みなさん、こんにちは。ヒゲを全然剃ってない宮下です。
ヒゲって全然思い通りに生えませんね。キレイに生えそろうとかじゃなくてなんというか密度が足りないんですよ、普段は薄いほうがいいとか思ってましたが、伸ばし始めるとも「むしろもっと生えろよ」とか思います。人間っていうのは自分の体にも自分勝手です。旅が終わったら一度キレイに剃らないと。
この日は滋賀県に来ました。
今日の目的地は鶏足寺(けいそくじ)という場所です。ニワトリの足って・・・すごい名前ですが本堂へ続く石段の脇から天井のように広がる紅葉とその落ち葉が一面を赤く染める場所だという。
ただ、調べた限りだと見ごろは終わってるので、あんまり期待せずに次に来たときスピーディーに写真撮影できるようロケハンしにいく感じですな。
駐車場にバイクを停めてお寺を目指す。この手前の池みたいなのなんなんだろ、どこにでもありそうだけどほかと違う場所ってそこら中にあるよなー。
歩いて5分くらいかな、鳥居前に到着。う・・・わかってたけど散ってる。
鳥居をくぐって中に入る。でも、ここは鶏足寺じゃなかった。
鳥居があるってことは一般的には神社じゃないんじゃないかって思いますが、高尾山の薬王院みたいな寺なのに鳥居があるところもありますからね。初見だと入ってみないとわからない。
神社の境内を抜けて畑の間を走る道路を歩く、途中薬草を育てている区画があってトウガラシも育てられていた。へー、こうやって生えるんだ。
10分ほど歩くと道沿いの色が黄緑に近い色から濃い緑色に変わっていく。
薄暗い森のようになった杉並木を抜けるといよいよ鶏足寺の石段が・・・
Oh…やっぱり散ってますな。葉が落ちている分、階段に色がついているかと思ったけど、観光客に踏まれて残念な感じになってました。ただ、石段の両側からしだれてくるモミジの枝はそれこそ天井のように続いていたのでこれで満開だったら相当なものだろう。
興味がある人は「鶏足寺の紅葉」で検索してほしい。
とりあえず着たからには石段を登って本殿にお参りする。上から見ると階段脇に広葉樹があるだけでそのほかは神社仏閣らしく杉ばかりが生えていた。
鶏足寺にはまた来よう。今度来た時は綺麗に撮りたいな、それまでにまた修行しないと。
駐車場を出て次の目的地を目指す。琵琶湖のとなりを抜けて京都方面へ。
琵琶湖の周遊道路で気になる表記があったのでバイクを停めた。
「超急カーブ」
前方にあるのは旅館みたいなので宿泊客が万が一の不幸に見舞われないようにあえて書いてるのかな。ちなみに普通のカーブでした。
琵琶湖湖畔。でか過ぎてどう撮っていいかわからない、秋っぽくススキだけ入れてみました。
この辺は山あり湖ありで周りの景色がコロコロ変わって走っていて楽しい。
滋賀県も紅葉の名所はいくつかある。鶏足寺のほかに有名な場所としてこの金剛輪寺がある。
特にライダーたちに人気なのがこのバイク地蔵だ。由来は・・・調べてもでなかった。
立派な門をくぐって境内に入る。今日は紅葉をぜんぜん撮れてないからな、ここで撮っていかないと!
入り口で拝観料を払って奥へ進む。その道がすでに美しい紅葉。よかった・・・これで今日も安心して寝れる。
風情ある景観、角を曲がるたびに違う景色が見えていちいち写真を撮ってしまう。
しばらくいくとおべべを着けたお地蔵さまが脇にズラーっと並ぶ道につながる。千体地蔵というらしい。
水子供養だろうか。
ひたすら地蔵が続く道を歩く。昼だからなんともないが夜に一人で歩きたくはない場所だ。
美しい苔の間に佇むお地蔵さま。そこに日の光が射し込むとやさしい顔が照らされてこちらも表情がほころぶ。おかげで長く続く坂道もあまり苦ではなかった。
千体地蔵の坂を抜けるといよいよ本堂や三重の塔がある広場に出る。
杉林の濃い緑に目が慣れていたから紅葉で色づく景色がよりいっそう鮮やかに見える。
これは本堂の大悲閣、国宝である。正面からだと紅葉が写らないので側面から撮影。
本堂は国宝なのであとでゆっくり見るとして紅葉が周りにある党へ近づく。当たり前だが角度によってぜんぜん紅葉の入り方が違う。見つけました、残念角度。
グルグル回って一番それっぽいところを探す。
うーん、ここかな!ここってことで手打ちにしとくか!(適当)
本堂へ戻る途中、紅葉みたいなダウンを着たおばさまが二人。
写真栄えするので背後から撮らせて貰った。季節の色でいいよね、素敵だと思います。
さきほど本堂を撮ったところで丁寧に撮り直す。うむ、余は満足じゃ。
本堂は見ました、ジロジロ見ました。でも、うまく撮れませんでした(哀)
来た道を戻る。あばよー!
バイク地蔵にお参りして次の目的地へ。神社仏閣は密集してたりするので一日でたくさん参拝できる。
つまり写真が大量になる。いいことなんだけど大変や。
次に来たのは西明寺。さっきの金剛輪寺からバイクで10分くらいじゃなかったかな。
門をくぐると立派な庭があるが、紅葉はあんまりしてなかった。
その一角にシャチホコを発見、瓦にはこんな感じで乗ってるんだなー。
また小さな門をくぐると新たな庭が。庭がいっぱいあるパターンの寺みたいだな。
ここは葉の色が変わらない樹木ばっかりだったけど池もあって美しい景観だった、雪とか似合いそうな感じ。池にはネットが貼ってあって鳥が魚を捕るのを防いでるみたいだった。
どんどん奥へ進む、だいぶ暗くなってきたので急がないと。
こういう何気ない道も好きです。うかつに過ぎると記憶に残らなかったりするのでちゃんと撮影。
隙間から紅葉が見える境内。ちなみに一番紅葉が綺麗なのはこの角度でした・・・
もう時間もだいぶ押してたんでそろそろ宿へ向かわないとな。
本堂をササッと見て退散、国宝らしく立派な建物でした。ちゃんと建築とか歴史とか勉強して具体的な感想まで落とし込めるようになったらどんなに楽しいだろう。
帰り道、美しい苔の中にモミジの落ち葉が道を作っていた。
日本の秋は目線の高さだけじゃなくて上も下も美しいよなー、ありがたや。
この日はさほど寒くは感じなかったけど地域によるものなのか日によるものなのか正直わからない。
次の日はようやく京都だったかな。
見てくれてありがとう!
それでは!
ブログランキングに参加してます。クリックするとランキングが上がる仕組みなのでクリックお願いします^^
Facebookにもページを作りました、よかったら見て行ってください^^
https://www.facebook.com/mitiwotabisuru
この間、ついに我が故郷の京の都に居たと思ったら、またさざなみの志賀ですか。今度は白髭神社の対岸側、湖東三山の古寺回り、ちょっとずれなければチャリの私と山門辺りで会っていたかもしれませんね。バイク地蔵の横でソフトクリーム食べてたかも。
阪神はあまり知りませんが京滋は私の青春時代を過ごした所。落葉の中の古寺の甍、苔むした境内や枯山水の庭園など、いっぱい見て来て下さい。いや、記憶の必要はありません。
記憶のように脳を使うのではなく、無意識のうちに染みこむ心象を培って下さい。20年も前、「天に飛鳥なく地に走獣なし、ただ白骨をもって道標となす…」50度の熱風のタクラマカンで法顕のこの文を思い出しながら、私は日本の晩秋の古寺ばかり思い出していたものです。貴君もきっと、海外の風の中で我が国の風を思い出すことでしょう。 忠爺
描画が素晴らしいねぇ。良い風景ばかりにみえるよー。
>>keesky
コメントありがとう^^いいところの写真ばっかり貼ってるから(笑)
たまにFacebookにあげてる写真見てます、フィルムカメラいいね^^
今度また写真撮りにいこうぜ!
>>今井先生
コメントありがとうございます^^天気予報と相談しながら動いていて、京都・滋賀・大阪・奈良は近いのにもかかわらず天気が全然ちがったりするので行ったり来たりになってしまいます(笑)近いところを回っているのになかなか会えませんね、やっぱり世間は狭いようで広い!
京滋で青春時代を過ごされたのですね、なんだかうらやましいです。
無意志のうちに染み込む心象・・・旅をしていると言葉にできない不思議な感覚は数多くあります。
意識すると消えてしまいそうな、なんとも捕まえにくい感覚なのですが、いつか自分の中で力を持つと信じることにしています。
タクラマカン・・・過酷な場所へ行かれたのですね。私も旅をしていて核心に近いものの中に、この旅で感じたことが今後の人生でふとしたときに心が帰る場所になるだろう、というものがあります。海外のどこへ行って、日本のどこを思い出すのか、今は楽しみで仕方がありません。