みなさん、こんにちは。師走に入って三日目、年賀状とかどうしようか迷い始めた宮下です。

ってか、日本広いです。体感でめっちゃ広い。

四国とかあっという間だと思ってたけどそんなことまったくないですからね。それはまぁ、早いところここを抜けたいって気持ちがあるからなんですが・・・

 

よし、遅れてるしサクサク行こうか!

この日は京都二日目、あいにくのお天気ですがダラダラ見ていきましょう。

お天気があいにくなのはバイクだけで写真撮るなら小雨の日とか雨上がりとかはすごくいい時間だと思います。日照量は少ないけどしっとりした感じになるからね、億劫になるけど前向きに出かけたいところです。

 

今日は最初に貴船神社(きふねじんじゃ)に行きます。このあたりの住所は貴船と書いて”きぶね”と読むそうです。でも、貴船神社は水の神様なので濁らせないためにわざわざ”きふねじんじゃ”と読むのだそうです。水を扱う神様なので調理関係の仕事とか水を扱う商売の繁盛を願う人が全国から来るんだって。

昔は晴れを祈るときには白馬が、雨を祈るときには黒馬が奉納されたらしいですが、実際にはその負担があまりにも大きいため、木の板に馬を書いて奉納していたそうな。それが願いを書いて奉納する”絵馬”の発祥と言われているらしい。そういえば清水寺もお守りの発祥の地らしいですよ。

 

ほう、由緒あるところですな。

 

京都市内より若干北東の郊外に位置するこの神社にたどりつく道は細く、それでいて観光客がたくさんいるので全然バイクが進まない。駐車場もよくわからなくて奥の院がある最奥まで行ったんだが、バイクはそこに無料で停めることができた。

 

順番的に逆になっちゃったけど奥の院から見ますか。

手水舎でお清め、寒い中を走ると外気に触れてる水がちょっと暖かく感じる。

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いきなり奥だけど参拝しちゃおう。信心は特にないのでお参りするところが何個もあるんだったらここだけでいい気もする。

 

ちなみにいつもお願いすることはない。旅の安全や健康は自分で管理するものだし、家族の健康はその家族が自分でやることだ。じゃあ、世界平和か?いやいや、水の神様だっつってんだろ!

・・・

中国人がこれ以上日本の水源を買いませんように。

 

外国人はいきなり日本の土地買えないんだけど何十年か借りてるとそこを購入できるようになるからね。日本の土地でありながら海外のものになっちゃうのは良くない、ここは貴船の神様にひと肌脱いでもらってそれを阻害してもらいたい。人の足を引っ張ろうとする大人になってしまった・・・

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睨みを利かせる狛犬。狛犬もいろんなタイプがあります。神社仏閣は建築様式なのでびびるくらい同じ感じに作られてるんですが、狛犬を作るルールってたぶん少ないのかな?中央向くとか、お座りしてるとか、そのくらいの緩い印象。いろんな狛犬がいるからね、どこの神社も。

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これは・・・ご神木を祀っているのかな、葉がついていたらさぞ見事だったろう。

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境内にたたずむ巨木の数々。太い幹もさることながら生したコケが長い年月をより感じさせる。

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奥宮だけじゃなくて入口のほうもちゃんと見ますか。さきほど車両の通行を阻害していた観光客の一人になって道を進む。下の写真は近くの公園、ここは色づいてた。

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貴船神社の横には貴船川が流れており、その道なりには何件もの風情ある食事処がある。

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その食事処にはどこも川床(貴船では”かわどこ”、ほかの地域ではかわゆかと読むこともある)と呼ばれる屋外で川のよく見える位置に座敷を作り、料理を提供する場所がある。暑い夏の日とか良さそうだよねー、あそこで冷えたお茶と羊羹とか食いたい。

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入口に来ました。あ、これよく見るやつや!

きっと外人にこれは日本の道です、とかって見せたら「アメイジング!」とか言われそう。

人が歩いてると一気に道っぽいからな、タイミングを狙って撮らせてもらいました、道コレクションがまた増えた。

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上に上がるも紅葉はすでに終わり、それでも人はすごく参拝には行列が出来てた。ネットでセカンドオピニオンまで用意して見ごろだったのに・・・まぁ、しゃあないか。ちなみにお守り各種は斬新だった。

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バイク仲間に買おうと思ったがこれはさすがにポップすぎる。ST250とかCB400には着かないな・・・モンキーだったら似合うが。

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馬の像もあったんだけどそのときはそれが重要なものだとは気付かず・・・割愛です!

境内から去るときに門を撮影してたんだけどセコムのシールが目立つのなんの。

たとえばローソンは水色がチームカラーみたいになってますが、京都では景観に配慮して茶色だったりします。セコムもそういうのしたらいいのにって思いますが、こればっかりは抑止力で目立たなきゃいけないのかなー。

 

次の目的地は三千院(さんぜんいん)という場所です。ここも非常に古くからある神社で青蓮院や妙法院とともに天台宗の三門跡寺院の1つに数えられているらしい。山号(さんごう)は魚山、山なのに魚って・・・山号ってのは仏教の寺院につけられる名前だそうです。

 

じゃあ、三千院ってのは結局どこの名前なんだよ!と思いますが、それは調べてません。もやもやしながら夜を過ごしてください。

入口付近の紅葉、散ってはいるが色は乗っているのできれい。一斉に紅葉が来ないってのは残念でもあるけど救いでもある。

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入口近くの茶屋。屋根がすごいことになってる、何年前からあるんだよ・・・いや、意図的にこういう風に見せてるだけなのか?これ、ゲストハウスとか作るとき木組みの場所にコケを群生させれば、めっちゃ歴史あるみたいに見せられますね。

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拝観料を払って建物の中に入る。これは一般の人が書いたものかな?いろんなものがコンピュータ化されてるけど書道はできないと思うね。いや、きれいにフォント化したり、ペンタブの強さで筆独特の表現を描写するものはあるかもしれないけど。私が習字を習っていたときに感じたあの筆の微妙に思い通りにならない暴れ具合が、たまにいい感じに見えたりするんです。まぁ、私が下手なだけかもしれませんが。書道もまたやりたいなー。

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鬼の掛け軸。すごいよマサルさん!っていうギャグ漫画で走るときに「だばだば!」という擬態語とともに足がにょろにょろなるんですがそれと一緒ですね。って、わかんないか。

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建物から造園を見る。紅葉自体ははちょっと物足りない感じがしますが、それでもやはり計算された庭は美しい。こっちの絵のほうがいいのか・・・

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それともこっちの池が入る構図のほうがいいのか・・・うーむ。

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三千院はとにかく苔が美しい。モスグリーンって色のモスは苔って意味なんだけど、この庭はモスグリーンのグラデーションをそこらじゅうで堪能できる。苔って繊細そうだから、管理とか大変だろうな。

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お、いました。ここ三千院はほっこりするようなお地蔵さまが苔の中にたたずんでいることで有名な場所。ネットでみたほっこり地蔵を散策じゃー!

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いいなー、くつろんでいんなー。たらこ唇だなー。

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拝観者を見守るお地蔵さま。

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見る角度によって夫婦に見える。なんとなく左が夫で右が奥さん。

角度によって印象が違うのは表情が柔和だからかな。完全に怒ってたらそこに解釈の余地なんてないもんな、絶妙。

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このお地蔵さまもやさしい顔してんなー。穏やかだしね。

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お地蔵さまゾーン1を抜けました。アレ!?ネットでいつか見たお地蔵さまいねーな・・・次のゾーンか。

紅葉の風景を撮って次へ進む。

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境内の近くで何か燃やしているんだろうか。煙が立ち込めてきたが、絵だけみると霧がかってきたように見える。枯れ木と相まってちょっと怖いな。

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通ってきた順路の奥に紅葉がある。でも、こういうところから出て撮影すると迷惑だからやらない。これはこれで道が撮れたし、いいんじゃないの。

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お地蔵さまゾーン2へ突入。この道は私の中で結構いい感じの”道”ですよ、絵になる道。

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誰かがお地蔵さまの頭に花弁を乗せたようだ。

・・・

かわええな

 

ちょっとハイアングルから。

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ローアングルから。

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そしてアイレベル。

パーフェクトでかわいいね、君は!

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その隣の笠をかぶったお地蔵さま。

ここにもモミジが・・・

誰だ全く!

 

・・・

いい仕事するなぁ

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ふかふかであったかそう。さっきのお地蔵さまと近くで寄り添うように佇んでいた。癒されます。

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美しいモスグリーン、やっぱ緑好きだわ。今度マクロレンズ買ってこの色を構成する何かを撮ったりもしたいなー。

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出口付近、菊の御紋とモミジ(散りかけ)

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葉のある部分だけ光を当てて撮ると紅葉満開!万歳!って感じになる。

何度こういう写真にだまされたことか・・

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境内を出てお土産通りを下る。この辺はまだ紅葉が残ってるんだよなぁ。

明らかにさっきの場所と数メートルと高さは違わないし、風もこっちのほうが強く吹くはずなのに。

あらためて紅葉の難しさを実感。

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ここから歩いて寂光院を目指します。徒歩20分くらい。ちょっとあるけどこういう道が歩けるんだからすぐですよ、すぐ。

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風情ある建物はお土産屋さん、この下にバス停があり、三千院を訪れる観光客がよく通るお土産通りなのだ。

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川にかかる広葉樹。色づきこそ少ないが、当たった光を受けて紅葉でなくてもその美しさを誇示していた。

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空、秋の空だなぁ。曇っておもしろいよなー。
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雲に裏表があるかはわかんないけど、地上から見る雲と空から見る雲って大体同じ形なんじゃないのかな。あ、雲の写真集ってのがあって雲好きにはお勧めです。

★雲の写真集★

着きました、寂光院。寂光院は平清盛の娘である建礼門院ゆかりの寺です。境内で住職に聞いた話だと、壇ノ浦で平家が負けたとき、この娘も運命をともにしようと身を投げたらしい。ところがどっこい、源氏の連中がそれを引っ張り上げて、孤独の生還。絶望の淵にありながらも、家族・そして平家一門の供養に生涯を費やしたそうな。それがこの場所。

 

悲しい話だけど、この建礼門院って名前なんとかなんなかったの?

 

なんなの、このあふれる建造物感。名前がカックカクじゃん、親父の平清盛より堅そうじゃん。

 

まぁ、私のせいで悲壮感が薄れましたが、そういう悲しいストーリーがある場所が寂光院。そこのネーミングセンスはすごいいいんだけどなぁ。

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正面。窓が目に、扉が口に見える。・・・建礼門院様もこういうご尊顔だったんじゃなかろーな?

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陽も落ちてきている。今日はここを見て終わりですなー。

バイクで写真撮りながら旅すると一日に周れるのは良くて三つって感じですな、それ以上だと早朝に訪れるか夜景を撮るかしかない。でも、そんな行動するとさすがにやばい。仕事じゃないからストレスもプレッシャーもあんまりないかと思いましたが、旅には旅のストレスやプレッシャーがあります。”せっかく来たんだから”、この言葉がどうもストレス源の原因みたいなんですが今のところ対策がわかりません。考えられる対策は時間を多めに取ることなんですが、時間的・経済的な兼ね合いからなかなか難しい。

 

ってか、たまの観光は心身ともにリフレッシュになりますが、毎日毎日知らない土地で行動し続けるのは予想以上に消耗する。日本でこれだから海外をバイクで旅するなら移動か観光のどちらか、または両方を削る必要がありそうだ。

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最後に紅葉の映えるアングルでパシャリ。

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やっぱり紅葉の聖地といわれるだけあって京都はどこも綺麗です。

全国から訪れる人がいるものわかるなー。

 

明日から神奈川へ行ってしばらくダラダラします。

といっても、それはもう遠い過去の話で日記が長く滞ることはないと信じたい(切実)

 

それでは1

 

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