こんにちは、予定を詰めすぎたせいで働いていたときより忙しい宮下です。
昨日土曜日は多くの場所で快晴だったみたいですね、みなさん楽しめたでしょうか。

私は金曜日の夜、栃木県は宇都宮に住んでいる友人宅に転がり込んでいました。
この日は前日に行った尾瀬ヶ原にある至仏山という山に登ります。休日が重なった友人も巻き込んで日本百名山のひとつの紅葉を見に行きます。

現段階で走行距離の表示は11932km。

まぁ、宇都宮からまず遠いんですけどね、二時間ちょいくらい。
この辺はフツーにツーリングです。友人はスズキのST250、250同士いろは坂のワインディングは楽しいです。

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色づきはじめて少し経ったかなって感じです。あと一週間もすれば赤・黄・緑に変わってトイレ争奪戦が起こるくらい混み混みになるんだろうな。タイミングが合えばまた来よう。

金精峠や中禅寺湖を越えて尾瀬入り口の片品村を目指します。金精峠の標高は2000mを越えていてとにかく朝は寒いです。七時くらいに通過しましたが、ライダーは冬の装備じゃないと風邪を引きそう。

まだ月が沈みきってませんでした。

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なんだか幸先がいい気がしてきた、ってのが人間がうまくできてるなぁと思う瞬間です。

ぐんぐん先へ進んでいきます。至仏山はどこじゃー!

 

あ、竜頭の滝紅葉してんな・・・降りるか。

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バイクを停めて橋の上へ。ここは竜頭の滝の看板から上へ上がった場所にある橋です。この川の先に竜頭の滝があります。

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土曜日だというのに小学生の集団に揉まれながら竜頭の滝へ。遠足かなぁ、引率の先生お疲れ様です。

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つきました、竜頭の滝。英語で言うとドラゴンヘッドフォールなのかな?プロレスの技みたいだな。

写真だと赤がわかりにくいですが今が見ごろだと思います。近場の人は足を延ばしてみては!

 

で、話は飛んで至仏山の入口へ到着しました。

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寄り道したりもして11時ごろつきました。

至仏山以外にも唐沢や月山に行こうと現段階で考えています。

こういうと私が山好きの山男みたいに聞こえるかもしれませんが、その逆で山は正直嫌いです。

でも、写真が好きで風景を好んで撮っていくと結局一番きれいなのって山で撮る写真なんですよね(絶望)

 

プロでもなんでもない最近カメラを始めた素人ですが、いい写真を撮るのは当たり前の2つの条件が必要です。

1.カメラ持ってる

2.そこに居る

 

・・・当たり前ですよね。もちろん技術とか知識とかセンスとかはプロなら必要なんでしょうが、素人なら撮りまくることが大事だと思ってます。で、ちょっとずつわかっていく、と。

1.はお金があればなんとかできるんですが、2.は自分でどうにかするしかない。すごくシンプルだけど「その場にいないと写真が撮れない」という当たり前の理由のためにゼーハー言いながら山を登ることになるわけです。もうね、しょうがないよね、自分のわがままだから。

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鳩待峠というところが尾瀬の入口なんですが尾瀬ヶ原を迂回して至仏山に上るルートと鳩待峠から直接至仏山の山頂を目指すルートがあって時間も短くて済む後者のルートを選びました。

 

入山届を出していざ登山!うわー、クソ、登りたくねー。

 

とはいっても友人も一緒なんでそれなりに楽しかったりします。至仏山はちょうど紅葉の季節(狙っていきましたが)で、歩くごとに景色と色が変わって気分はすごくいいです。ただ写真を撮りに来てるってのもあって登山初心者なのに一眼レフとレンズの替えと三脚と・・・筋肉痛と逢瀬を重ねることが決まりましたな。

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きっと植物や樹木の名前、植生を知っていたら本当の意味で紅葉を楽しめるんだろうな。まだまだ先も長い予定だし、ちょっとずつ覚えて物知り爺さんになりたいなー。

しばらくしたら開けました!

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登山道も木道になったおかげでスーパー歩きやすい!いやー、さっきまで愚痴ってたけど紅葉した山最高ですな!

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登ってる途中で尾瀬っぽい高地湿原がありました、バスケットコートの倍くらいの広さ。

昨日歩いた尾瀬ヶ原みたいな開放感はないけど、それでも山の上でこういう場所があるのは感慨深いなぁ。

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ちなみに木道の脇は結構水深があるのでミスはいろんな意味で許されない。

 

至仏山の山頂の前に小至仏山ってのがあるんで、飯を餌にひたすら進みます。

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快晴でほんとよかったな、これで雨とかだったら全く逆の感想になっていただろう。

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そして現れる岩場。まぁ・・・情報として知ってはいたけど機材持ってここか(絶望)

でも、またすぐに木道に戻りました。ビギナーズ安心の難易度。

 

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尾根を進み・・・

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着きました、小至仏山。空に手が届きそうってのはこういうことを言うのかなー、ここで午後一時。写真撮影で何回も立ち止まりましたが初心者特有の後先考えない強歩でコースタイムを維持できました。ここで食うおにぎりはうまかったなー。友人には味音痴と言われたりしますが、食べ物の味ってそれ自体もだけど食べるコンディションによって幸福度全然違いますよね。

よし、腹も膨れたし、至仏山を目指すぞ!

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こんな岩場だらけの尾根を一時間半ほど歩いて歩いて歩いて・・・途中絶景や山ガールに目を奪われながら・・・(山ガールの写真はありません、あしからず)

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何回も「ここがついに頂上か!?」ってアップダウンに騙されながらようやく・・・

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本当にようやく・・・

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着いたぞ、コラー!おっしゃー、見たかー!

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持ってきたたけのこの里が低空気圧のせいでパンパンだ、コラー!

いや、ほんとに絶景でした。ってか、空の青さがすごい。

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遠くに昨日歩いた尾瀬が見える・・・せっかくだからクソ重かったバズーカみたいな望遠で写真を撮る。

あ!あいつはー!!!(画面中央の小さな白い木)

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昨日撮影した湿原の白樺・・・・

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(これは昨日の写真です)

 

たしかにそこにあったんだよなぁ、なんか一致して当たり前なんだろうけどあそこに昨日行ったとかそういうリンクみたいなのがわかると感動するよね。

 

ここでしばらく休憩して下山しました、さらば至仏山。

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帰りは帰りで絶景の連続。登りには登りの絶景があって、もちろん振り返ったりもするんだけど、でもやっぱり見える景色が違う。あと個人的に往路と復路がある場所ではカメラのレンズを行きと帰りで分けてるので撮れる画が違うのが楽しい(たぶんその都度変えるのが一番なんだろうけど正直、一回一回バックパックを下すのはシンドイ・・・)

 

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最後の休憩地点。陽が傾いてくると山の立体感が増す(気がする)。たぶん真上から当たるより横からあたるほうが堀の深さで作られる影の面積が大きくなんだろうか。

この時間の山は本当にキレイ(注:膝は笑ってます)

 

 

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来た道を下山します。バイク乗りは来たときと同じ道を通るのを避けたがる傾向が強いように思いますが、こと登山に関しては帰りの時間の目安にもなるので精神的に楽な気がしました。

そしてついに・・・

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文明だー!!!

うぅ・・・すげー楽しかったけどすげー辛かった。現段階の計画だと明後日には長野県の涸沢に登らなくてはなりません(白目)

 

とりあえず今は労をねぎらうのだ!

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鳩待峠について花豆ソフト(400円)。これをなめて集中力回復!バイク乗りのオッサンがSAでソフトクリームを見かけるのも同じ理由です。いやー、楽しかった。

 

この後、夜の峠を二時間半走り、岐阜の草津まで来ました・・・

ライダーハウス「ウィート」に宿泊、8℃しkない峠を走ってきてからの釜揚げは最高でした。

朝から晩まで遊びとおした一日、とは言え明日もあるからちゃんと寝ないと!

 

明日は志賀高原道路を走って長野県を目指します。

みなさんもよい一日を!

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3 Comments 日本(JPN)

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3 Responses to “三日目:群馬県 至仏山”

  1. 快晴すぎて写真で見てても気持ちいいー!!
    なんかたけのこの里と撮ってる写真が「ここがたけのこの里のモデルになった場所です」って言ってるみたいだね笑
    味音痴なのは旅には味方しそうだよね。イギリス軍がどこ行っても強かったのは、自国の飯より不味いものが世界になかったから、とか言う逸話もあるし。

  2. >>まつもと
    コメントありがとう!たけのこの里がけっこう景色に溶け込んでるよ笑
    マジか、イギリス軍ってそんな逸話あるのか(驚愕)、ジョークかもしんないけどねw
    大事なのは食べるときコンディションで間違いない。

  3. バックナンバーを読んでいます。

    至仏山は、ワンゲルに入って最初に登った山ですので山の名前はしっかり覚えていますが、景色は覚えていません。重い荷物に重力に贖い、顔を上げれず、ひたすら地面を見て、ファイト!。ふぁぃと !。の繰り返しでしたから。

    ヨーロッパの宇都宮を基準とした比較も、ここでの宇都宮の大事な友人が
    心にあったからかも?

    グッドラック

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