みなさん、こんにちは。渓谷と峡谷の違いを最近知った宮下です。
この日記は11月2日のもの、旅に出てから33日が経ちました。
日本縦断もようやく半分くらいには来たかな、日本ってメッチャ広い。
これからダラダラした神奈川県を発ち、西の方へ向かう予定です。
とはいっても、日が上がっているうちに今がピークの紅葉の名所にたどり着くのはかなりツライ。
胸中は富山の黒部峡谷に行きたいんだけど、そこへ行くまでにはかなりの時間が必要だ。
なので近場で紅葉がはじまったくらいのところに寄って、次の日に黒部峡谷を目指そうと思う。
調べた結果、静岡県の奥大井湖上駅と夢のつり橋が候補に上がった。このふたつは静岡県の中央部・川根本町にあって車で30分ほどしか離れていないため、一度に回ってしまうのがお得なのだ。景勝地というかどちらかというと秘境的な扱いでその名前も相まってテレビで幾度となく放送されている(だからもう秘境ではないか・・・)
この二つは初見ではなく2015年の春に訪れた。
その時の写真がコレ。
奥大井湖上駅
夢のつり橋
今は紅葉の季節で赤や黄色の色とりどりな景色を見て回っているが、新緑の季節もすごく色鮮やか。
緑って一言で言ってもこんなに色んな緑があるのかってくらい。新緑で山が色づくことを「山が笑う」とする表現があるらしい。考えた人はうまいこと言うなぁ。
ここに向けて午前中には神奈川を出発したものの・・・到着は二時くらいになっちゃった・・・
まぁ、静岡は広いですから。東海道新幹線に乗るとほんとずーっと静岡だからね。
私もそう感じたことあるって人はクリックお願いします!
これは奥大井湖上駅近くの鉄橋から撮ったもの。
ここに来たときには光が若干黄色がかってたように感じた、二時くらいだったかな。
日が傾くと川を挟む山際の片方は必ず日陰になる(最悪両方日陰になる)
もちろんシーンによるけどこと写真では早起きが三文の得なんだよなぁ、と感じる。結局起きれないんだけどね。
ここからしばらく走ると春に来た展望スポットにたどり着く。この展望スポットのいいところは車で行けるところ。ってか、道から見下ろす形になる。
空が白くなった写真を選んだのは雲の隙間から差し込む日光の斜線が湖面をところどころ照らしてたをハッキリ見せたかったから。クリックで拡大してもらえると綺麗さが伝わりやすくなると思う。
この駅、実は歩いていくことができる。この展望スポットから20分ほどかかるが鉄橋には歩道もあり、スタンドバイミーみたいに線路上を電車から逃げなくていい。
まぁ・・・駅自体には本当に何にもないんだけどね・・・
というわけで駅まで降りませんでした。この時点で二時半とかだったからね、次に行かないと時間がヤバい。
次は夢の吊り橋じゃー!
夢の吊り橋ってすごい名前だよね。名前の由来は調べたけどわからなかった・・・誰か知ってたら教えてください。
夢のつり橋のある寸又峡(すまたきょう)は奥大井湖上駅の展望スポットと違ってちゃんと観光地化されている。入口には有料駐車場や売店が揃っているし、中にはソフトクリーム買えば駐車場はタダで使っていいって店もあった気がする。
入口から入るとおばちゃんたちが寸又峡保全のための募金を募っている。谷間はすぐに日が落ちるので写真を撮り終わったあとにしよう、と言い訳して今回は素通り。小走りで観光客を抜きつつ橋へ向かう。
入口から歩いて10分くらいはかかるかな?紅葉の間に見えるのが夢の吊り橋。全長90m、水面からの高さが8mだそうだ。これがまた結構揺れるんだよ。
これはズームレンズでちょうど葉が色づいたとこを拡大して撮りました。全体の印象としてここも奥大井湖上駅周辺と同じく、まだ見頃の時期になるかならないかくらい。ただ紅葉の仕方ってその年の朝夕の温度差によって決まるから、ひょっとしたら今年はこれで最盛期と呼べるかもしれない。いや、違うかもしれない。
結局終わってみないとわからないのが紅葉のピーク(最盛期)なんだよな。
夢の吊り橋がかかる川はエメラルドグリーン。川底に花崗岩が多く、それでいて適当な深さだと太陽からの光が川底から帰ってきたとき、緑色の成分が残るらしい。ちなみに水が深すぎると海と同じような色になる。黒部峡谷にあるダム湖もこれと同じ事情で鮮やかなエメラルドグリーンをしているそうだ。
階段を下り、橋を目指す。途中林の隙間から川の向こう岸を見ることができた。
やっぱりまだ紅葉し始めだなぁ。もうしばらく待てばエメラルドグリーンの水面と真っ赤な紅葉の対比が楽しめそうだ。
橋の手前まで来た。
この橋は吊り橋でその長さも長いため、一度に10名以上渡らないでくださいと書いてある。
ハイシーズンには観光客がたくさん来るのですぐに順番待ちの列ができる。順番を待っている間、橋の横にある小さな広場でみんな写真を撮る。まぁ、こんなもんだろ、と思ったら前撮影したときと同じ構図だった。
この橋はGW、そしてこの紅葉のシーズンには一方通行となる。すれ違うスペースがないわけじゃないんだけど、下が丸見えでしかもかなり揺れるため、なるべくそうしたくないんだろう。
キャイキャイ言いながらみんな橋を渡っていく。
でも、俺は知ってるんだ。この先に何があるのか・・・
とは行ってもいかないわけにはいかない。
前に来た時も橋の揺れなどどこ吹く風で写真を撮っていたらスタッフのおじいちゃんが橋を揺らしながらニコニコ近寄ってきた。どうも怖がらせよう楽しませようとしていたらしい。
そう、これはやさしさなんだ。この夢の吊り橋はカップルが中央で愛を誓うとそれが永劫成就するといわれるいわばカップルの聖地的な扱い。そんな場所で、平日の夕方近く、学生のカップルに混じって登山の格好をした男が黙々と写真を撮っている。長い年月に培われた豊かな知識、経験、それをもってして憐憫の情が生まれたのかもしれない。
今回も同じだった。向かいからおじいちゃんが笑顔でドスドス橋を揺らしながら近づいてくる。
そして言いたい。
「揺れて写真が撮れねぇ」と・・・
ガソリンスタンドでルーレットが当たった8円返金の件を思い出した。
おじいちゃんのやさしさを置き去りに橋を渡りきる。
そしてこの仕打ちである。
まぁ、あっという間だよ。舗装された階段300段なんて登山と比べりゃ屁でもないぜ!
・・・
・・・
・・・・ふぅ
・・・一回休憩しよう。
人間って目標設定が高いとそれに応じて頑張れるよね。
そんで目標設定が低いとそれに応じて頑張れないの。
あれ?俺だけ?
このあとえっちら坂っていうのがありました。えっちらおっちらのえっちら、ね。これがえっち坂に見えた奴は心がゆがんでるので募金とかしてください。(この看板のわきにベンチがある)
最後に紅葉に萌える飛龍橋を臨む。夢の吊り橋を渡り、石段を登って、この飛龍橋を渡るのが周回ルート。
結構時間かかるから心配だったけどギリギリ大丈夫だった、よかった。
この橋も三脚を使って撮ったから明るい感じになってるけど日も落ちてかなり暗い中を駐車場まで戻ることに。奥大井湖上駅まで歩いてたらこの写真は撮れなかったなー。
そのあとバイクに跨り岐阜県の可児市まで問題なく進んだ。
お前にとって大切なものは何か?と聞かれたら「車間距離」って即答できるくらい気を使ってるからなー。
今後も大切にしないと。
明日は黒部峡谷鉄道を目指そうと思う。
それでは!
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