吹かず、大きな池に反射した紅葉が綺麗。

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駐車場で会ったニコンもったおっちゃんに言わたんですよね、ピークまでは三日、四日かかるよって・・・

これはこれで綺麗なんだけどやっぱり真っ赤の状態が見たいんじゃー!

撮影しながらたけのこの里を食います。なんでそんな持ってるのかというと先日の栗駒山で多めに買ったたけのこの里がリュックに入ってたというだけなんですが・・・

 

たけのこの里をかじりつつ撮影をしているとだいぶ真っ暗になってしまいました。登山装備なので手持ちのライトもヘッドライトもありますが、やはり夜の森は不気味だ(写真拡大してください)。

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人間の本能で夜はヤバイ!ってなってますからね。しかもこの森妙に静かなんですよ。

紅葉は最盛期とはいえないものの気温は低く虫の鳴き声も聞こえません。まぁ、紅葉で大事なのは温度差だもんね。落ち葉を踏む自分の足音だけが聞こえてきます。

 

こういう時って妙に振り返りたくなりますよね。赤いコートの女がーとか、人間の体が組み合わさった何かがー、とかそういう怖い話もありますけど、やっぱり背後から視線みたいなのを感じるふうに感じるわけです。

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別に幽霊とかは信じちゃいませんが妙に背後が気になります。

これで何かいても暗闇で走って逃げると池に落ちたり、道に迷ったりするかもしれません。

変に冷静な自分がいます。

 

見ないほうがいい。見ることで自分がそこに何かいると思ったことを証明してしまう・・・

でも、振り向かずにはいられません。

おそるおそる・・・

おそるおそると振り返るとそこには・・

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たけのこの里だー!!!

 

・・・怒りました?ひょっとして怒りました?

これだけ引っ張っといてたけのこの里ですからね、まぁ怒られても仕方ありません。

でも、チョコレートにはストレスを緩和する作用があるので、イラッと来た方はぜひたけのこの里を食べてください。

 

あれだけいた中国人を乗せた大型の観光バスや県外のマイカーもまったくいない十和田湖湖畔を走ります。

街灯も一個もないので本当に真っ暗。ただ、時折木々のアーチがなくなる場所から湖面に映る月が綺麗に見えます。

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しばらく走って展望台から空を見る。街灯がない分星空が綺麗。

 

満点の星空の下周りに人がいないってのはなんとも言えない気持ちよさがあります。

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次の日は土曜日で紅葉もマックスじゃないんで秋田市の大館まで走ってダラダラ過ごそうと考えてました。

次の日になるまでは・・・
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2 Comments 日本(JPN)

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2 Responses to “十六日目:青森県 奥入瀬・蔦沼”

  1. 素晴らしくきれいですなーー。
    もらったCBでミヤシーとツーリングしたくなってきた・・・。

  2. >>keesky
    すげー綺麗だよね、そろそろそっち行くんじゃないのかな。
    最近バイク乗ってる?またツーリング行こうぜ^^

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