みなさん、こんにちは。旅の途中にも関わらずバイクを整備に出してダラダラぬくぬくと過ごしている宮下です。
この日記は10月25日のものです。
この日は岐阜県の白川郷(しらかわごう)、そして福井県の九頭竜湖(くずりゅうこ)に行ってきました。前日に何も成さぬ一日を過ごしていたのでちゃんと行動しようという謎の使命感に燃えておりました。
その無駄なやる気のせいで朝の六時台に白川郷に到着。
白川郷は1976年に重要伝統的建造物群保存地区とかいうやたら長い名前の地区に指定されて保護が始まったそうです。雪深いこの地域では屋根上の過度の積雪を避けるために、屋根の傾斜が非常にきつく設計されています。その姿が合掌する時の手の形に似ていることから「合掌造り」と呼ばれていることはあまりにも有名。その独特の景観は世界的に見ても珍しく、1995年に世界遺産として集落ごと世界遺産として認定されたらしい。なので今でもこの一帯の集落には実際に生活を営んでいる人々がいます。
その建造物群を一望できる場所が荻町城跡展望台というところに向かう。この展望台は車で行けるんだが人気スポットにも関わらず道幅が狭く、それでいて観光バスもガンガン通るので休日の陽が高く登っている間は通行に注意が必要だ。とはいっても集落の主要路から車で5分くらい。
早朝にも関わらず展望台の傍にある駐車場は車で埋まってました。やっぱり人気の観光地は休日とはいえ賑わいが違う。バイクを停車して展望台へ。眺めはいいものの朝早かったこともあって陽の入りがイマイチ。
一旦、展望台を下りて銭湯で朝風呂を浴びることに。
早起きした余裕もあって朝風呂がホントに気持ちいい。
ぬるま湯に浸かりながらゆっくり時間が経っていくのを待ちます。
そして・・
気づいたら一時間半くらい寝てた・・・
これは早起きが帳消しのパターン、油断しました・・・
まぁ、でも油断するために風呂に入りにいってるので起きて喉がカラカラだったこと以外は良しとしましょう。
でも、喉がカラカラなのは全然良くないのでコーヒー牛乳を買います。
昔、給食で瓶牛乳がパック牛乳に切り替わったときはショックだったなぁ、なんて思いながら一瞬で飲み干します。おいしいけど正直もうちょっと量を多くしてほしい。
時間もそれなりに経っていたのでさっきの展望台へ戻ります。九時にはなっていないくらいの時間でしたが、明らかに人や車の数が増えてました。ちなみに陽が入るとこんな感じです。
ちょうど画角に鮮やかな植物が多かったのでそれっぽい感じですが向こうの山とか若干ハゲかかってました。ピークは先週かその辺だったんだろうなぁ、紅葉のピークは難しい。
そこからしばらく走って白川郷の散策地域までやってきました。
ここはバイクの駐車代が実際はタダなのですが、景観を守る目的で係員が200円の協力金を集めています。まぁ、こういうところではよくあることだし、好きな時間停めて200円なら安いものなんでここは気持ちよく払います。
小腹が減ってたので駐車場横の売店で飛騨牛コロッケをゲット。牛肉の味が濃くてうまー!!
観光案内所で案内のパンフレットをゲット。英語版のほか、中国語、フランス語、タイ語なんてのもありました。世界遺産に登録された観光地でもより多国籍にやさしいところだなぁ。ちなみに観光案内所の紅葉は色が落ち始めてました。
駐車場から白川郷に行くにはこの橋を渡らないといけません。この橋は吊り橋ですが丈夫に作られていて全然揺れないのでパンフレットを見ながらテクテク歩きます。
橋を渡ると合掌造りの集落が出迎えてくれます。
お土産屋はもちろん、普通の住居も多くあり、そこで暮らす人々が使う道を散策することができます。ただ紅葉は全然ない。たまに出遅れたカエデがあるくらいで集落にある背の低い広葉樹はほとんど散ってました。
集落らしく立派な神社がありました。高い杉に囲まれて日陰になってまが、そこがまた神社っぽくて風情があります。
お参りの去り際に光が差し込んできました。一か所だけ光が差し込むのって綺麗ですよね。
その後、古民家群の間を抜けながら集落を一周。途中で農作業する方なんかも見かけました。
たぶん一日に三百回くらい挨拶されてそうなんでここはそっとしておきます。
全部合掌造りじゃなくて瓦の家もありました、ここだけですが。
日本昔話に出てきそうな光景ばっかりですな。こういう落ち着いた色の風景だからショッキングピンクやヒョウ柄を着た中国からのご婦人がめっちゃ目立ちます。むしろ金髪青眼の欧米人の方が服の色が落ち着いていて風景に馴染んでる感じでした。
集落の途中にある国定重要文化財の建物は新宿駅くらい混んででたので入らず。その横を通る水路を撮影してました。
うまく説明はできないけどこういう風景っていいよなぁ。
紅葉は全然なかったんで秋のもう一つの代名詞コスモスと合掌造りを撮って撤退。
2月の週末には雪に覆われた白川郷がライトアップされるそうです。紅葉の季節は終わってしまうけど冬の白川郷っていったらそりゃ風情がありそうなのでぜひ行ってみてください。そんで感想聞かせてください。
グッバイ、白川郷。
そこから福井県の九頭竜湖へ。
九頭竜湖は九頭竜ダム建設とともにできた人口湖で広葉樹林が群生する山々に囲まれているため、福井県の紅葉スポットとして非常に有名なところです。
この紅葉についてTwitterで数日前に満開だったとの報告を見たことから、次の目的地をここに。
白川村から国道156号を南下して御母衣(みぼろ)ダム湖の脇を抜けます。
ここも若干ハゲかかってました。九頭竜湖の紅葉がどれだけ残ってるかわかりませんが、まぁ走るだけです。
ここから少し行った林や峠道は紅葉真っ只中。日向(バイクだとあったかい)と日陰(バイクだと寒い)に一喜一憂しながら距離を稼ぎます。
それでもそこかしこに点在する枯れ木の下をくぐり、防災工事を彩る紅葉を尻目に、見晴らしのいいストレートでたまに休みながら・・・
到着した九頭竜湖は・・・
ザ・晩秋って感じでした・・
ってか、風がめっちゃ強い。明らかに山に囲まれてるのに海辺みたいに風が吹き付けてくる。
こんだけ強いと紅葉の色が落ちる前に物理的にふっとばされて枯れ木三昧になったんだろうなぁ。
三日前くらいのツイッターでは満開だったけど残念です、紅葉あるある。
でも、ダムだからそこからの景色はすばらしく、ダム湖反対にある放水側はこういう景色が広がってました。濃い緑は針葉樹林なので色はつきませんが、黄緑のほうはもう一週間もしたら大分鮮やかになりそうです。
この九頭竜湖ダムは来客に力を入れてないみたいで自販が数個あるくらいのところなので見るもの見たら正直やることはありません。
ダムの脇にある歩道を歩いて駐車場を後にします。
駐車場で会話した地元の方は「ここは満開だと本当にすごいのに兄ちゃん惜しかったなぁ」と言ってました。
ダム湖の山がみんなハゲてたってことはそこが広葉樹林だからってことですからね、最盛期は一面色づくんだろう。
またいつか来るぞ、九頭竜湖。
そのまま少しずつ陽が落ちてきて峠を走っている途中で夜に。雨もぱらついてきました。
この辺は箱根の旧道みたいにきつい峠ではなく、なだからカーブが続く山間の道ばっかりなんですが地元の車がすさまじい勢いで飛ばします。街頭もなくライトに照らされた反射板だけが光る道を高速の法定速度くらいで走ってました。小雨もぱらついてるのでそんなのに付き合ってはいられませんがバイクを抜くときも脇スレスレを遠慮くなく飛ばしていきます。いやー、怖かった・・・あいつらなに目指してんだ・・・
とりあえず事故もなく福井県福井市に到着。
明日は朝日デジタルで赤兎山という福井県と石川県の県境にある低山が見頃という記事をみたのでそこに向かおうかと思います。
それでは!
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なにがすごいって、紅葉を追いかけて旅してるのもそうだけど、ブログを続けてるのがすごい。
おれなら旅は続いてもブログはすぐ挫折するわ。そんで毎晩言い訳の文面を考える夢にうなされる。
楽しく読んでるので続けてね!
>>まっつん
コメントありがとう!ブログは続けてるけど毎日できるわけじゃないんだよなぁ。
継続は力なりっていうけどそもそも力ないと継続できないということを実感中。
俺も強迫観念みたいなのはちょっと感じてるよw楽しんで読んでもらえたら何より^^
いい写真撮るぞ!